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2020年7月更新の素材情報データベース

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2020年7月の素材情報の更新は下記の通りです。

●「ヒメツルニチニチソウ、ペリーウィンクル」危険情報:一般 (200720)
・市販の健康食品19製品中のビンカミンおよびビンポセチン含有量を分析した研究報告において、最大でビンポセチン8.8 mg/錠を含有する製品が見つかった。当該製品を摂取目安量通りに摂取した場合、医薬品のビンポセチン製剤 (現在日本では承認整理・販売中止) の含有量以上を摂取することになり、有害事象や医薬品との相互作用が発生する可能性が示唆された (101) 。
(101) 千葉県衛生研究所年報. 2017; 66: 77-80.


●「ビタミンC (アスコルビン酸)」有効性:免疫・がん・炎症 (200717)
・2012年11月までを対象に、6つのデータベースで検索できたプラセボ比較試験44報について検討したメタ分析において、定期的なビタミンC 0.2 g/日以上の摂取は、風邪症状の持続時間 (22報) の短縮、重症度 (10報) の低下が認められた。一方、発生率 (24報) に関連は認められなかった (PMID:23440782)
(PMID:23440782) Cochrane Database Syst Rev. 2013 Jan 31;(1):CD000980.


●安全性:医薬品等との相互作用 (200716)
ダイズイソフラボン
・動物実験 (ラット) において、カゼインの摂取に比較し、イソフラボンの摂取は、7,12-ジメチルベンズ[a]アントラセン (DMBA) により誘導される肝臓CYP1A2タンパク質発現には影響を及ぼさなかったが、CYP1A1遺伝子およびタンパク質発現、活性、CYP1A2遺伝子発現および活性を抑制した (PMID:11739881)
・動物実験 (ラット) において、カゼインの摂取に比較し、イソフラボンの摂取は、7,12-ジメチルベンズ[a]アントラセン (DMBA) により誘導される肝臓CYP1B1タンパク質発現には影響を及ぼさなかったが、遺伝子発現を抑制した (PMID:11739881)
・動物実験 (ラット) において、カゼインの摂取に比較し、イソフラボンの摂取は、7,12-ジメチルベンズ[a]アントラセン (DMBA) により誘導される乳腺CYP1A1、CYP1A2、CYP1B1遺伝子およびタンパク質発現を抑制した (PMID:11739881)
乳清
・動物実験 (ラット) において、カゼインの摂取に比較し、乳清の摂取は、7,12-ジメチルベンズ[a]アントラセン (DMBA) により誘導される肝臓CYP1A1、CYP1A2タンパク質発現および活性には影響を及ぼさなかったが、CYP1A1、CYP1A2遺伝子発現を抑制した (PMID:11739881)
・動物実験 (ラット) において、カゼインの摂取に比較し、乳清の摂取は、7,12-ジメチルベンズ[a]アントラセン (DMBA) により誘導される肝臓CYP1B1タンパク質発現には影響を及ぼさなかったが、CYP1B1遺伝子発現を抑制した (PMID:11739881)
(PMID:11739881) J Nutr. 2001 Dec;131(12):3281-7.


●「イチョウ葉エキス」有効性: 脳・神経・感覚器 (200715)
・治療抵抗性の統合失調症患者109名 (試験群56名、平均44.7±7.7歳、中国) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、イチョウ葉エキス360 mg/日とハロペリドール (精神病治療薬:CYP2D6、CYP3A4基質) 0.25 mg/kg/日を12週間併用させたところ、陽性症状 (SAPS) スコア低下が認められた。一方、簡易精神症状評価尺度 (BPRS) 、陰性症状 (SANS) に影響は認められなかった (PMID:11775047)
(PMID:11775047) J Clin Psychiatry. 2001 Nov;62(11):878-83.


●「ピペリン」安全性:医薬品等との相互作用 (200714)
・in vitro試験 (Caco-2細胞) において、ピペリンはP糖タンパク質活性を阻害した (PMID:12130727)
・in vitro試験 (ヒト肝ミクロソーム) において、ピペリンは、CYP3A4活性を阻害した (PMID:12130727)
(PMID:12130727) J Pharmacol Exp Ther. 2002 Aug;302(2):645-50.


