特定保健用食品

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商品詳細

食品名

グルコライフ
形態:清涼飲料水
内容量:100 mL
関与成分:難消化性デキストリン(食物繊維として)

製造あるいは販売者

佐藤製薬株式会社
住所:東京都港区元赤坂 1丁目5番27号
電話番号:03-5412-7393

許可された実際の表示

本飲料は糖の吸収をおだやかにする難消化性デキストリン (食物繊維) を原料とし、摂取しやすいように工夫されているので、食後の血糖値が気になる方に適しています。

許可された年月

2010年3月12日

許可番号

第1179号

適切な利用法

食事と共に1回1本、1日1回を目安にお飲みください。

利用上の注意事項

糖尿病の治療を受けておられる方や、血糖値に異常を指摘された方は、事前に医師などの専門家にご相談の上、ご利用ください。体質・体調により本飲料を摂取することで、おなかがゆるくなることがあります。本飲料は疾病が治癒するものではありません。食後の血糖値が気になる方の食生活を改善する食品としてご利用ください。

関与成分についての解説

成分の特性
難消化性デキストリンは、アミラーゼ等の消化酵素により分解されにくい難消化性の食物繊維で、水溶性、低粘性、低甘味、熱、酸に対して安定で保存性にも優れている (1) 。また、アメリカ合衆国FDAにおいてGRAS (一般に安全とみなされた食品) に分類されている (2) 。
作用・効果および機序
難消化性デキストリンの血糖上昇抑制効果は、ショ糖及びマルトースに対して認められた。また、インスリン分泌抑制効果は、ショ糖、マルトース並びにマルトデキストリンに対して認められた。スクラーゼ活性及びマルターゼ活性に対して、スクラーゼ活性を微弱ながら上昇させたが、マルターゼ活性に影響を及ぼさなかった。in situ小腸灌流実験において、グルコースの吸収にほとんど影響を与えないのに対して、ショ糖及びマルトースの消化により生じたグルコースの吸収を抑制した (1994027466) 。
出典:
(1) 澱粉科学. 1990:37(2);107-114.
(2) J. Appl. Glycosci. 2006:53(1);65-69.
(1994027466) 日本栄養・食糧学会誌. 1993:46(2);131-137.
関与成分の分析方法
低分子水溶性食物繊維を含む食品に適用される酵素-HPLC法 (「栄養表示基準における栄養成分等の分析方法等について」平成11年4月26日衛新第13号、8食物繊維) を準用して行う。

安全性に関する評価

人を対象とした試験
研究1:
健常成人男女 74名を対象に難消化性デキストリン10、20及び40 g (食物繊維として5.8~23.3 g) を単回経口摂取させた。その結果、臨床上問題となる胃腸症状は認められず、下痢発症のED50値 (半数が下痢を発症する単回摂取量) は2.4 g/kg (食物繊維として1.4 g/kg) と推定された (1994001855) 。

研究2:
糖尿病境界域高血糖値および境界域周辺の高血糖値を示す成人男性10名を対象に難消化性デキストリン9.8 gを含有した清涼飲料水を1日3回、12週間摂取させた。その結果、電解質、たんぱく質代謝、腎代謝、膵機能ならびに肝機能に関する検査値に臨床上問題となる変化や症状発現はなかった (2016139873) 。
出典:
(1994001855) 栄養学雑誌. 1993:51(1);31-37.
(2016139873) 健康・栄養食品研究.2000: 3(3);75-82.
動物・その他の試験
研究1:
ICRマウスに難消化性デキストリンを5、10及び20 g/kg (食物繊維として4.6~18.3 g/kg) で単回経口投与し、7日間状態観察を行った。試験期間中に死亡例はみられなかったことから、LD50値は20 g/kg以上と推定された。また、細菌を用いる復帰変異試験により変異原性の有無を検討した結果、微生物突然変異誘起性は陰性であった (1993209896) 。

研究2:
SD系雄性ラットに難消化性デキストリンの5、10及び20% (食物繊維として9.2~18.3%) 水溶液を飲料水として給水し、5週間飼育した結果、体重、血清総タンパク質、カルシウム、GOT及びGPT活性に影響はみられなかった (1994001198) 。
出典:
(1993209896) 食品衛生学雑誌. 1992:33(6);557-562.
(1994001198) 日本栄養・食糧学会誌. 1991:44(6);471-478.

有効性に関する評価

人を対象とした試験
難消化性デキストリンの食後血糖値の上昇抑制作用は複数報告されている。

研究1:
健常成人男性22名を対象に、難消化性デキストリン9.8 gを含む清涼飲料水と副原料のみを添加した清涼飲料水 (対照品) を用いて、食事負荷試験を2回実施した (クロスオーバー試験) 。その結果、難消化性デキストリンを含む清涼飲料水は、対照品と比較して摂取30分後の血糖値上昇が抑制された (2016139844) 。

研究2:
健常成人男性6名を対象に、ショ糖30 gと難消化性デキストリンを含む炭酸水を服用した結果、難消化性デキストリン3 g及び6 g (食物繊維として2.7 g及び5.5 g) の添加条件で血糖値の上昇がショ糖単独と比較して低値となった (1994190740) 。

研究3:
健常成人男性5名を対象に、トレーランG75 (グルコース75 g) 又はトレーランG75と難消化性デキストリン30 gを摂取させた結果、トレーランG75単独と比較して、インシュリン分泌の低下が観察された (1993044655) 。

研究4:
健常成人男性8名を対象に、トレーランG75 (グルコース75 g) 又はトレーランG75 (グルコース62 g) と難消化性デキストリン飲料40 mL (グルコース13 g+食物繊維16 g含有) を単回摂取させた結果、血糖値の低下 (負荷30分後) とインシュリン分泌の低下 (負荷60分、90分、120分後及び曲線下面積) が認められた (1996122582) 。
出典:
(2016139844) 健康・栄養食品研究. 1999:2(4);17-23.
(1994190740) 糖尿病. 1993:36(9);715-723.
(1993044655) 日内分泌会誌. 1992:68(6);623-635.
(1996122582) 栄養学雑誌. 1995:53(6):361-368.
動物・その他の試験
研究1:
SD系雄性ラットを2週間高ショ糖食 (ショ糖約65%) で飼育後、高ショ糖食に難消化性デキストリンを5%添加した飼料で8週間飼育した。8週目に実施した糖負荷試験の結果、難消化性デキストリンを添加した群では空腹時血糖は正常範囲であり、負荷後30~60分の血糖レベルは高ショ糖食群と比較して低値を示し、負荷後30~120分のインスリン分泌レベルも低値を示した。また、血漿フルクトサミン濃度は高ショ糖食群と比較して低値を示した (1993231756) 。

研究2:
SD系雄性ラットにグルコース、異性化糖 (果糖ブドウ糖液糖、フラクトース/グルコース:55.7/39.8%) 、ショ糖、マルトース、ラクトース、マルトデキストリンを経口投与し、血糖値及びインスリン分泌に対する難消化性デキストリンの影響について検討した。その結果、難消化性デキストリン添加条件では、ショ糖及びマルトース負荷後の血糖値は低下し、また、ショ糖、マルトース及びマルトデキストリン負荷後のインスリン分泌は低下した (1994027466) 。
出典:
(1993231756) 糖尿病. 1992:35(11);873-880.
(1994027466) 日本栄養・食糧学会誌. 1993:46(2);131-137.

備考

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