特定保健用食品

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商品詳細

食品名

黒烏龍茶OTPP
形態:PET容器入り 清涼飲料水
内容量:350 mL、1,050 mL、1,400 mL
関与成分:ウーロン茶重合ポリフェノール(ウーロンホモビスフラバンBとして)

製造あるいは販売者

サントリー食品インターナショナル株式会社
住所:東京都中央区京橋3-1-1
電話番号:お客様センター:0120-139-320

許可された実際の表示

食事から摂取した脂肪の吸収を抑えて排出を増加させるので、食後の血中中性脂肪の上昇を抑えるとともに、体に脂肪がつきにくいのが特徴です。脂肪の多い食事を摂りがちな方、血中中性脂肪が高めの方、体脂肪が気になる方の食生活改善に役立ちます。

許可された年月

平成24年7月12日

許可番号

第1346号

適切な利用法

一日当たりの摂取目安量:
脂肪の多い食事を摂りがちな方、血中中性脂肪が高めの方は、お食事の際に1回350 mLを目安にお飲みください。体脂肪が気になる方は、お食事の際に1日2回 (1回350 mL) を目安にお飲みください。

利用上の注意事項

多量に摂取することにより、疾病が治癒するものではありません。

関与成分についての解説

成分の特性
ウーロン茶を製造する際の、緑茶葉を半発酵させる過程でカテキン類が重合して生じるウーロン茶特有のポリフェノールであるウーロン茶重合ポリフェノール (Oolong Tea Polymerized Polyphenols;OTPP) を関与成分とする (PMID:15913331) 。
作用・効果および機序
OTPPは膵リパーゼを阻害する作用を有し、腸管からの脂肪吸収を抑制することが報告されている (2005164099) 。
出典:
(PMID15913331) J Agric Food Chem. 2005:53(11);4593-8.
(2005164099) 肥満研究. 2005:11(1);88-90.
関与成分の分析方法
関与成分の分析は、高速液体クロマトグラフィー (HPLC) により行い、OTPPをウーロンホモビスフラバンBに換算して求める。

安全性に関する評価

人を対象とした試験
研究1:
対象:健常成人14名 (男性:4名、女性:10名) 。
方法:カラメルで着色し茶フレーバーを添加した飲料水 (対照飲料) とOTPP68 mg含有ウーロン茶 (被験飲料) を用いた単盲検交差比較試験を実施した。高脂肪食と同時に対照飲料あるいは被験飲料を1日3本10日間摂取させた。
結果:理学所見、臨床検査値、自他覚症状において、被験飲料摂取に起因する有害事象は認められなかった (1) 。

研究2:
対象:血清TG値が50~250 mg/dLの成人42名 (男性:33名、女性:9名) 。
方法:OTPPを含有しない茶飲料 (対照飲料) とOTPP68 mg含有するウーロン茶 (被験飲料) を用いた二重盲験並行群間比較試験を実施した。対照飲料あるいは被験飲料を毎食2本、1日6本4週間摂取させた。
結果:理学所見、臨床検査値、自他覚症状において、被験飲料摂取に起因する有害事象は認められなかった (2) 。

研究3:
第1試験
対象:Body mass index (BMI) が23~30 kg/m2の軽度肥満者258名 (男性:132名、女性:126名) 。
方法:OTPPを含有しない茶飲料 (対照飲料) と特定保健用食品「黒烏龍茶OTPP」を用いた二重盲験並行群間比較試験を実施した。対照飲料あるいは特定保健用食品「黒烏龍茶OTPP」を食事の際に1日1本 (350 mL) 12週間摂取させた。
結果:理学所見、臨床検査値、自他覚症状において、特定保健用食品「黒烏龍茶OTPP」に起因する有害事象は認められなかった (2008224671) 。
第2試験
対象:Body mass index (BMI) が24~35 kg/m2の軽度肥満者96名 (男性:43名、女性:53名) 。
方法:OTPPを含有しない茶飲料 (対照飲料) と特定保健用食品「黒烏龍茶OTPP」を用いた二重盲験並行群間比較試験を実施した。対照飲料あるいは特定保健用食品「黒烏龍茶OTPP」を食事ごとに1本 (350 mL) 、1日3本12週間摂取させた。
結果:理学所見、臨床検査値、自他覚症状において、特定保健用食品「黒烏龍茶OTPP」に起因する有害事象は認められなかった (2007290791) 。
出典:
(1) 静宜大学・徳島大学 臨床試験報告書. 2004
(2) 株式会社総合医科学研究所 外部委託試験. 2004
(2008224671) 薬理と治療. 2008:36(4);347-357.
(2007290791) 薬理と治療. 2007:35(6);661-671.

