特定保健用食品

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商品詳細

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食品名

三ツ矢サイダー プラス
形態:炭酸飲料
内容量:350 mL
関与成分:難消化性デキストリン(食物繊維として)

製造あるいは販売者

アサヒ飲料株式会社
住所:東京都墨田区吾妻橋一丁目23番1号
電話番号:お客様相談室:0120-328-124

許可された実際の表示

本品は、食物繊維 (難消化性デキストリン) の働きにより、糖の吸収をおだやかにするので食後の血糖値が気になる方の食生活の改善に役立ちます。

許可された年月

2013年5月13日

許可番号

第1408号

適切な利用法

お食事の際に1本 (350 ml)、1日1回を目安にお飲みください。

利用上の注意事項

本品を多く摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。血糖値に異常を指摘された方や、糖尿病の治療を受けておられる方は医師にご相談の上ご使用ください。飲みすぎ、あるいは体質・体調により、おなかがゆるくなることがあります。

関与成分についての解説

成分の特性
でん粉由来の水溶性食物繊維であり、低粘性・低甘味で水溶液はほぼ透明。耐熱性・耐酸性に優れており、様々な食品に応用しやすい。ミネラルの吸収阻害はなく、FDA (米国食品医薬品局) のGRAS (Generally Recognized As Safeの略称.米国における食品安全性に関する審査制度) にリストされた安全性の高い素材である。
【関与成分の構造式】
作用・効果および機序
ラットおよびヒトを対象とした各種糖質負荷試験において、難消化性デキストリンは単糖類には影響を及ぼさず、二糖類以上の糖質に対して血糖上昇抑制効果を有することが確認されている。また、in vitro (試験管内) およびin situ (生体内) の試験において、二糖類の消化により生じたグルコースの吸収を抑制することが報告されている。これらの結果から、難消化性デキストリンは二糖類以上の糖質の吸収を緩やかにすることにより、食後血糖値の上昇を抑制することが明らかになった。さらに、ヒト試験において、難消化性デキストリンを食事と共に摂取することにより、食後の血糖値上昇を抑制することが確認されている。
この食後血糖上昇抑制効果は、難消化性デキストリンが食物繊維として2.7~16 gで認められている。
出典:
日本内分泌学会雑誌、68,623-635 (1992)
日本栄養・食糧学会誌、46,131-137 (1993)
日本内分泌学会雑誌、69,594-608 (1993)
糖尿病、35,873-880 (1992)
糖尿病、36,715-723 (1993)
栄養学雑誌、53,361-368 (1995)
日本栄養・食糧学会誌、45,21-25 (1992)
日本食物繊維研究会誌、3,13-19 (1999)
糖尿病、42,61-65 (1999)
関与成分の分析方法
低分子水溶性食物繊維を含む食品に適用される酵素-HPLC法 (1) に準じ、下記の操作を行う
1. 酵素処理液の調製:各種酵素により炭水化物およびたんぱく質の消化を行う
2. 高速液体クロマトグラム用溶液の調製:イオン交換樹脂によりイオン性不純物質 (たんぱく質、有機酸、無機塩類等) の除去を行い、難消化性デキストリンを濃縮する
3. 高速液体クロマトグラムで定量:得られた高速液体クロマトグラムより三糖類以上の画分中の難消化性デキストリン画分を求める
出典:
(1) AOAC 2001.03:Journal of AOAC International、85,2,435-444 (2002)

安全性に関する評価

人を対象とした試験
研究1
成人男女20名を対象に、1日1回、当該食品を12週間連続摂取させた結果、摂取期間中において、臨床上問題となる変化や低血糖、重篤な胃腸症状などの有害事象はみられなかった。

研究2:
健常成人40名を対象に、当該食品および対照食品を1日3回食事とともに、4週間連続摂取させた結果、いずれも摂取期間中において、臨床上問題となる変化や低血糖、重篤な胃腸症状などの有害事象はみられなかった。
出典:
アサヒ飲料株式会社 社内資料 (2010)
動物・その他の試験
研究1:
大腸菌とネズミチフス菌を用いた遺伝子突然変異試験の結果、本試験条件下では変異原性陰性であることが確認された。

研究2:
雄性マウスを用いた急性毒性試験の結果、難消化性デキストリンは経口投与による死亡例を認めず、本試験における最大投与量である20 g/kg体重以上のLD50値を有すると推定された。

研究3:
ラットへの難消化性デキストリン5週間投与実験において、体重および各臓器重量について測定し、内容物込みの盲腸重量が難消化性デキストリン投与群で増加が見られた以外には、難消化性デキストリン投与群、非投与群で差異はみられなかった。また血清総コレステロール、トリグリセライド以外の血液生化学値についても差異はみられなかった。
出典:
(1) 若林ら, 食品衛生学雑誌, 33, 557-562 (1992)
(2) 若林ら, 日本栄養・食糧学会誌, 44, 471-478 (1991)

有効性に関する評価

人を対象とした試験
健常成人40名を対象に、難消化性デキストリン (食物繊維として5.0 g) を配合した被験飲料 (当該食品) および対照飲料を負荷食品 (カレーライス) と共に摂取し、摂取前、摂取30分後、60分後、90分後、120分後の血糖値を測定した結果、当該食品摂取群の食後血糖値は対照飲料群と比較し低値を示した。
出典:
浅倉ら, 薬理と治療, 38(7), 621-626 (2010)
動物・その他の試験
研究1:
3週齢のSD系雄性ラット42匹を対象に、ショ糖約65%の高ショ糖食で2週間予備飼育後、1群は高ショ糖食をそのまま、他の1群は高ショ糖食95部に難消化性デキストリンを5部添加した飼料を8週間連続投与した結果、高ショ糖群と比較して難消化性デキストリン添加高ショ糖群では空腹時血糖値およびフルクトサミン濃度は低値であり、耐糖能障害の程度が軽減された。

研究2:
8週齢のSD系雄性ラット39匹を対象に、各種糖質 (グルコース、異性化糖、ショ糖、マルトース、乳糖およびマルトデキストリン) +難消化性デキストリン (食物繊維として) 0.14 g/kgの水溶液を経口投与し、投与前、投与30分後、60分後、120分後の血糖値およびインスリン分泌を測定した結果、血糖値上昇抑制作用はショ糖およびマルトースにおいて、またインスリン分泌抑制作用はショ糖、マルトースおよびマルトデキストリンにおいて認められた。
出典:
(1) 若林ら, 糖尿病, 35, 873-880 (1992)
(2) 若林ら, 日本栄養・食糧学会誌, 46, 131-137 (1993)

備考

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