特定保健用食品

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商品詳細

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食品名

CO・OPウェルプラスヘルシーコレステ
形態:食用調理油
内容量:600 g等
関与成分:植物ステロール

製造あるいは販売者

日清オイリオグループ株式会社
住所:東京都中央区新川一丁目23番1号
電話番号:0120-016-024 (お客様相談窓口)

許可された実際の表示

この油は、コレステロールの体内への吸収を抑える植物ステロールを豊富に含んでいるので、血中コレステロールを下げるのが特長です。コレステロールが気になる方の食生活の改善に役立ちます。

許可された年月

平成18年7月25日

許可番号

第761号

適切な利用法

普段ご使用の食用油と同じ量でご使用になれます。1日当たり目安量として14 g程度を摂取してください。

利用上の注意事項

多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。

関与成分についての解説

成分の特性
本申請食品に含まれる植物ステロールは、植物の原形質膜の構成成分であり、β-シトステロール、カンペステロール、スチグマステロール、ブラシカステロールを主成分とする、炭素数28~29のステロール類である。市販される食用植物油、特に米サラダ油、ナタネ油、コーン油、ごま油に多く含まれ (約0.5%~1%) 、通常植物油中では、遊離体または脂肪酸エステル体として存在する (1) (2) 。
作用・効果および機序
植物ステロールは食事由来のコレステロール吸収を阻害することにより、血中総コレステロール (TC) および低比重リポ蛋白コレステロール (LDL-C) 低下作用を示すことが広く知られている。そのメカニズムは、植物ステロールが、コレステロールの胆汁酸ミセルへの溶解を阻害する為と一般的に認められている (PMID:13042923) (PMID:6615593) 。
出典:
(1) 生化学辞典 第2版 岩波書店 1990
(2) 油脂. 1997;15042-46.
(PMID:13042923) Circulation. 1953;7(5):696-701.
(PMID:6615593) Biochim Biophys Acta. 1983;732(3):651-658.
関与成分の分析方法
植物ステロールの定量は、5αコレスタンを標準物質に使用し、測定試料中のステロールを試料油脂のけん化分解によりステロール類を濃縮した後、トリメチルシリル体に誘導化して、ガスクロマトグラフにより定量する (1) 。
出典:
(1) 衛生試験法・注解2000 金原出版 2000年

安全性に関する評価

人を対象とした試験
研究1:
ヒトに関しては、4年間以上シトステロールを摂取しても、有害な兆候が認められなかった (PMID:13523821) 。

研究2:
重篤な家族性高コレステロール血症である小児に1日6 gを3ヶ月間投与した場合も明らかな副次作用は認められていない (PMID:1727999) 。

その他の資料:
○男性が21日、女性は28日間の8.6 g/日の植物油植物ステロール摂取によって、腸内細菌の代謝活性や種類、あるいは血清中の女性ホルモンに影響を与えない (PMID:10566877) 。

○植物ステロールエステル (遊離型換算で0.83、1.61、3.24 g/日) を3.5週間投与した結果、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKおよびリコペンの濃度は影響を受けなかったが、カロテンは1.61 g/日の摂取で影響を受けず、0.83、3.24 g/日摂取で11%と19%の低下を示した (PMID:10334658) 。

○「CO・OPウェルプラスヘルシーコレステ」について、通常の調理油を対照として、4週間のヒト摂取試験を行ったところ、1日摂取目安量の3倍である42 g/日 (植物ステロール1.34 g/日) を摂取させても、血清中のビタミン (ビタミンE、レチノール) 、抗酸化物 (βカロテン) に有意な変化は認められず、副次的な作用を与えないことが確認された (2006019584) 。
出典:
(PMID13523821) Circ Res. 1958;6(3):373-382.
(PMID:1727999) Pediatrics. 1992;89(1):138-142. 
(PMID:10566877) Food Chem Toxicol. 1999;37(11):1127-1138.
(PMID:10334658) Eur J Clin Nutr. 1999;53(4):319-327.
(2006019584) J Oleo Sci. 2003;52(4):205-213
動物・その他の試験
研究1:
植物ステロールの長期摂取の影響
研究の対象:ラット
研究の方法:5%β-シトステロールを含有した食餌を8、18、22ヶ月間摂取
研究の対象:イヌ
研究の方法:0.5、1.0 g/kg (B.W.)/日のβ-シトステロールを8、22ヶ月間摂取
研究の対象:ウサギ
研究の方法:4%のβ-シトステロールを含有した食餌を842日間摂取
結果:すべての試験において、投与中および屠殺後の血液学的、組織病理学的に毒性的変化は認められなかった (PMID:13523821) 。

