特定保健用食品

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解説集

上手な利用法

「食後の血糖値の上昇を穏やかにする」表示をした食品

この商品の対象者

このカテゴリの製品は、食後の血糖値が気になる人が対象です。健康診断等で高血糖と診断された人は、医師・薬剤師・管理栄養士等に相談してください。 なお、このカテゴリの製品は、食後の血糖値が正常な範囲内の人が摂っても問題ありません。 「食後の血糖値の上昇を穏やかにする」表示をした食品は、原則として、空腹時血糖値又は75gOGTTが境界型の人又は食後血糖値が高めの人を対象として行った有効性試験の結果をもとに作られた製品です。

境界型 空腹時血糖値: 110~125 mg/dL
又は 75 g OGTT2時間値: 140~199 mg/dL
食後血糖値が高め 随時血糖値: 140~199 mg/dL
このカテゴリの商品を効果的に利用するには

トクホを利用する前に心掛ける基本的事項やトクホの特徴と利用上の注意(効果的な利用方法)として、以下の内容も参考になります。

トクホを利用する前に心がけましょう

血糖値を上げにくい食生活を心がけましょう。
①糖質の摂りすぎに気をつける
②食物繊維の多い食品を積極的に取り入れる
③食後に運動する

トクホの特徴と利用上の注意

このトクホの有効性を確認した試験では、一般に糖質と同時に摂取することを条件としています。そのため、糖質と共に摂取した際には血糖値上昇の抑制効果を期待できますが、トクホの単独摂取では関与成分がもたらす効果は期待できません。また、血糖値の上がりやすい人が糖質を摂取する際に、これらのトクホを利用すると効果が得られるという結果は出ていますが、トクホを利用しただけでは血糖値の上昇を完全に抑えることはできません。血糖値を上げにくい食生活を心がけた上でこれらのトクホを利用すれば、さらなる効果が期待できるでしょう。
関与成分には、難消化性デキストリン、小麦アルブミンなどがあります。

「特定保健用食品(トクホ)情報の検索方法」はこちら

関連するガイドライン

糖尿病と診断された方は、医師・管理栄養士等の専門家から、以下のような生活習慣の改善について指導を受けています。
参考図書:「糖尿病治療ガイド2022-2023」

1)食事

  • 腹八分目にしましょう
  • 食品の種類はできるだけ多くしてみましょう
  • 動物性脂肪 (肉類の脂身、ラード、バターや生クリームなど乳製品など)は控えめに
  • 食物繊維を多く含む食品(野菜、海藻、きのこ)をとりましょう
  • 朝食、昼食、夕食を規則正しく
  • ゆっくりよくかんで食べましょう
    食事の際、食べる順番にも気をつけてみましょう
    [1] 副菜 (野菜類) もしくは、主菜 (タンパク質) から先に食べましょう
    [2] その後に主食 (炭水化物) を食べると良いです
  • お菓子、清涼飲料水などの間食は避けましょう

2)運動

  • 日頃から運動をする習慣をつけましょう
    <運動の内容の例>
    ・有酸素運動:歩行、ジョギング、水泳など
     中強度で週に150分以上かそれ以上、週3回以上
     運動しない日が2日間以上続かないよう行う
    ・レジスタンス運動:腹筋、ダンベル、腕立て伏せ、スクワットなど
     連続しない日程で週に2-3回行う
    ・運動時間がない場合
     階段を使う、通勤時に歩行するなど、日常生活に運動を取り入れる

*運動の実施にあたって
 身体の状態により異なるため、かかりつけ医など専門家に相談してみましょう。

ガイドラインの検索はこちら(外部リンク)