特定保健用食品

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商品詳細

食品名

タカナシヨーグルトおなかへGG!
形態:はっ酵乳
内容量:100 g
関与成分:ラクトバチルスGG株

製造あるいは販売者

高梨乳業株式会社
住所:〒241-0023神奈川県横浜市旭区本宿町5番地
電話番号:045-361-1141

許可された実際の表示

本品は、生きたまま腸に届く乳酸菌ラクトバチルスGG株の働きにより、おなかの中の良い菌を増やし悪い菌を減らして、腸内の環境を良好にするよう工夫したおなかの調子を食品です。

許可された年月

平成11年6月4日

許可番号

第225号

適切な利用法

1日あたり100 g (GG株:140億個以上) を目安にお召し上がりください。

利用上の注意事項

生ものですから、開封後はお早めにお召し上がりください。なお、多量に摂取する事により、疾病が治癒したり、より健康が増進できるものではありませんので、適切な摂取量をお守りください。

関与成分についての解説

成分の特性
ラクトバチルスGG株 140億個以上
作用・効果および機序
ラクトバチルスGG株を使用した発酵乳製品はヒト腸内菌叢改善、腸内腐敗産物の抑制及び便性改善の効果があり、発酵乳を摂取することによって、便秘や下痢などの腸管障害が改善される。これらの生理効果の作用機序は、ラクトバチルスGG株が生きたままヒトの腸管内に到達・増殖し、ヒト腸内菌叢及び生体との相互作用によって生理効果が生じていると考えられる。 
出典:
細田ら、ビフィズス、8、21~28(1994)
関与成分の分析方法
タカナシヨーグルトおなかへGG!1 gを滅菌生理食塩水で10倍稀釈になるように溶解する。この試料をさらに、平板培地上において30~300個の集落が得られるように順次10倍段階稀釈する。試料希釈液0.1 mLをMRS寒天平板培地に塗抹し、37℃で3日間嫌気培養後、培地上に生育した大型で乳白色、表面が滑らかな円形の集落をラクトバチルスGG株の菌数として測定した。またグラム染色、細胞の形態及び糖類の発酵性によって性状を確認する。

安全性に関する評価

人を対象とした試験
研究1:健常成人を対照とした研究
健常成人8名にLactobacillus GG株を用いて調製した発酵乳 (おなかへGG!:1.4×108 cfu/mL) を毎夕食後100 mLで4週間投与し、発酵乳投与1週間前、投与4週間目及び投与終了2週間後の糞便内菌叢及びアンケートによる便性調査結果を比較した。また、同発酵乳を健常成人に1回200 mLを投与し、投与7日後までのGG株の糞便からの回収試験を実施した。その結果、グループ1において試験期間中、Bacteroidaceae、Eubacterium、Peptostreptococcus、Veillonella、Megasphaera等の菌群には大きな変化はなく、Bifidobacterium及びLactobacillus菌数が発酵乳投与中に増加し (p<0.05) 、レシチナーゼ陰性のClostridium菌数は減少した。また、好気性菌数も減少する傾向がみられた。便性は排便量がやや増加したが、有意差は認められなかった。グループ2では、投与2日後に全被験者の糞便から106~107 cfu/gレベルでGG株が検出された。5日後には2名、7日後には全ての被験者からGG株が検出されなかった (1) 。
出典:
(1) Y Benno et al., Nutrition Today Supplement, 31, 9S~11S(1996)
動物・その他の試験
研究1:マウスを対象とした研究
雄スイスマウスにGG株の凍結乾燥粉末を最大6 g/kgで7日間投与し、解剖後に各臓器重量を測定して蒸留水投与の対照群と比較した。その結果、試験期間中全てのマウスで死亡は認められなかった。対照群と比較して、全ての観察結果 (肝臓、腸及び盲腸重量) に差はなく、中毒症状もみられなかった (1) 。
出典:
(1) Taxicity of Lactic Acid Bacteria, D C Donohue et al., In lactic acid bacteria. S. Salminen and A. V. Wright(Eds), p307~313. Marcel Dekker Inc. (1992)

有効性に関する評価

人を対象とした試験
研究1:健常者を対象とした研究
健常者52名 (平均年齢40.3歳) に対して、Lactobacillus GG株によって調製した発酵乳 (タカナシヨーグルトおなかへGG!:1.0~2.0×108 cfu/g) を100 g/日で2週間摂取させた。またそのうち8名 (平均年齢36.3歳) については、糞便を採取し、糞便内菌叢、pH、水分及びアンモニア含量を測定した。その結果、発酵乳摂取により、排便回数の増加、便の形状の改善、色調の黄色化、臭気の低減および排便感覚の改善傾向がみられた。また、摂取により糞便内のBifidobacterium 菌数およびLactobacillus 菌数が増加し、レシチナーゼ陽性のClostridium の検出頻度が減少した。更に発酵乳摂取中に、糞便水分の増加およびpH値の減少傾向がみられ、アンモニア含量は低下した (1) 。
出典:
(1) 細田ら、 栄養・食糧学会誌 Vol.1, No.3/4, 20?28,(1999)
動物・その他の試験
研究1:マウスを対象とした研究
CD1雌マウスを2群に分け、1群には3.5~4×1010/日のLactobacillus  GG株懸濁液を投与し、他群は通常給餌を行い、投与開始10日後にX線照射を3分間実施した。その後、マウスの状態を観察し、死亡したマウスの血液から微生物の分離を試みた。その結果、GG株投与群はX線照射後、最初の48時間内の死亡率が対照群より減少した (p<0.05) 。また、GG株投与群は対照群と比較して、Pseudomonas や他のグラム陰性菌の分離頻度が少なく、その糞便からGG株が検出されたが、どの血液培養液系からもGG菌は分離されなかった (1) 。
出典:
(1) Effect of Feeding Lactobacillus GG on Lethal Irradiation in Mice, Mei-Yan Dong et al. Diagn. Microbiol.  Infect.  Dis., 7, 1~7(1987)

備考

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