特定保健用食品

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商品詳細

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食品名

明治 ミルクでリカルデント(R)
形態:乳飲料
内容量:100 ml
関与成分:CPP-ACP(β-CPPとして)

製造あるいは販売者

株式会社 明治
住所:東京都江東区新砂1-2-10
電話番号:0120-324-369

許可された実際の表示

虫歯の始まりは歯の脱灰です。本商品は脱灰部分の再石灰化を増強するCPP-ACPを配合しているので歯を丈夫で健康にします。

許可された年月

平成22年11月25日

許可番号

第1264号

適切な利用法

1日1本を目安に、お召しあがりください。

利用上の注意事項

開封後はできるだけ早くお召しあがりください。

関与成分についての解説

成分の特性
関与成分は、カゼインホスホペプチド-非結晶リン酸カルシウム複合体(CPP-ACP)である(CASRN: 691364-49-5)。CPPは、カゼインのトリプシン分解物に含まれる4種の主要カゼインホスホペプチドを含んでいる(「関与成分の構造式」の項を参照のこと)。CPP-ACPは、2-3 nmのリン酸カルシウムを核とし、その表面がカゼインホスホペプチドで覆われた構造を示す(「関与成分の構造式」の項を参照のこと)。

【関与成分の構造式】 [関与成分、CPP-ACP、の模式図] 球:リン酸またはカルシウム 黒太線:CPP(カゼインホスホペプチド) <4種の主要CPP(カゼインホスホペプチド)> (1) αs1-casein-5P(f59-79) Gln-Met-Glu-Ala-Glu-Ser(P)-Ile-Ser(P)-Ser(P)-Ser(P)-Glu-Glu-Ile-Val-Pro-Asn-Ser(P)-Val-Glu-Gln-Lys (2) β-casein-4P(f1-25) Arg-Glu-Leu-Glu-Glu-Leu-Asn-Val-Pro-Gly-Glu-Ile-Val-Glu-Ser(P)-Leu-Ser(P)-Ser(P)-Ser(P)-Glu-Glu-Ser-Ile-Thr-Arg (3) αs2-casein-4P(f1-21) Lys-Asn-Thr-Met-Glu-His-Val-Ser(P)-Ser(P)-Ser(P)-Glu-Glu-Ser-Ile-Ile-Ser(P)-Gln-Glu-Thr-Tyr-Lys (4) αs2-casein-4P(f46-70) Asn-Ala-Asn-Glu-Glu-Glu-Tyr-Ser-Ile-Gly-Ser(P)-Ser(P)-Ser(P)-Glu-Glu-Ser(P)-Ala-Glu-Val-Ala-Thr-Glu-Glu-Val-Lys
作用・効果および機序
CPP-ACPは、歯の表面に付着することにより、エナメル質部分にカルシウムイオンおよびリン酸イオンを供給して、エナメル質表層下の脱灰を抑制し、再石灰化を促進すると考えられる。
出典:
Cross, K.J. et al. Curr Pharm Des, 13, 793-800 (2007)
Reynolds, E.C. SCD Spec Care Dentist 18, 8-16 (1998)
Reynolds, E.C. et al. J Clin Dent X, 86-88 (1999)
関与成分の分析方法
関与成分CPP-ACPの分析指標成分を、CPP主要成分であるβ-カゼイン由来リン酸化ペプチド(β-CPP)と定めて、製品中のβ-CPP量を定量する。本法では、β-CPPに対するモノクローナル抗体を用いた免疫学的方法により、乳飲料に配合したCPP-ACP中のβ-CPPを、簡便に特異的かつ精度よく測定することができる。
出典:
明治乳業株式会社研究報告書、2008年

安全性に関する評価

人を対象とした試験
研究1 
20歳以上65歳以下の健常な成人男女合計45人を対象に、「明治 リカルデント(R)ミルク(注1参照)」を用いて、1日摂取目安量(200 ml)の3倍量(600 ml)の過剰摂取試験を実施し、その安全性について検討した。毎日、3本の、400 mg CPP-ACPを含む「明治 リカルデント(R)ミルク」、またはプラセボとしてCPP-ACPが添加されていない牛乳を、反復飲用する平行群間比較試験とした。試験は二重盲検法を採用し、摂取期間は4週間で行った。その結果、血液検査、理学的検査、歯科検診、問診などの自覚症状から有害事象の出現は認められず、「明治 リカルデント(R)ミルク」が安全性を有することが示された(1)(注1)。

研究2: 
「明治 リカルデント(R)ミルク(注1参照)」1本(1日摂取目安量200 ml)を12週間連続経口摂取させたヒト試験を実施した。試験は二重盲検法を採用し、20歳以上65歳以下の健常な成人男女合計46人を対象にして、毎日、1本の400 mg CPP-ACPを含む「明治 リカルデント(R)ミルク」、またはプラセボとしてCPP-ACPが添加されていない牛乳を、反復飲用する平行群間比較試験とした。試験期間は、摂取期間を12週間、摂取後の観察期間を2週間とし、合計14週間とした。その結果、血液検査、理学的検査、及び問診などにおいて「明治 リカルデント(R)ミルク」摂取に起因する有害事象の出現は認められなかった。したがって、「明治 リカルデント(R)ミルク」は、12週間連続摂取しても、臨床上問題となるような有害事象の出現は認められなかった(2)(注1)。

