特定保健用食品

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商品詳細

食品名

食物繊維入り粉末緑茶
形態:混合茶
内容量:7.5 g×10本、7.5 g×20 本
関与成分:難消化性デキストリン(食物繊維として)

製造あるいは販売者

株式会社小谷穀粉
住所:高知県高知市高須1丁目14番8号
電話番号:088-882-2645

許可された実際の表示

本品は食物繊維 (難消化性デキストリン) の働きにより、糖の吸収をおだやかにするので、食後の血糖値が気になる方の食生活の改善に役立ちます。

許可された年月

2006年8月30日

許可番号

第766号

適切な利用法

お食事とともに1本をコップに入れお湯を注ぎ、良くかき混ぜて溶かしていただき、1日1本を目安にお召し上がりください。

利用上の注意事項

多量に摂取することにより、疾病が治癒するものではありません。
1日当たりの摂取目安量をお守りください。なお、糖尿病の治療を受けている方や糖尿病の疑いのある方は、医師などの専門家にご相談のうえご飲用ください。本品は、食べ過ぎるとお腹がゆるくなることがあります。

関与成分についての解説

成分の特性
でん粉由来の水溶性食物繊維であり、低粘性・低甘味で水溶液はほぼ透明。耐熱性・耐酸性に優れており、様々な食品に応用しやすい。ミネラルの吸収阻害はなく、FDA (米国食品医薬品局) のGRAS (Generally Recognized As Safeの略称.米国における食品安全性に関する審査制度) にリストされた安全性の高い素材である。
作用・効果および機序
ラットおよびヒトを対象とした各種糖質負荷試験において、難消化性デキストリンは単糖類には影響を及ぼさず、二糖類以上の糖質に対して血糖上昇抑制効果を有することが確認されている。また、in vitro (試験管内で) およびin situ (生体内で) の試験において、二糖類の消化により生じたグルコースの吸収を抑制することが報告されている。これらの結果から、難消化性デキストリンは二糖類以上の糖質の吸収を緩やかにすることにより、食後血糖値の上昇を抑制することが明らかになった。さらに、ヒト試験において、難消化性デキストリンを食事と共に摂取することにより、食後の血糖値上昇を抑制することが確認されている。
この食後血糖上昇抑制効果は、難消化性デキストリンが食物繊維として2.7~16 gで認められている。
出典:
(PMID:1321740) Nihon Naibunpi Gakkai Zasshi. 1992:68(6);623-35.
(1994027466) 日本栄養・食糧学会誌. 1993:46(2);131-137.
(PMID:8396049) Nihon Naibunpi Gakkai Zasshi. 1993:69(6);594-608.
(1993231756) 糖尿病. 1992:35(11);873-880.
(1994190740) 糖尿病. 1993:36(9);715-723.
(1996122582) 栄養学雑誌. 1995:53(6);361-368.
(1994003120) 日本栄養・食糧学会誌. 1992:45(1);21-25.
(1999156837) 糖尿病. 1999:42(1);61-65.
(1) 日本食物繊維研究会誌. 1999:3(1);13-19.
関与成分の分析方法
低分子水溶性食物繊維を含む食品に適用される酵素-HPLC法に準じ、下記の操作を行う (PMID:11990030) 。1. 酵素処理液の調整:各種酵素により炭水化物およびたんぱく質の消化を行う。2. 高速液体クロマトグラム用溶液の調整:イオン交換樹脂によりイオン性不純物質 (たんぱく質、有機酸、無機塩類等) の除去を行い、難消化性デキストリンを濃縮する。3. 高速液体クロマトグラムで定量:得られた高速液体クロマトグラムより三糖類以上の画分中の難消化性デキストリン画分を求める。
出典:
(PMID11990030) J AOAC Int. 2002:85(2);435-44.

安全性に関する評価

人を対象とした試験
研究1:
健常な成人男女10名。
対象者は、空腹時採血を行い、臨床的に問題ない者とし、その後、本商品3食分を単独で一度に摂取させた。
対象者10名について、本商品3倍量摂取後の血糖値及びインスリン値の変化はわずかであり、本商品との関連のある有害事象は観察されなかった (1) 。

研究2:
健常な成人男女19名。
対象者は事前の空腹時採血で臨床的に問題ない者とし、12週間連続で本商品を摂取させ、4週間ごとに12週間後まで検査を行った。本商品は1日3回の食事と一緒に1回につき1食分 (7.5 g) を摂取させた。
被験者19名の血圧、身体計測を含めた被験者背景、血液学的検査、生理学的検査の値について検討した。その結果、血糖値及びインスリン値の変化やその他有害事象を含めて、被験食品が原因と考えられる異常は見られなかった (1) 。
出典:
(1) 日本食品新素材研究会誌. 2005:8(2);119-124.
動物・その他の試験
研究1:
6週齢のSD系雄性ラット40匹を対象とし、難消化性デキストリン (食物繊維として) 9.2~18.3%水溶液を5週間連続投与し、血清総コレステロール、中性脂肪、HDLコレステロール、総タンパク質、カルシウム並びに血清GOTおよびGPTを測定し、飼育終了後、各種臓器 (肝臓、小腸、盲腸、結腸+直腸) の重量ならびに副睾丸および腎臓周囲の脂肪組織重量を測定した結果、難消化性デキストリンの連続投与によって、体重、各種臓器 (肝臓、胃、小腸) 重量、副睾丸および腎臓周囲の脂肪組織重量、血清総タンパク質、カルシウム、血清GOTおよびGPT活性に何ら影響を与えなかった (1994001198) 。
出典:
(1994001198) 日本栄養・食糧学会誌. 1991:44(6);471-478.

有効性に関する評価

人を対象とした試験
研究1:
スクリーニング検査で空腹時血糖が110 mg/dL未満かつ炊飯米300 g負荷後30分の血糖値が130 mg/dL以上の者を選別し、プラセボ食品摂取時に同じ条件を満たした者30名を解析対象とした。
結果摂取後30分時点の血糖値は本商品摂取時に152.2±4.1 mg/dLで、プラセボ食品摂取時 (162.7±4.5 mg/dL) と比較して低値を示し上昇抑制が確認された (1) 。
出典:
(1) 日本食品新素材研究会誌. 2005:8(2);119-124.
動物・その他の試験
研究1:
8週齢のSD系雄性ラットを対象に、ショ糖1.5 g/kg+難消化性デキストリン0.075 g (ショ糖投与量の1/20) 、0.15 g (同1/10) 、0.6 g (同2/5) 、あるいは1.5 g (同1/1) のショ糖30%水溶液を経口投与し、投与前、投与30分後、60分後、120分後における血糖値を測定した結果、難消化性デキストリン0.15 g、0.6 gおよび1.5 g/kg添加条件において血糖値上昇抑制効果がみられ、その効果は0.15 g/kg添加条件 (ショ糖の1/10量) において最も顕著に現れた (PMID8396049) 。

研究2:
3週齢のSD系雄性ラット42匹を対象に、ショ糖約65%の高ショ糖食で2週間予備飼育後、1群は高ショ糖食をそのまま、他の1群は高ショ糖食95部に難消化性デキストリンを5部添加した飼料を8週間連続投与した結果、高ショ糖群と比較して難消化性デキストリン添加高ショ糖群では空腹時血糖値およびフルクトサミン濃度は低値であり、耐糖能障害の程度は軽減された (1993231756) 。
出典:
(PMID8396049) Nihon Naibunpi Gakkai Zasshi. 1993:69(6);594-608.
(1993231756) 糖尿病. 1992:35(11);873-880.

備考

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