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厚生労働省と福岡県が医薬品成分 (タダラフィルなど) を含む製品に注意喚起

更新日:2022/02/01

■注意喚起および勧告内容
2022年1月28日、厚生労働省と福岡県が医薬品成分 (タダラフィルなど) を含む2製品 (下記の一覧参照:写真は福岡県報道発表資料より加工転載) に注意喚起。福岡県は当該製品を使用しないように、また、当該製品による健康被害が疑われる場合は、速やかに医療機関を受診するように勧告。

製品名
(販売サイト記載名)
写真
検出された医薬品成分
Kingsman
(Kingsmanキャンディー)
タダラフィル
Bull’s Power
(ブルファイト東洋の秘薬)
シルデナフィル

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■解説
これは、福岡県による買上調査によって判明した事例。2021年7月~8月にインターネット販売業者16社から購入した16品目 (痩身系7品目、強壮系8品目、便通改善1品目) について検査を行ったところ、強壮を標榜する2製品から医薬品成分であるタダラフィル、シルデナフィルが検出された。現在のところ、当該製品摂取との因果関係が疑われる健康被害は報告されていない。

■関連成分■
タダラフィル (tadalafil)

日本では医薬品 (販売名:シアリス錠) の有効成分として承認。
【適応症】勃起不全
【副作用】頭痛や消化不良。心臓疾患のある人では心臓麻痺や心臓突然死、狭心症、心臓発作などの重篤な症状を起こす可能性もある。
【添付文書上の警告】高血圧及び狭心症の薬である硝酸剤あるいは一酸化窒素 (NO) 供与剤 (ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド等) との併用により降圧作用が増強し、過度に血圧を下げることがあるのでご注意下さい。

シルデナフィル (sildenafil)
シルデナフィルクエン酸塩が医薬品バイアグラ錠の有効成分として1998年に米国で承認。国内では1999年に医療用医薬品として承認された。
シルデナフィルクエン酸塩の適応症と主な副作用は、次のとおり。
【適応症】勃起不全
【副作用】頭痛、めまい、潮紅、消化器不良、腹痛、悪心、下痢など
【添付文書上の警告】高血圧及び狭心症の薬である硝酸剤あるいは一酸化窒素 (NO) 供与剤 (ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド等) との併用により降圧作用が増強し、過度に血圧を下げることがあるのでご注意下さい。

■関連情報
厚生労働省ウェブページ (2022年1月28日) →「医薬品成分を含有する製品の発見について」

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