特定保健用食品

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商品詳細

お~いお茶 カテキン緑茶の画像

食品名

お~いお茶 カテキン緑茶
形態:茶系飲料
内容量:500 mL、1 L、2 L
関与成分:茶カテキン

製造あるいは販売者

株式会社伊藤園
住所:東京都渋谷区本町3-47-10
電話番号:(代表)03-5371-7111(お客様相談室)0800-100-1100

許可された実際の表示

本品は茶カテキンを含みますので、食事の脂肪の吸収を抑えて排出を増加させ、体に脂肪がつきにくいのが特長です。また、本品はコレステロールの吸収をおだやかにする茶カテキンの働きにより、血清コレステロール、特にLDL(悪玉)コレステロールを減らすのが特長です。体脂肪が多めの方やコレステロールが高めの方に適しています。

許可された年月

令和4年9月16日

許可番号

1840

適切な利用法

500 mL:1日2本、食事の際に1本を目安にお飲みください。 1 L、2 L:1日1 L、食事の際に500 mLを目安にお飲みください。

利用上の注意事項

多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進できるものではありません。

関与成分についての解説

成分の特性
茶カテキンとは、チャに含まれるポリフェノールのうち主要なカテキン類8成分の総称である。本成分は特有の苦渋味を呈し、緑茶の飲用等を通じて古来より多くの人に摂取されている。本成分は体脂肪低減作用や血清コレステロール低下作用を有し、特に没食子酸エステルを持つガレート型カテキンでその作用が強いことが報告されている。
作用・効果および機序
食事とともに摂取した茶カテキン、特にガレート型カテキンは、小腸において膵リパーゼ活性阻害を通じて脂肪の吸収を抑制し、便中への脂肪の排出を促進させることで体脂肪を低下させる(PMID:15671206) (2009273433)。また、ガレート型カテキンは小腸において胆汁酸ミセルと会合し、ミセル中のコレステロールをミセルから脱離させる。この作用により、小腸でのコレステロール吸収を抑制し、血清コレステロールを低下させる(PMID:14640575)。
出典:
(PMID:15671206) J Nutr. 2005;135(2):155-159.
(2009273433) 薬理と治療. 2009;37(6):521-527.
(PMID:14640575) J Agric Food Chem. 2003;51:7303-7307.
関与成分の分析方法
関与成分の分析は、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により行う(1)。カテキン類8成分(C:カテキン、EC:エピカテキン、GC:ガロカテキン、EGC:エピガロカテキン、Cg:カテキンガレート、ECg:エピカテキンガレート、GCg:ガロカテキンガレート、EGCg:エピガロカテキンガレート)を定量し、その合計量を茶カテキン量とする。

構造式:
出典:
(1) J Chromatography A. 1996;746:295-299.

安全性に関する評価

人を対象とした試験
研究1:
対象:BMI 22~30 kg/m²(普通体重から肥満1度) の健常な成人男女45名。
方法:被験者を2群に分け、試験飲料または対照飲料を毎日6本、4週間摂取させた。試験飲料として茶カテキン232.9 mg/本 (ガレート型カテキン227.9 mg/本) を含む飲料を、対照飲料として茶カテキンを含まない飲料を用いた。
結果:臨床検査値、自他覚症状において、試験飲料に起因する有害事象は見られなかった(2005292872)。
出典:
(2005292872) 健康・栄養食品研究. 2005;8(1):1-12. 
動物・その他の試験
方法:緑茶抽出物について、ネズミチフス菌及び大腸菌を用いた復帰突然変異試験を実施した。
結果:茶抽出物に遺伝子突然変異を誘起する作用はないと判断された(1)。

研究2:
対象:CD (SD) 系ラット雌雄各40匹。
方法:雌雄のラットをそれぞれ投与量の異なる4群 (0、100、300、800 mg/kg)に分け、緑茶抽出物を1日1回90日間連続で強制経口投与した。
結果:緑茶抽出物の無毒性量は300 mg/kg/dayと判断された(2)。
出典:
(1) 公益財団法人食品農医薬品安全性評価センター 報告書 (試験番号:3850 (140-008)). 1998.
(2) 公益財団法人食品農医薬品安全性評価センター 最終報告書 (試験番号:8329 (140-019)). 2005.

