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特定保健用食品

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商品詳細

オリゴのおかげプレミアム30

食品名

オリゴのおかげプレミアム30
形態:卓上甘味料
内容量:300g、500g
関与成分:乳果オリゴ糖

申請者

塩水港精糖株式会社
住所:東京都中央区日本橋堀留町2-9-6
電話番号:03-3249-2381

許可された実際の表示

乳果オリゴ糖を主成分とし、腸内のビフィズス菌を適正に増やして、おなかの調子を良好に保つとともに、カルシウムの吸収を促進する甘味料です。

許可された年月

令和5年8月25日

許可番号

第1849号

適切な利用法

8g(ティースプーン2杯)が目安です。

利用上の注意事項

  • 摂り過ぎあるいは体質・体調によりおなかがゆるくなることがあります。
  • 多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
  • この食品にはカルシウムは含まれておりません。
  • 長時間の加熱調理はなるべく避けてお使いください。
  • 関与成分についての解説

    成分の特性
    【成分の特性】
    乳果オリゴ糖はショ糖と乳糖に酵素を作用させて製造される三糖類の難消化性オリゴ糖で、ショ糖に似たくせのない甘味質を有する。
    
    【関与成分の構造式】
    作用・効果および機序
    【作用・効果および機序】
    胃や小腸で消化吸収を受けずに大腸に達した乳果オリゴ糖によってビフィズス菌が増殖し、有機酸が生成される。有機酸は大腸の蠕動運動や腸管からの水分の分泌を促進し、便性・便通を改善する。さらに大腸内のpHが低下することによりカルシウムの吸収を促進する。
    
    出典:
    澱粉科学,38(3), 249-255(1991)
    日本栄養・食糧学会誌,46(4),317-323(1993)
    日本食品化学会誌,1(1), 39-45(1994)
    Journal of Nutritional Science and Vitaminology,Vol.52,No.5,337-346 (2006)
    
    関与成分の分析方法
    高速液体クロマトグラフィー
    
    
    出典:
    消食表第343号(令和4年8月31日)

    安全性に関する評価

    人を対象とした試験
    研究1:最大無作用量推定試験
    健常者84名を対象として乳果オリゴ糖を0.2~0.8g/体重kgを段階的に摂取させ胃腸症状へ与える影響について検討した結果、下痢を生じさせない最大無作用量は0.6g/体重kgであった。
    
    研究2:過剰摂取試験(1)
    健常者19名に乳果オリゴ糖入りクッキー(乳果オリゴ糖として4g/日)を2週間摂取させたところ腹部症状としては膨満感、放屁が多く、鼓腸や腹痛は少数で、軽症かつ一過性のものであった。また、クッキーの摂取量を段階的に3倍量(乳果オリゴ糖として12g/日)まで増加した場合でも重篤な副作用を伴うことはなかった。
    
    研究3:過剰摂取試験(2)
    健常者40名に乳果オリゴ糖入り錠菓(乳果オリゴ糖として3g/日)を段階的に5倍量(乳果オリゴ糖として15g/日)まで摂取させたところ、重大な副次症状は確認されなかった。
    
    
    
    出典:
    研究1:澱粉科学,40(1),15-19(1993)
    研究2:日本食物繊維誌2(1),37-47(1998)
    研究3:健康創造研究Vol.2(1),44-55(2003)
    動物・その他の試験
    研究1:変異原性試験
    S.typhimuriumのヒスチジン要求性変異株とE.coliのトリプトファン要求性変異株を用い乳果オリゴ糖の変異原性試験を行ったところ、5,000μgまでの濃度で毒性は認められなかった。
    
    研究2:単回経口投与試験
    ラットを用いて乳果オリゴ糖の単回経口投与試験を実施した結果、16.0g/kg体重の投与量においても一般状態の観察、体重推移、剖検で異常は認められなかった。
    