研究2:
植物ステロールエステルの90日間経口摂取
研究の対象:ラット
研究の方法:植物ステロールエステルを8.1% (w/w) 含有する食餌 (6.6 g/kg (B.W.)/日) を90日間経口摂取
結果:投与中および解剖所見ともに毒性的影響は認められなかった (PMID:10456681) 。

その他の資料:
〇「CO・OPウェルプラスヘルシーコレステ」の急性経口毒性
研究の対象:ラット
研究の方法:「CO・OPウェルプラスヘルシーコレステ」を5000 mg/kg (B.W.) を単回投与
結果:一般状態にも特記すべき変化はみられず、毒性的影響は認められなかった (1) 。

〇「CO・OPウェルプラスヘルシーコレステ」の90日間反復経口投与
研究の対象:ラット
研究の方法:「CO・OPウェルプラスヘルシーコレステ」を3000 mg/kg (B.W.)/日を90日間反復経口投与
結果:雌雄各群ともに死亡例はなく、一般状態、体重、食餌量、臨床検査、病理学的検査に異常、毒性的影響は認められない (1) 。
出典:
(PMID13523821) Circ Res. 1958;6(3):373-382.
(PMID:10456681) Food Chem Toxicol. 1999;37(5):521-532.
(1) 日清オイリオグループ株式会社 社内報告書 2002

有効性に関する評価

人を対象とした試験
研究1:
植物ステロールのコレステロール低下効果について用量依存性を検討する。
研究の対象:健常人男性被験者67名
研究の方法:3群 (植物ステロールを各々0.039 g、0.286 g、0.445 g) にランダム割付け、二重盲目、プラセボコントロール、群間平衡比較で4週間の試験を実施。
結果:総コレステロール、LDL-Cについて2、4週目の高用量群は、対照群、低用量に比べ群有意な低下が認められた (2006019587) 。

研究2:
「CO・OPウェルプラスヘルシーコレステ」の血中コレステロール低下作用を確認する
研究の対象:62名の健常男性被験者
研究の方法:2群 (試験油14 g中には主要な植物ステロールを0.445 g含む。対照油には同様に0.039 g含む) にランダム割付け、二重盲目、プラセボコントロール、群間平衡比較で12週間の試験を実施。
結果:コレステロール濃度が高め (200<総コレ) の被験者において、植物ステロールを強化した試験油は対照油に比べ、総コレ (10.3%、P<0.05) 、VLDL-C (22.5%、P<0.01) 、RLP-C (24.7%、P<0.01) 有意に低下させた (PMID:14505991) 。
出典:
(2006019587) J Oleo Sci. 2003;52(6)285-294.
(PMID:14505991) Asia Pac J Clin Nutr. 2003;12(3):282-291.
動物・その他の試験
研究1:
植物ステロールのコレステロール低下効果、遊離体とエステル体の効果の同等性確認
研究の対象:ハムスター
研究の方法:対照油、遊離植物ステロール (FPS) 油または植物ステロールエステル (PSE) 油を10%含有するコレステロール0.2%添加飼料を、ゴールデンシリアンハムスターに2または4週間摂取させた。各油脂はそれぞれ0.36%,3.71%,3.69%のFPSもしくはFPS換算のPSEを含有する。
結果:摂取4週目において、FPS食とPSE食を摂取させたハムスターの血清総コレステロール濃度は、対照食摂取群と比較して有意に低かった。同時期のnon HDLコレステロール濃度とHDLコレステロール濃度の比については、すべての群間で有意差は無かった (2006019585) 。
出典:
(2006019585) J Oleo Sci. 2003;52(5)229-237.

備考

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