被害関連情報

  1. Home
  2. /
  3. 被害関連情報
  4. /
  5. 厚生労働省が令和2年度「無承認無許可医薬品等買上調査」の結果を公表

厚生労働省が令和2年度「無承認無許可医薬品等買上調査」の結果を公表

更新日:2021/11/09

■注意喚起および勧告内容
2021年11月5日、厚生労働省が令和2年度「無承認無許可医薬品等買上調査」の結果を公表。健康食品127製品中2製品 (下記の一覧参照:写真は厚生労働省ウェブページより加工転載) から医薬品成分 (シルデナフィル、リドカイン) を検出。厚生労働省は当該製品を使用しないように、また、使用して体調に不安を感じている場合は医療機関を受診するように勧告。

買上都道府県
製品名
写真
検出された医薬品成分
長野県 ミラクルキング シルデナフィル
長崎県 MAGIX MAXX リドカイン

画像クリックで画像拡大

■解説
これは、厚生労働省が各都道府県の協力の下で実施している、いわゆる健康食品の買上調査の報告。37道府県に所在する店舗またはインターネットサイトで販売されている127製品 (強壮系87製品、痩身系20製品、筋肉増強系20製品) を買上げて分析したところ、強壮効果をうたう2製品から医薬品成分が検出された。
現在のところ、当該製品との因果関係が疑われる健康被害は報告されていない。

■関連成分
シルデナフィル (sildenafil)

シルデナフィルクエン酸塩が医薬品バイアグラ錠の有効成分として1998年に米国で承認。国内では1999年に医療用医薬品として承認された。
シルデナフィルクエン酸塩の適応症と主な副作用は、次のとおり。
【適応症】勃起不全
【副作用】頭痛、めまい、潮紅、消化器不良、腹痛、悪心、下痢など
【添付文書上の警告】高血圧及び狭心症の薬である硝酸剤あるいは一酸化窒素 (NO) 供与剤 (ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド等) との併用により降圧作用が増強し、過度に血圧を下げることがあるのでご注意下さい。

リドカイン (lidocaine)
国内では、リドカインの塩酸塩 (塩酸リドカイン) が医薬品として承認されている。
【適応】麻酔および急性心筋梗塞時の心室性不整脈等 (スプレー剤は表面麻酔に使用)
【副作用】血圧降下、不整脈 等

■関連情報
厚生労働省ウェブページ (2021年11月5日) →「令和2年度「無承認無許可医薬品等買上調査」の結果を公表します」

上へ戻る
error: コンテンツが保護されています