注1:「明治 リカルデント(R)ミルク」は、本食品「明治 ミルクでリカルデント(R)」の類似品であり、各成分濃度に大きな違いはないが、内容量は200 mlである。
出典:
(1) 株式会社総合医科学研究所結果報告書、2005年
(2) 株式会社総合医科学研究所結果報告書、2007年

その他の資料:
CPP-ACPのチューインガムへの使用については、FDA(米国食品医薬品局)により、GRASとして登録されている(GRAS Notice No. GRN 000011)。
動物・その他の試験
研究1
雌雄Sprague-Dawley系ラットにCPP-ACP 500 mg/kg及び1,000 mg/kgを13週間反復経口投与したときの毒性を質的、量的に明らかにすることを目的として試験を実施した。使用ラット数は、対照群、CPP-ACP投与群とも、雄10匹及び雌10匹を使用、使用総数60匹であった。試験の結果、一般状態観察、体重、摂餌量、尿検査、 血液学的検査、血液化学的検査、器官・組織の肉眼的観察、器官重量及び病理組織学的検査のいずれにおいてもCPP-ACP 投与に起因すると考えられる変化は認められなかった。以上の結果より、本試験条件での無影響量は、雌雄共に1,000 mg/kg以上であると判断された。本食品では1日摂取目安量当たりの関与成分CPP-ACPは、200 mgであり、体重当たりでは 200 mg/50kg =4mg/kgであるのに対して、大過剰のCPP-ACP、500 mg/kg, 1,000 mg/kgをラットに毎日経口投与する試験を13週間続けても、特に異常は観察されなかった(1)。

研究2:
Sprague-Dawley系雌雄ラットに、CPP-ACP 1,000 mg/kgを4週間反復経口投与した際の毒性について検討した。投与期間中に一般状態の観察、体重、摂餌量の測定を行い、また、投与開始前及び投与4週目に尿検査、投与終了時には血液学的検査、血液生化学的検査を行った。さらに、最終投与翌日に剖検を行い、肉眼的観察、摘出臓器重量測定、病理組織学的検査を行った。その結果、以上のいずれのパラメータにも、CPP-ACP投与に起因すると考えられる変化は認められず、本試験条件下での無影響量は、雌雄ともに1,000 mg/kg以上であると判断された(2)。

研究3:
Sprague-Dawley系雌雄ラットを用いてCPP-ACPの単回経口毒性試験を実施した。CPP-ACP 3,000 mg/kgを雌雄ラットに単回経口投与し、投与後14日間にわたって、一般状態の観察を行った。対照群及び被験物質群の雌雄ともに観察期間を通じて死亡は見られず、一般状態にも異常は認められなかった。従って、ラット経口投与におけるLD50値は、雌雄ともに3,000 mg/kg以上であり、CPP-ACPは経口投与により重篤な毒性を発現しないものと判断された(3)。

研究4:
CPP-ACPのin vivoにおける染色体異常誘発作用についてマウスの骨髄細胞における小核誘発性を指標として検索した。ICR系雄マウスに750、1,500、及び3,000 mg/kg/dayの CPP-ACPを2日間連続投与したが、CPP-ACP投与群では陰性対照群と比較して、小核を有する多染色性赤血球の出現頻度ならびに全赤血球に対する多染色性赤血球の比率に統計的有意な差は認められず、用量に依存した影響も認められなかった。従って、CPP-ACPは生体内での染色体異常誘発作用及び骨髄細胞の増加抑制作用を有さないと判断した(4)。

研究5:
CPP-ACPについて、チャイニーズハムスター雌肺由来細胞CHL/IUを用いて、短時間処理法の代謝活性化によらない場合とよる場合及び25 時間連続処理法の3系列により、細胞増殖抑制試験及び染色体異常試験を行った。細胞増殖抑制試験では、CPP-ACP 5mg/mLを最高用量としたが、3系列とも細胞増殖抑制が認められなかった。そこで、染色体異常試験においても、3系列とも5 mg/mLを最高用量とし、以下公比2で0.313 mg/mLまでの計5用量、及び陰性並びに陽性対照を設定した。染色体観察の結果、3系列のいずれの用量においても、構造異常の頻度は5%未満であり、用量に依存した増加も認められなかった。染色体の数的異常についても3系列の処理とも5%未満であった。これらの結果から、CPP-ACPは、CHL/IU細胞の染色体に対して、構造異常及び数的異常を誘発しないものと結論した(5)。

