特定保健用食品

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解説集

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このページへの掲載原稿作成要領について

上手な利用法

「中性脂肪または体脂肪が気になる方に適する」表示をした食品

「血中中性脂肪が気になる方に適する」表示をした食品

この商品の対象者

このカテゴリの製品は、血中中性脂肪が高めで気になる人を対象としています。
健康診断等で血中中性脂肪の値が高いと診断された方は、医師・薬剤師・管理栄養士等に相談してください。
なお、このカテゴリの製品は、血中中性脂肪が正常な範囲内の人が摂っても問題ありません。

「血中中性脂肪が上昇しにくい」表示をした食品は、原則として、血中中性脂肪が正常高値域にある人又はやや高めの人を対象として行った有効性試験の結果をもとに作られた製品です。

正常高値域 :血中中性脂肪 120~149 mg/dL
やや高め  :血中中性脂肪 150~199 mg/dL
このカテゴリの商品を効果的に利用するには

トクホを利用する前に心掛ける基本的事項やトクホの特徴と利用上の注意(効果的な利用方法)として、以下の内容も参考になります。

トクホを利用する前に心がけましょう

一般に、このトクホは肝臓での中性脂肪合成を抑制したり、小腸からの中性脂肪の再吸収を抑制することによって、血中中性脂肪の上昇を抑えるといわれています。脂質の多い食事の時にこのトクホを摂取するだけでなく、食事内容を見直して脂質の摂取量を抑え、適切な栄養バランスを心がけましょう。

トクホの特徴と利用上の注意

このトクホには食事の時に摂取するタイプと、摂取時間を特に定めていないタイプがあり、関与成分には、EPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)、モノグルコシルヘスペリジン、難消化性デキストリンなどがあります。

「特定保健用食品(トクホ)情報の検索方法」はこちら

関連するガイドライン

血中中性脂肪が高めと診断された方は、医師・管理栄養士等の専門家から、「動脈硬化性疾患予防のための脂質異常症治療のエッセンス」等の情報を参考に、以下のような生活習慣の改善について指導を受けています。

  • 禁煙し、受動喫煙を回避する
  • 過食を抑え、標準体重を維持する
  • 肉の脂身、乳製品、卵黄の摂取を抑え、魚類、大豆製品の摂取を増やす
  • 野菜、果物、未精製穀類、海藻の摂取を増やす
  • 食塩を多く含む食品の摂取を控える(6 g/日未満)
  • アルコールの過剰摂取を控える(25 g/日以下)
  • 有酸素運動を毎日30分以上行う


ガイドラインの検索はこちら(外部リンク)

「体脂肪が気になる方に適する」表示をした食品

この商品の対象者

このカテゴリの製品は、肥満度(BMI値)が高めで気になる人を対象としています。
健康診断等でBMI値が高いと診断された方は、医師・薬剤師・管理栄養士等に相談してください。
なお、このカテゴリの製品は、BMI値が正常な範囲内の人が摂っても問題ありません。

「体脂肪が気になる方に適する」表示をした食品は、原則として、肥満度が正常高値の人又は肥満1度の人を対象として行った有効性試験の結果をもとに作られた製品です。

正常高値 : BMI 23kg/㎡以上 25kg/㎡未満
肥満1度 : BMI 25kg/㎡以上 30kg/㎡未満
このカテゴリの商品を効果的に利用するには

トクホを利用する前に心掛ける基本的事項やトクホの特徴と利用上の注意(効果的な利用方法)として、以下の内容も参考になります。

トクホを利用する前に心がけましょう

一般に、このトクホには調理油脂類がありますが、トクホだからといって利用する量が多ければ、エネルギーの摂り過ぎにつながるといわれています。まずは食事内容を見直して脂質の摂取量を抑え、適切な栄養バランスを心がけましょう。
そのほかのタイプでは、トクホに含まれる関与成分に、エネルギーになりやすい成分や脂肪の分解・消費を促進する働きがあり、内臓脂肪の減少を助けるものがあるといわれています。

トクホの特徴と利用上の注意

一般に、この調理油脂類の有効性を確認する試験では、トクホを含めた脂肪摂取量を同年代の平均以下に制限した上で、一般的な製品とトクホを置き換えて結果を得ています。ある試験では、試験期間中の食事は全て栄養士が用意し、適度な運動を取り入れながら、トクホの調理油脂類を摂取させ、同量の一般の調理油脂類を摂取したときと比較しています。つまりバランスの取れた食生活と運動の実施をした条件で試験が行われたことがわかります。トクホであってもその製品を食べさえすれば全ての人で効果が得られるわけではないといわれています。脂質の摂取量を控えた上で従来の製品に置き換えてトクホを適量利用すれば、関与成分がもたらす効果が期待できると考えられます。
そのほかのタイプのトクホでは食事の際に摂取するものと、そうでないものがあります。いずれの場合でも脂質の摂取量を控えた上でトクホを適量利用すれば、関与成分がもたらす効果が期待できると考えられます。
関与成分には、中鎖脂肪酸、茶カテキン、コーヒー豆マンノオリゴ糖、ケルセチン配糖体などがあるといわれています。

「特定保健用食品の上手な利用について」はこちら

関連するガイドライン

BMI値が高めと診断された方は、医師・管理栄養士等の専門家から、「肥満症診療ガイドライン2016」等の情報を参考に、以下のような生活習慣の改善について指導を受けています。

  • 肥満症の治療は食事療法が基本となる。食事療法を実行することで内臓脂肪の減少が得られ、肥満に伴う健康障害の改善が期待できる
  • 体重減少のためには、食事摂取エネルギーの減量が有効である
  • 25 kg/㎡≦BMI<35 kg/㎡の肥満症では、1日の摂取エネルギー量の算定基準は、25 kcal×標準体重(kg)以下である。現在の体重から3~6ヵ月で3%以上の減少を目指す


ガイドラインの検索はこちら(外部リンク)