有効性に関する評価

人を対象とした試験
研究1:
対象:BMI 22.5~30kg/m²(普通体重から肥満1度) の健常な成人男女195名。
方法:被験者を対照群 (対照飲料3本/日) 、低用量群 (茶カテキン飲料2本/日+対照飲料1本/日) 、高用量群 (茶カテキン飲料3本/日) に分け、各飲料を食事と共に12週間摂取させた。試験飲料として茶カテキン215.3 mg/本(ガレート型カテキン211 mg/本)を含む飲料を、対照飲料として茶カテキンを含まない飲料を用いた。腹部CT検査は摂取開始時と摂取12週後に行った。
結果:対照群と比較して低用量群および高用量群で摂取4、8、12週後の体重およびBMIが低下した。また、対照群と比較して、低用量群および高用量群で摂取12週後の総脂肪面積および内臓脂肪面積が低下した(1)。

研究2:
対象:BMI 23~30 kg/m²(正常高値から肥満1度) の健常な成人男女73名。
方法:被験者を2群に分け、試験飲料または対照飲料を1日2本、食事と共に12週間摂取させた。試験飲料として茶カテキン183.4 mg/本 (ガレート型カテキン169.7 mg/本) を含む飲料を、対照飲料として茶カテキンを添加していない飲料を用いた。CT検査は摂取開始時と摂取8、12週後に行った。
結果:対照群と比較して茶カテキン群で、摂取8、12週後の体重、BMIが低下した。また、対照群と比較して茶カテキン群で、摂取12週後の総脂肪面積および内臓脂肪面積が低下した(2008058738)。

研究3:
対象:BMI 23~30 kg/m²(正常高値から肥満1度) の健常な成人女性37名。
方法:被験者を2群に分け、試験飲料または対照飲料を1日2本、食事と共に12週間摂取させた。試験飲料として茶カテキン196.1 mg/本 (ガレート型カテキン169.9 mg/本) を含む飲料を、対照飲料として茶カテキンを添加していない飲料を用いた。CT検査は摂取開始時と摂取12週後に行った。
結果:対照群と比較して茶カテキン群で摂取12週後の内臓脂肪面積が低下した(2009273433)。

研究4:
対象:血清総コレステロールが高め(200~280 mg/dL) の健常な成人男性42名。
方法:被験者を対照群 (対照飲料3本/日) 、低用量群 (試験飲料2本/日+対照飲料1本/日) 、高用量群 (試験飲料3本/日) に分け、各飲料を食事と共に8週間摂取させた。試験飲料として茶カテキン150 mg/本を含む飲料を、対照飲料として茶カテキンを含まない飲料を用いた。
結果:対照群と比較して高用量群で、摂取8週後の総コレステロールおよびLDLコレステロールが低下した(2016139920)。

研究5:
対象:血清総コレステロールが高め (180~259 mg/dL) の健常な成人男女60名。
方法:被験者を被験飲料群と対照飲料群の2群に分け、各飲料を1日2本、食事と共に12週間摂取させた。試験飲料として茶カテキン197.4 mg/本を含む飲料を、対照飲料として茶カテキンを含まない飲料を用いた。
結果:対照飲料群と比較して被験飲料群で、摂取12週間後の総コレステロールが低下した(2005139542)。

研究6:
対象:血清総コレステロールが高め (180~260 mg/dL) の健常な成人女性132名。
方法:被験者を試験飲料群と対照飲料群の2群に分け、各飲料を1日2本、食事と共に12週間摂取させた。試験飲料として茶カテキン196 .2mg/本を含む飲料を、対照飲料として茶カテキンを含まない飲料を用いた。
結果:対象飲料群と比較して試験飲料群で、摂取4、8、12週後の総コレステロール、および、LDLコレステロールが低下した(2006234438)。 
出典:
(1) J Health Sci. 2005:51(2);161-171.
(2008058738) 日本臨床栄養学会雑誌. 2007;29(2):72-80.
(2009273433) 薬理と治療. 2009;37(6):521-527.
(2016139920) 健康・栄養食品研究. 2002;5(2):1-9.
(2005139542) J Clin Biochem Nutr. 2003;33(3):101-111.
(2006234438) Health Sciences. 2006;22(1):60-71.
動物・その他の試験
研究1:
EGCg、ECg、EGC、ECおよびその熱異性化体 (GCg、Cg、GC、C) の膵リパーゼ阻害作用を測定した。その結果、ガレート型カテキン (EGCg、GCg、ECg、Cg) は膵リパーゼ阻害作用を示したが、遊離型カテキン (EGC、GC、EC、C) はその作用を示さなかった。また、EGCg、ECgを主体とするカテキン混合物 (テアフラン90S) と、熱処理によってEGCg、ECgの一部が異性化することで生じたGCg、Cgを含むカテキン混合物 (熱異性化テアフラン90S) は、どちらも濃度依存的な膵リパーゼ阻害作用を示した(PMID:15671206)。

研究2:
ラット胃中に合成胆汁酸ミセル溶液と茶カテキンを注入し、小腸から胸管リンパ液へのコレステロール取り込み率を調べた。その結果、投与しない場合と比較して、EGCg、ECgを主体とするカテキン混合物 (テアフラン90S) と、熱処理によってEGCg、ECgの一部が異性化することで生じたGCg、Cgを含むカテキン混合物 (熱異性化テアフラン90S)のどちらを投与した場合も、コレステロール吸収を抑制することが確認された(PMID:14640575)。
出典:
(PMID:15671206) J Nutr. 2005;135(2):155-159.
(PMID:14640575) J Agric Food Chem. 2003;51:7303-7307.

備考

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