ゴマを脱脂した後、蛋白質を抽出し分解酵素を作用させて得られるゴマ蛋白質分解物中のゴマペプチド (LVYを含む) を関与成分とする。
レニンーアンジオテンシン系のアンジオテンシンIからアンジオテンシンIIに変換するアンジオテンシンI変換酵素 (ACE) を阻害する作用を有し、血圧降下作用を示すことが報告されている (PMID:16717411) 。
(PMID16717411) Biosci Biotechnol Biochem. 2006:70(5);1118-26.
関与成分の分析は、前処理後、高速液体クロマトグラフィー (HPLC) により行う。
研究1: 対象:正常高値および軽症高血圧者89名 (男性:44名、女性:45名) 。 方法:ゴマ蛋白質分解物 (ゴマペプチド含有) を配合していない茶飲料 (対照飲料) あるいはゴマ蛋白質分解物を125 mg、250 mg、500 mg配合した茶飲料 (被験飲料) を用いた単盲検並行群間比較試験を実施した。2週間の事前観察期間の後、対照飲料あるいは被験飲料を1日1本4週間摂取させた。 結果:身体測定、血液検査、尿検査において、臨床上問題となる異常変動はなく、医師診察においても、被験飲料摂取に起因する有害事象は認められなかった (2007054572) 。 研究2: 対象:正常高値および軽症高血圧者72名 (男性:38名、女性:34名) 。 方法:ゴマ蛋白質分解物を配合していない茶飲料 (対照飲料) あるいはゴマ蛋白質分解物を500 mg配合した茶飲料 (被験飲料) を用いた二重盲検並行群間比較試験を実施した。2週間の事前観察期間の後、対照飲料あるいは被験飲料を1日1本12週間摂取させた。 結果:身体測定、血液検査、尿検査において、臨床上問題となる異常変動はなく、医師診察においても、被験飲料摂取に起因する有害事象は認められなかった。また、被験飲料摂取終了2週間後の血圧上昇は緩徐であり、リバウンド等の弊害は認められなかった (2016185162) 。 研究3: 対象:正常、正常高値および軽症高血圧者61名 (男性:17名、女性:44名) 。 方法:ゴマ蛋白質分解物を配合していない茶飲料 (対照飲料) あるいはゴマ蛋白質分解物を500 mg配合した茶飲料 (被験飲料) を用いた二重盲検並行群間比較試験を実施した。2週間の事前観察期間の後、対照飲料あるいは被験飲料を1日3本4週間摂取させた。 結果:身体測定、血液検査、尿検査において、臨床上問題となる異常変動はなく、医師診察においても、被験飲料摂取に起因する有害事象は認められなかった (1) 。
(2007054572) 健康・栄養食品研究. 2006:9(1);1-14. (2016185162) 健康・栄養食品研究. 2004:7(1);49-64. (1) 株式会社総合医科学研究所 外部委託試験. 2004
研究1: 対象:正常高値および軽症高血圧者89名 (男性:44名、女性:45名) 。 方法:ゴマ蛋白質分解物 (ゴマペプチド含有) を配合していない茶飲料 (対照飲料) あるいはゴマ蛋白質分解物を125 mg、250 mg、500 mg配合した茶飲料 (被験飲料) を用いた単盲検並行群間比較試験を実施した。2週間の事前観察期間の後、対照飲料あるいは被験飲料を1日1本4週間摂取させ、血圧降下作用を検討した。 結果:摂取4週間後に、対照飲料摂取群に比べ、被験飲料500 mg摂取群では収縮期血圧の低下が認められた (2007054572) 。 研究2: 対象:正常高値および軽症高血圧者72名 (男性:38名、女性:34名) 。 方法:ゴマ蛋白質分解物を配合していない茶飲料 (対照飲料) あるいはゴマ蛋白質分解物を500 mg配合した茶飲料 (被験飲料) を用いた二重盲検並行群間比較試験を実施した。2週間の事前観察期間の後、対照飲料あるいは被験飲料を1日1本12週間摂取させ、血圧降下作用を検討した。 結果:被験飲料摂取群は対照飲料摂取群に比べ、摂取6週後および10週後に拡張期血圧の低下が、摂取12週後に収縮期血圧および拡張期血圧の低下が認められた (2016185162) 。
(2007054572) 健康・栄養食品研究.2006:9(1);1-14. (2016185162) 健康・栄養食品研究. 2004:7(1);49-64.