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カナダ保健省が未承認製品に注意喚起

更新日:2021/10/26

■注意喚起および勧告内容
2021年10月22日、カナダ保健省 (Health Canada) が店舗から押収した未承認の10製品 (下記の一覧参照:写真はカナダ保健省ウェブページより加工転載) に対する注意喚起情報を公表。カナダ保健省は当該製品を使用しないように、また、使用して体調に不安を感じている場合は医療機関を受診するように勧告。
一部製品の転載のため、詳しくは、カナダ保健省ウェブページ (2021年10月22日更新、英語) をご覧下さい。

製品名
写真
検出された医薬品成分
Rhino 7 Platinum 10000 タダラフィル
3800 Hard Rock
Rhino 25 Platinum 150 K
FX 35000 シルデナフィル
Rhino 99 Platinum 200 K

製品名クリックで当サイト内関連情報表示;画像クリックで画像拡大

■解説
性機能改善を標ぼうして店舗で販売されていた当該製品は、医薬品成分の混入 (上記製品) または表示、あるいは過去に違反製品として摘発された製品と類似していたため、カナダ保健省により押収された。現在のところ、当該製品との因果関係が疑われる健康被害については不明。
カナダでは、販売が許可された健康製品(Health Products)には8桁の医薬品認証番号(Drug Identification Number (DIN))やNatural Product Number (NPN)、Homeopathic Medicine Number (DIN-HM)が表示されているので、カナダ保健省はその表示を確認するように勧告。

■関連成分
タダラフィル (tadalafil)

日本では医薬品 (販売名:シアリス錠) の有効成分として承認。
【適応症】勃起不全
【副作用】頭痛や消化不良。心臓疾患のある人では心臓麻痺や心臓突然死、狭心症、心臓発作などの重篤な症状を起こす可能性もある。
【添付文書上の警告】高血圧及び狭心症の薬である硝酸剤あるいは一酸化窒素 (NO) 供与剤 (ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド等) との併用により降圧作用が増強し、過度に血圧を下げることがあるのでご注意下さい。

シルデナフィル (sildenafil)
シルデナフィルクエン酸塩が医薬品バイアグラ錠の有効成分として1998年に米国で承認。国内では1999年に医療用医薬品として承認された。
シルデナフィルクエン酸塩の適応症と主な副作用は、次のとおり。
【適応症】勃起不全
【副作用】頭痛、めまい、潮紅、消化器不良、腹痛、悪心、下痢など
【添付文書上の警告】高血圧及び狭心症の薬である硝酸剤あるいは一酸化窒素 (NO) 供与剤 (ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド等) との併用により降圧作用が増強し、過度に血圧を下げることがあるのでご注意下さい。

■関連情報
カナダ保健省ウェブページ (2021年10月22日更新、英語) →「Unauthorized products may pose serious health risks」
外国製健康食品の入手や個人輸入等についての注意事項等→「健康食品や医薬品、化粧品、医療機器等を海外から購入しようとされる方へ (厚生労働省作成2012年版) 」

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