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厚生労働省と埼玉県が高濃度の鉛を含む製品に注意喚起

更新日:2021/07/30
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■注意喚起および勧告内容
2021年7月30日、厚生労働省と埼玉県が高濃度の鉛を含む医薬品成分を表示した製品「Penisole」 (右記写真:埼玉県報道発表資料より加工転載) に注意喚起。当該製品との関連が疑われる健康被害が1件報告されている。埼玉県は当該製品を摂取しないように、また、当該製品による健康被害が疑われる場合は、速やかに医療機関を受診するとともに保健所に相談するように勧告。

■解説
インターネットを介してシンガポールから個人輸入した当該製品を、2019年夏頃から使用していた埼玉県在住の1名 (年齢、性別不明) が、2021年2月に健康診断にて貧血と診断された。その後、腹痛、手の震え、吐き気、頭痛等が生じたため医療機関を受診したところ、鉛中毒と診断された。埼玉県が当該製品の成分の調査をしたところ、多量の鉛が検出された。
また、当該製品には医薬品として使用される成分 (Withania Somnifera (和名:アシュワガンダ) 、Hyoscyamus niger (和名:ヒヨス) ) が表示されており、国内で未承認の医薬品であることが確認された。
同製品は以前にも、国内で健康被害が報告されており、静岡県から注意喚起が公表されている。

■関連成分
鉛 (lead)

鉛の毒性としては激しい腹痛、貧血、高血圧、頭痛、全身倦怠感、脳症や腎臓機能障害などがあり、死に至る可能性もある。

■関連情報
厚生労働省ウェブページPDF形式 (2021年7月28日) →「個人輸入した無承認無許可医薬品による健康被害(疑い)の発生」
外国製健康食品の入手や個人輸入等についての注意事項等→「健康食品や医薬品、化粧品、医療機器等を海外から購入しようとされる方へ (厚生労働省作成2012年版) 」

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