    
    出典:
    研究1:塩水港精糖株式会社 社内資料
    研究2:塩水港精糖株式会社 社内資料

    有効性に関する評価

    人を対象とした試験
    研究1:整腸効果確認試験(1)
    便秘傾向者112名を3群に分け、乳果オリゴ糖2、3、4g/日をそれぞれ3週間摂取させて、便通への影響を排便回数、排便日数、便性状および排便感などの排便状況の点から検討した。その結果、対照期の排便回数の少ない被験者(4回以下/週)では排便回数および排便日数が有意に増加した。便性状では、便色の黄色化、便量の増加、においの低減化、排便時に感じる便の硬さの軟化が有意に認められた。また、摂取初期に排便回数の用量依存性が認められた。
    
    研究2:整腸効果確認試験(2)
    便秘傾向者126名を3群に分け、乳果オリゴ糖2、4、6g/日をそれぞれ2週間摂取させて、排便回数、排便日数、便性状および排便感に及ぼす影響を調査した。その結果、いずれの摂取群でも排便回数、排便日数は有意に増加し、乳果オリゴ糖の摂取は腸内菌叢の改善を介して、排便を促進し、著しい便性改善効果をもたらすことが認められた。
    
    研究3:カルシウム吸収促進効果確認試験(1)
    健常者16名を対象として乳果オリゴ糖を単回摂取した時のカルシウム吸収促進効果に及ぼす影響を調べた。その結果、乳果オリゴ糖3.0g摂取時はマルトース3.0g摂取時と比較して尿中カルシウム排泄量を有意に増加させ、骨吸収マーカーである尿中デオキシピリジノリン値は有意に低下した。これらの結果より、乳果オリゴ糖の摂取によりカルシウムの吸収が促進されることが示唆された。
    
    研究4:カルシウム吸収促進効果確認試験(2)
    健常者17名を対象として乳果オリゴ糖およびマルトースを92週にわたって摂取させ、食事調査、糞便、尿、血液検査を実施し、カルシウム代謝について検討した。また、カルシウム代謝について詳しく検討するために試験開始56から60週の間に6日間の出納試験を行った。その結果、糞便中pH、アンモニアおよび腐敗産物は乳果オリゴ糖摂取期間中にマルトース群と比較して減少し、短鎖脂肪酸は増加した。また、出納試験では、乳果オリゴ糖摂取群のカルシウムのみかけの吸収率はマルトース摂取群と比較して有意に高値を示した。これらの結果から、乳果オリゴ糖の長期摂取はカルシウム摂取量が推奨量に達していない健常者の腸管カルシウム吸収を促進したことが明らかとなった。
    
    
    出典:
    研究1:新薬と臨牀,44(4),780-788(1995)
    研究2:医学と薬学,33(4),855-862(1995)
    研究3:日本食品新素材研究会誌, 6 (1), 7-13 (2003)
    研究4:Journal of Nutritional Science and Vitaminology,Vol. 52, No.5, 337-346(2006)
    
    動物・その他の試験
    研究1:カルシウム吸収促進効果確認試験(1)
    乳果オリゴ糖を0.7%含有する飼料を成長期ラットに投与し、乳果オリゴ糖摂取が骨に及ぼす影響を調べたところ、乳果オリゴ糖摂取により骨形成を穏やかに促進し、骨強度を維持することが確認された。
    
    研究2:カルシウム吸収促進効果確認試験(2)
    乳果オリゴ糖が成長期ラットのカルシウム吸収および骨へのカルシウムの蓄積におよぼす影響を検討したところ、5.0%乳果オリゴ糖食を与えて飼育したラットではカルシウムの吸収促進効果が確認された。
    
    出典:
    研究1:日本栄養・食糧学会誌, 52 (6), 343-348 (1999)
    研究2:Bioscience,Biotechnology,and Biochemistry,Vol.70,No.6,
    1485-1488 (2006) 

    備考

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