特定保健用食品

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商品詳細

食品名

キシリトールガム<ライムミント>
形態:チューインガム
内容量:14粒(21g)他
関与成分:◆キシリトール ◆マルチトール ◆リン酸一水素カルシウム ◆フクロノリ抽出物(フノランとして)

製造あるいは販売者

株式会社ロッテ
住所:〒160-0023東京都新宿区西新宿3-20-1
電話番号:03-5388-5617 0120-302-300

許可された実際の表示

このガムはむし歯の原因にならない甘味料(キシリトール及びマルチトール)を使用しています。また、歯の再石灰化を増強するキシリトール、フクロノリ抽出物(フノラン)、リン酸一水素カルシウムを配合しているので、歯を丈夫で健康に保ちます。

許可された年月

平成27年7月3日

許可番号

第1541号

適切な利用法

1回に2粒を5分噛み、1日7回を目安にお召し上がりください。

利用上の注意事項

一度に多量に食べると、体質によりお腹がゆるくなる場合があります。

関与成分についての解説

成分の特性
キシリトール
キシロースを還元した5炭糖の単糖類アルコールである。
マルチトール
マルトースを還元した二糖類アルコールである。
フクロノリ抽出物(フノラン)
海藻フクロノリから抽出され、硫酸多糖を主成分とする抽出物である。β-D-ガラクトピラノースと3,6-アンヒドロ-α-L-ガラクトピラノースが交互に繰り返した構造を持つ。
リン酸一水素カルシウム
無味無臭の白色粉末であり、分子量は2水塩で172.09、無水塩で136.06である。

【関与成分の構造式】 キシリトール マルチトール フクロノリ抽出物(フノラン) リン酸一水素カルシウム:CaHPO4・nH2O(n= 2, 1 1/2, 1, 1/2又は0)
作用・効果および機序
3つの関与する成分の再石灰化促進作用機序については、以下の様に考えている。 キシリトールがカルシウムイオンのキャリアーとして働き、脱灰層内のカルシウム濃度を高めることによって、深層からの再石灰化を促進する。フノランは表層の再石灰化を促進する。リン酸一水素カルシウムは、カルシウムとリン酸の供給源として働き、再石灰化を促進する。この3つの素材の作用が相補的に働いて、脱灰層全体にわたり強く再石灰化を促進する。
出典:
歯科基礎医学会雑誌、42(6)、560 ~ 600 (2000)
J. Dent. Res., 61, 208(1982)
Calcif. Tissue. Int., 36, 1, 64~71(1984)
関与成分の分析方法
液体クロマト法、イオンクロマト法、比色法、滴定法

安全性に関する評価

人を対象とした試験
キシリトールは、糖アルコ-ル共通に見られる大量投与による緩下作用以外には、投与による悪影響は見られていない (1) (2) 。また、その最大無作用量は単回投与で体重1 kg当り0.3 g程度であり、他の糖アルコールと比較してもその作用は特に強いものではないことが報告されている (3) 。またFAO/WHO合同食品添加物専門家委員会 (JECFA) において1983年、すでに安全性が確認されている (4) 。日本では1997年4月に食品添加物として指定されている。
フクロノリ抽出物の原料であるフクロフノリは、味噌汁の具としても食べられており、そばのつなぎとしても使用されている。
リン酸一水素カルシウムは食品添加物である。各種リン酸塩類の安全性については、JECFAにより評価がなされ、安全性の高い添加物とされている (5) 。
出典:
(1) Int. J. Vit. Nutr. Res. Suppl., 22, 29~51 (1981)
(2) Int. J. Vit. Nutr. Res. Suppl., 22, 53~66 (1981)
(3) 日本食品化学学会誌, 5, 2, 218~225 (1998)
(4) WHO Food Additives Series, No.18, 161~174 (1983)
(5) WHO Food Additives Series, No.17, 151~176 (1982)
動物・その他の試験
キシリトールは、急性毒性試験、亜急性毒性試験、慢性毒性試験等の各種安全性評価試験により安全性が確認されている(1-3)。
フクロノリ抽出物は、既存添加物名簿に増粘安定剤として収載されており、また厚生省が行なっている食品添加物の安全性再評価において、変異原性なしと評価されている(4)。ラットを用いた90日間反復投与毒性試験においても、一般毒性は低いと判定されている(5)。
リン酸一水素カルシウムは食品添加物であり、安全性については、JECFAにより、変異原性試験、催奇形性及び生殖に関する試験、急性毒性試験、短期毒性試験、長期毒性試験、カルシウム、リン及びマグネシウム比率に関する特殊試験等の広範囲な試験データをもとに、総合的な評価がなされ、安全性の高い添加物とされている(6)。
出典:
(1) WHO Food Additives Series, No.18, 161~174(1983)
(2) Metabolism, 22, 7, 885~893 (1973)
(3) Toxicology, 8, 1, 79~85 (1977)
(4) Environ. Mutagen Res., 22, 27-44 (2000)
(5) 食衛誌, 42, 2, 96~101 (2001)
(6) WHO Food Additives Series, No.17, 151~176 (1982)

有効性に関する評価

人を対象とした試験
研究1 
脱灰したヒトエナメル片を固定したoral deviceを用いたヒト試験において、2種類の供試ガムを、1回に2粒噛み、1日7回、1週間続けて評価した結果、マルチトール粒ガムの再石灰化率は27%、当該食品であるフクロノリ抽出物とリン酸一水素カルシウム配合キシリトール粒ガムでは42%であり、当該食品の再石灰化促進効果が最も高かった (1) 。

研究2: 
小型ガラスpH電極を固定した下顎用義歯を用いたヒト電極内臓法により、フクロノリ抽出物 (フノラン) とリン酸一水素カルシウム配合キシリトールガムの非酸醗酵性を評価した。まず、スクロース洗口およびスクロースガム摂取後30分間以内の齲蝕誘発性pH 5.7より低下することを確認した。そして、フクロノリ抽出物とリン酸一水素カルシウムを配合したキシリトールガムでは、摂取後30分間以内にプラーク下pHが5.7以下に下がらないことが認められた (2) 。
出典:
(1) 歯科学報, 101, 11, 1033~1042 (2001)
(2) 内部資料
動物・その他の試験
研究1:
関与する成分の組み合わせによる再石灰化促進効果を in vitro試験で評価した結果、①キシリトール単独では特に深層付近で再石灰化促進効果が認められた。②キシリトールにフノランを加えると、表層にも強い再石灰化が認められた。③キシリトールに リン酸一水素カルシウムを加えると、全層に及ぶ再石灰化の上昇が認められた。④キシリトールに フノランとリン酸一水素カルシウムの両素材を組み合わせると、脱灰層全体で再石灰化が強く促進された (1) 。

研究2:
当該食品の非齲蝕誘発性については、in vitro系による酸産生性試験 および 非水溶性グルカン合成試験により明らかにされている (2) (3) 。
出典:
(1) 歯科基礎医学会雑誌、42(6)、560 ~ 600 (2000)
(2) 内部資料
(3) 内部資料

備考

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