特定保健用食品

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解説集

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このページへの掲載原稿作成要領について

上手な利用法

「血圧が高めの方に適する」表示をした食品

この商品の対象者

このカテゴリの製品は、正常よりも血圧が高めの人を対象としています。
健康診断等で高血圧と診断された方は、医師・薬剤師・管理栄養士等に相談してください。
なお、このカテゴリの製品は、血圧が正常な範囲内の人が摂っても問題ありません。

「血圧が高めの方に適する」表示をした食品は、原則として、以下の正常高値血圧者及びⅠ度高血圧者を対象として行った有効性試験の結果をもとに作られた製品です。

正常高値血圧 : 収縮期血圧 130~139 mmHg 又は 拡張期血圧 85~89 mmHg
Ⅰ度高血圧  : 収縮期血圧 140~159 mmHg 又は 拡張期血圧 90~99 mmHg
このカテゴリの商品を効果的に利用するには

トクホを利用する前に心掛ける基本的事項やトクホの特徴と利用上の注意(効果的な利用方法)として、以下の内容も参考になります。

トクホを利用する前に心がけましょう

高血圧の原因としては遺伝的要因もありますが、トクホを利用する前に減塩などの生活習慣に気をつけましょう。
①塩分摂取を控える
②コレステロールや脂肪の摂取を控える
③アルコールを控える
④カリウムを多く含む野菜や果物を摂取する
⑤適正体重の維持
⑥適度な運動
⑦禁煙

トクホの特徴と利用上の注意

このトクホの有効性を確認する試験では、二次性高血圧(他の病気が原因で高血圧を引き起こす)の人は除外し、正常よりも血圧が高い人を対象としています。日常生活の中で上記のような点を心がけることで、血圧の低下は期待できます。そのうえで補助的にトクホを利用すると、より効果が得られると考えられます。
関与成分には、ラクトトリペプチド、サーディンペプチド、カゼインドデカペプチド、γ-アミノ酪酸(ギャバ)などがあります。

「特定保健用食品(トクホ)情報の検索方法」はこちら

関連するガイドライン

高血圧と診断された方は、医師・管理栄養士等の専門家から、以下のような生活習慣の改善について指導を受けています。
参考図書:「高血圧治療ガイドライン2019」より改変

  • 減塩:
    [目標] は、食塩6 g/日未満です
    減塩のコツ:
    ・だしの旨味をきかせる
    ・酢や柑橘類など酸味でメリハリをつける
    ・汁物は残す
    ・塩や醤油などの使い方を工夫する
    <例>塩の使い方に関するアドバイス:
    天ぷら
    × 塩をべったりつける のではなく
       ↓ 
    ○ 上からパラパラかけるを意識してみましょう
    天ぷらの画像
  • 食事:
    1) 次の食品は、積極的に摂取しましょう
    野菜や果物、多価不飽和脂肪酸(※1)を多く含む食品、低脂肪乳製品
    (※1)ごま油、亜麻仁油、さけ、さんま、ぶり、いわしに多く含まれます

    2) 次の食品は、控え目に摂取をしましょう

    飽和脂肪酸(※2)やコレステロールを多く含む食品
    (※2)肉類の脂身、バター、ラード、生クリーム、パーム油 (インスタントラーメンに使用) に多く含まれています

  • 適正体重の維持:
    BMI 25未満を維持しましょう
    (BMIの計算式:体重 (kg) ÷〔身長 (m) ×身長 (m)〕)

  • 運動:
    軽強度の有酸素運動 (※3) を毎日30分、または週あたり180分以上行いましょう
    (※3) ウォーキング (速歩) 、軽いジョギング、ランニング、ステップ運動 など

  • お酒は控え目に:
    [目標] は、エタノールとして男性20-30 ml /日以下 (※4) 、女性10-20 ml/日以下です
    (※4) ビール500ml缶1本、日本酒一合、ワイングラス2杯、チューハイ (7%) 350ml
    女性は男性の2分の1、3分の1を目安にしましょう

  • 禁煙しましょう
    受動喫煙に関しても血圧を上昇させるので注意が必要です

ガイドラインの検索はこちら(外部リンク)