特定保健用食品

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解説集

上手な利用法

「骨の健康維持に役立つ」表示をした食品

この商品の対象者

このカテゴリの製品は、骨の健康が気になる人が対象の製品です。
一般に、このカテゴリの製品には、骨のカルシウムの維持等に役立つ関与成分を含むタイプと、カルシウムを補給して骨粗鬆症になるリスクのひとつを低減するタイプ(疾病リスク低減表示)があり、骨の健康維持に役立つと考えられます。
カルシウムを補給するタイプのトクホを利用するとともに、日頃の運動と適切な量のカルシウムを含む健康的な食事は、若い女性が健全な骨の健康を維持し、歳をとってから骨粗鬆症になるリスクのひとつを低減するかもしれません。
なお、一般に疾病は様々な要因に起因するものであり、カルシウムを過剰に摂取しても骨粗鬆症になるリスクがなくなるわけではありません。

~疾病リスク低減表示トクホ~

関与成分の疾病リスク低減効果が医学的・栄養学的に確立されている場合、次のような表示が認められています。
この食品はカルシウムを豊富に含みます。日頃の運動と適切な量のカルシウムを含む健康的な食事は、若い女性が健全な骨の健康を維持し、歳をとってからの骨粗鬆症になるリスクを低減するかもしれません。
なお、一般に疾病は様々な要因に起因するものであり、カルシウムを過剰に摂取しても骨粗鬆症になるリスクがなくなるわけではありません。

カルシウムの1日の摂取目安量の規格は、300~700 mgです。
 ※一般的なカルシウムの1日の摂取目安量は700~800 mgであり、疾病リスク低減表示トクホはそれを補うものです。

このカテゴリの商品を効果的に利用するには

トクホを利用する前に心掛ける基本的事項やトクホの特徴と利用上の注意(効果的な利用方法)として、以下の内容も参考になります。

トクホを利用する前に心がけましょう

骨の健康に大切なカルシウムは、摂取が難しいミネラルです。平成28年国民健康・栄養調査の結果によれば、どの世代の男女とも、食事摂取基準の推奨量に届いていません。閉経を迎える50代以上の女性については、40代までよりも摂取量が高くなっており、骨粗鬆症予防を意識してか、積極的にカルシウム摂取を心がけている様子がうかがえますが、骨の健康を維持するには、カルシウムの摂取だけでは不十分で、以下のようなことすべてが大切です。
①カルシウムの十分な摂取
②ビタミンD、ビタミンKの十分な摂取
③日光に当たる時間を確保する
④適度な運動負荷をかける(骨量増加のために重要)
骨の健康は一朝一夕では得られません。若年期からの食生活や運動が将来の骨量に影響することを意識して、骨の健康維持・増進に努めましょう。

トクホの特徴と利用上の注意

このトクホには、骨の形成に必要なビタミンKを多く含む製品や、骨からのカルシウム溶出を抑制する成分を含む製品などがあります。カルシウムやビタミンD、ビタミンKの十分な摂取と適度な運動に加え、このようなトクホを併用すると、骨の健康が維持できると考えられます。特に骨の健康に支障を来たしやすい高齢者では、食事量そのものが少なく、摂取できる栄養素の量も少なくなりがちです。食事や運動に併せて上手にトクホを利用しましょう。関与成分には、ビタミンK2、大豆イソフラボン、MBP(乳塩基性たんぱく質)、ポリグルタミン酸などがあります。

「特定保健用食品(トクホ)情報の検索方法」はこちら

関連するガイドライン

骨の健康維持が気になる方は、医師・管理栄養士等の専門家から、「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版」等の情報を参考に、以下のような生活習慣の改善について指導を受けています。

  • 1日700~800 mgのカルシウムを摂取する
  • 同時に食事からのビタミンDの摂取も考慮する
  • カルシウムを多く含む食品(牛乳・乳製品、小魚、緑黄色野菜、大豆・大豆製品)、 ビタミンDを多く含む食品(魚類、きのこ類)、ビタミンKを多く含む食品(納豆、緑色野菜)、果物と野菜、タンパク質(肉、魚、卵、豆、牛乳・乳製品など)が推奨される
  • リンを多く含む食品(加工食品、一部の清涼飲料水)、食塩、カフェインを多く含む食品(コーヒー、紅茶)、アルコールは過剰摂取を避けたほうがよい
  • 1日15分程度の適度な日照暴露も必要である


ガイドラインの検索はこちら(外部リンク)