有効性に関する評価

人を対象とした試験
研究1:
第1試験
対象:健康成人7名 (男性:2名、女性:5名) 。
方法:飲料水 (対照飲料) とOTPP87 mg含有するウーロン茶 (被験飲料) を用いた単盲検交差比較試験を実施した。高脂肪食と同時に対照飲料あるいは被験飲料を1本摂取させた。
結果:対照飲料摂取時に比べ、被験飲料摂取時には脂肪負荷4時間後の血清TG値上昇を抑制した。また、6時間後までの血清TG値変化量曲線下面積も抑制した (1) 。
第2試験
対象:健康成人6名 (男性:1名、女性:5名) 。
方法:飲料水 (対照飲料) とOTPP56 mg含有するウーロン茶 (試験飲料) を用いた単盲検交差比較試験を実施した。高脂肪食と同時に対照飲料あるいは試験飲料を1本摂取させた。
結果:対照飲料摂取時に比べ、被験飲料摂取時には脂肪負荷3時間後の血清TG値上昇を抑制した (1) 。

研究2:
第1試験
対象:血清TG値が100~250 mg/dLの成人22名 (男性:12名、女性:10名) 。
方法:OTPPをほとんど含有しない茶飲料 (対照飲料) とOTPP68 mg含有するウーロン茶 (被験飲料) を用いた二重盲験交差比較試験を実施した。高脂肪食と同時に対照飲料あるいは被験飲料を1本摂取させた。
結果:対照飲料摂取時に比べ、被験飲料摂取時には脂肪負荷3および5時間後の血清TG値上昇を抑制した。また、5時間後までの血清TG値変化量曲線下面積も抑制した (2004297234) 。
第2試験
対象:血清TG値が50~250 mg/dlの成人25名 (男性:21名、女性:4名) 。
方法:OTPPをほとんど含有しない茶飲料 (対照飲料) とOTPP68 mg含有するウーロン茶 (被験飲料) を用いた二重盲験交差比較試験を実施した。高脂肪食と同時に対照飲料あるいは被験飲料を1本摂取させた。
結果:対照飲料摂取時に比べ、被験飲料摂取時には脂肪負荷2時間後の血清TG値上昇を抑制した。また、5時間後までの血清TG値変化量曲線下面積も抑制した (2) 。

研究3:
対象:健常成人14名 (男性:4名、女性:10名) 。
方法:カラメルで着色し茶フレーバーを添加した飲料水 (対照飲料) とOTPP68 mg含有ウーロン茶 (被験飲料) を用いた単盲検交差比較試験を実施した。高脂肪食と同時に対照飲料あるいは被験飲料を1日3本10日間摂取させた。
結果:対照飲料摂取時に比べ、被験飲料摂取時には便中の脂肪総排泄量が増加した。また、被験飲料摂取10日目の血清TG値は、対照飲料摂取10日目の血清TG値に比べ低かった (3) 。

研究4:
対象:BMI 25.0 kg/m2以上30.0 kg/m2未満の成人男女300名 (男性166名、女性134名) 。
方法:プラセボ飲料を対照とした二重盲検並行群間比較試験を実施した。プラセボ飲料あるいは被験飲料「黒烏龍茶OTPP」を食事の際に1回1本、1日2本16週間継続摂取させた。
結果:対照飲料と比較して腹部全脂肪面積の低下が認められた (2012064570) 。
出典:
(1) 静宜大学・徳島大学 臨床試験報告書. 2003
(2004297234) 薬理と治療. 2004:32(6);335-342.
(2) 社内臨床試験報告書. 2004
(3) 静宜大学・徳島大学 臨床試験報告書. 2004
(2012064570) 薬理と治療. 2011:39(10);889-900.

備考

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