研究6:
CPP-ACPについて、ネズミチフス菌(Salmonella typhimurium)TA98、TA1537、 TA100、 TA1535及び大腸菌(Escherichia coli)WP2uvrA、合計5菌株を用いて、プレインキュベーション法により、アミノ酸要求性遺伝子の復帰突然変異試験を行った。試験は、S9mixを添加した場合(代謝活性化法)と添加しない場合(直接法)について行った。本試験では、5,000、2,500、1,250、625、313 μg/plateの計5用量で試験した。その結果、5菌株のCPP-ACP処理した全用量でコロニー数は陰性対照値の2倍未満であり、本試験条件下において、CPP-ACPの細菌における変異原性は陰性と結論した(6)。
出典:
(1) 日精バイリス株式会社最終報告書、2006年
(2) 日精バイリス株式会社最終報告書、2006年
(3) 日精バイリス株式会社最終報告書、2006年
(4) 日精バイリス株式会社最終報告書、2006年
(5) 株式会社富士バイオメディックス最終報告書、2006年
(6) 株式会社富士バイオメディックス最終報告書、2006年

有効性に関する評価

人を対象とした試験
研究1:
カゼインホスホペプチド-非結晶リン酸カルシウム(CPP-ACP)は、食品添加に適した抗う蝕物質である。この二重盲検無作為割付によるプラセボ対照3試験区クロスオーバー試験は、CPP-ACPを牛乳に添加した場合のエナメル質表層下脱灰病変の再石灰化能力を、ヒト口腔内環境試験法を用いて調べるために行った。
10人の被験者は、CPP-ACPを添加されていない牛乳(コントロール牛乳)、0.2 % CPP-ACP添加乳飲料、又は0.3 % CPP-ACP添加乳飲料を、1日1回、15日間飲用した。飲用時には、表層下脱灰病変を持つエナメル質小片を固定した脱着可能な口蓋装置を装着した。それぞれの試験飲料を飲用後、1週間の非飲用期間(ウォッシュアウト期間)をおいて、別の試験飲料を同様に飲用し、被験者は最終的に3種類の試験飲料を飲用した。それぞれの試験飲料飲用終了後、口蓋装置からエナメル質小片を取り出し、ミクロラジオグラフィー法により再石灰化量が定量された。
ここで得られた結果から、ヒト口腔内環境試験において、2種類のCPP-ACP添加乳飲料は、統計学的に有意に、コントロール牛乳よりも高い再石灰化能力を持つことが示された(P <0.0001)。0.2 % CPP-ACP添加乳飲料、及び0.3 % CPP-ACP添加乳飲料に含まれるCPP-ACPは、用量依存的に再石灰化効果を示し、エナメル質表層下脱灰病変の無機質含量を、コントロール牛乳に対して、それぞれ81 %及び164 %増加させた(1)。
出典:
(1) Walker, G.D. et al. Aust Dent J, 54, 245-249 (2009)

その他の資料:
Walker, G. et al. J Dairy Res 73, 74-78 (2006)
Morgan, M.V. et al. Caries Res, 42, 171-184 (2008)
Iijima, Y. et al. Caries Res 38, 551-556 (2004)
Shen, P. et al. J Dent Res 80, 2066-2070 (2001)
動物・その他の試験
研究1
CPP-ACPのう蝕を減少させる能力を、Streptococcus sobrinusを接種されたSPFラットを使用して確認した。CPP-ACPをそれぞれ0.1、0.2、0.5、1.0 % (w/v)含む溶液100 μlを1日2回臼歯に塗布した(50日間)。1.0 % CPPA-CPでは、歯の平滑表面のう蝕を約55 %減少させ、裂溝のう蝕を46 %減少させた。これらの作用は、500 ppmのフッ素の作用とほぼ同等である。0.5 % CPP-ACPと500 ppmフッ素を合わせてラットに使用したとき、これらを個々に使用した場合よりも有意に効果が大きいので、これらの効果は相加的である。カゼインのトリプシン分解物からリン酸化ペプチドを除いた分画(NPP)には抗う蝕活性は見られなかった。CPPの共通配列をもつ合成ペプチドとリン酸カルシウムとの複合体(Octa-CP)は、有意にう蝕を減少させた。この結果から、カゼインホスホペプチドのリン酸カルシウムを安定化する部分が抗う蝕活性と関係することが確認された(1)。

研究2:
試験管内試験では、溶液中でCPP(0.1、0.5、1.0 %)によって安定化されたリン酸カルシウムがヒト第3臼歯のエナメル質表層下病変を再石灰化することが示された。再石灰化に対するCPP-リン酸カルシウムの濃度の影響を調べた。ほとんどの再石灰化溶液の非結晶性および結晶性リン酸カルシウムは過飽和の状態であるが、これらのリン酸カルシウムはCPPによって安定化されていて沈殿は生じなかった。第3臼歯のエナメル質表層下病変の再石灰化に関しては、CPPにより安定化された遊離リン酸およびカルシウムイオン濃度が高い程、したがってCPP濃度が高いほど、強い再石灰化能力を示した(2)。
出典:
(1) Reynolds, E.C. et al. J Dent Res 74, 1272-1279 (1995)
(2) Reynolds, E.C. J Dent Res 76, 1587-1595 (1997)

その他の資料:
Oshiro, M. et al. J Oral Sci, 49, 115-120 (2007)
Reynolds, E.C. J Dent Res 76, 1587-1595 (1997)

備考

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