乳果オリゴ糖は、ビフィズス菌によって選択的に資化される。
乳果オリゴ糖は善玉菌の代表であるビフィズス菌や乳酸菌のような有用菌に選択的に資化され、腸内菌叢を有用菌優勢に変化させる。その結果、便秘傾向者の排便状態が改善される。
(1993233072) 澱粉科学. 1991;38(3)249-255.
高速液体クロマトグラフ法
(1) 消食表第139号 (平成27年3月30日)
研究1: 37名の便秘を自覚する女子大学生を対象に、乳果オリゴ糖含有飲料 (375 mL:乳果オリゴ糖として9 g) を一度に摂取させた結果、被験者37名中1名に水様便 (下痢症状) が認められたが、症状は一過性、軽度であり、健康状態に対する影響は認められなかった。
(2016151354) 健康・栄養食品研究. 2002;5(3):1-9.
研究1: 37名の便秘を自覚する女子大学生を対象に、乳果オリゴ糖含有飲料 (125 mL:乳果オリゴ糖として3 g) を2週間摂取させた結果、摂取開始1週間後に排便回数、排便日数、排便量がプラセボ飲料飲用期間と比較して増加した。また、摂取開始2週間後に、37名のうち任意に選んだ7名の糞便内菌叢を調査したところ、総嫌気性菌に対するビフィズス菌の占有率はプラセボ飲料飲用期間と比較して増加した。
(2016151354) 健康・栄養食品研究. 2002;5(3):1-9.