●「大麦、麦芽」安全性:危険情報 (200713)
・54歳女性 (日本) が、植物発酵エキスを2年間、大麦若葉青汁を6ヶ月間摂取したところ (摂取量不明) 、急性肝炎を生じ加療により改善した。DLSTにおいて摂取していた健康食品2種ともに陽性を示し、これらの摂取による薬物アレルギー性肝機能障害と診断された (2018032319) 。
(2018032319) 日本内科学会関東地方会. 2017;637:32.


●「乳酸菌、ビフィズス菌など」有効性:消化系・肝臓 (200710)
・2018年2月までを対象に4つのデータベースで検索できた無作為化比較試験34報 (検索条件:年齢<18歳) について検討したメタ分析において、急性下痢症の未成年によるプロバイオティクスまたはシンバイオティクスの摂取は、下痢の期間 (27報) 、入院期間 (15報) 、3日間の排便回数 (7報) 、3日間続く下痢 (12報) 、発熱期間 (8報) 、嘔吐期間 (7報) の短縮と減少との関連が認められたが、いずれも試験によるばらつきが大きかった (PMID:31517810)
(PMID:31517810) Medicine (Baltimore). 2019 Sep;98(37):e16618.


●安全性:医薬品等との相互作用 (200709)
グレープフルーツ
・in vitro試験 (ヒト酵素) において、ベルガモチン、6,7-ジヒドロキシベルガモチン、ナリンゲニンは、CYP1A2、CYP2C9、CYP2C19、CYP2D6、CYP3A4活性を阻害した (PMID:12127912)
カバ、カバカバ、シャカオ
・in vitro試験 (ヒト酵素) において、ヤンゴニンはCYP1A2、CYP2C19活性を、デスメトキシヤンゴニンは CYP1A2、CYP2C9、CYP2C19、CYP3A4活性を、メチスチシン、ジヒドロメチスチシンは CYP1A2、CYP2C9、CYP2C19、CYP2D6、CYP3A4活性を、カバインはCY1A2、CYP2C9、CYP2C19、CYP3A4活性を、ジヒドロカバインはCYP2C9、CYP2C19、CYP3A4活性を阻害した (PMID:12127912)
セイヨウオトギリソウ 、セントジョーンズワート、ヒペリクムソウ
・in vitro試験 (ヒト酵素) において、ヒペルフォリンは CYP1A2、CYP2C9、CYP2C19、CYP2D6、CYP3A4活性を阻害した (PMID:12127912)
オオアザミ、マリアアザミ、ミルクシスル
・in vitro試験 (ヒト酵素) において、シリビンは CYP1A2、CYP2D6活性に影響を及ぼさなかったが、CYP2C9、CYP2C19、CYP3A4活性を阻害した (PMID:12127912)
セイヨウカノコソウ、バレリアン
・in vitro試験 (ヒト酵素) において、バレレン酸は CYP1A2、CYP2D6、CYP3A4活性に影響を及ぼさなかったが、CYP2C9、CYP2C19活性を阻害した (PMID:12127912)
セイヨウサンザシ、ホーソンベリー
・in vitro試験 (ヒト酵素) において、ビテキシンは CYP1A2、CYP2C9、CYP2C19、CYP2D6、CYP3A4活性を阻害した (PMID:12127912)
カテキン
・in vitro試験 (ヒト酵素) において、カテキンは CYP1A2、CYP2D6活性に影響を及ぼさなかったが、CYP2C9、CYP2C19、CYP3A4活性を阻害した (PMID:12127912)
セイヨウトチノキ (マロニエ)
・in vitro試験 (ヒト酵素) において、アエスシンは CYP1A2、CYP2D6活性に影響を及ぼさなかったが、CYP2C9、CYP2C19、CYP3A4活性を阻害した (PMID:12127912)
イチョウ葉エキス
・in vitro試験 (ヒト酵素) において、ギンコライドA、B、CはいずれのCYP活性にも影響を及ぼさなかったが、ギンコール酸気よび兇 CYP1A2、CYP2C9、CYP2C19、CYP2D6、CYP3A4活性を、ビオバライドはCYP2D6活性を、イソラムネチンはCYP1A2、CYP2C19活性を阻害した (PMID:12127912)
ニンニク、セイヨウニンニク、ガーリック、オオニンニク、ダイサン
・in vitro試験 (ヒト酵素) において、アリシンは CYP1A2、CYP2C9、CYP2C19、CYP2D6、CYP3A4活性を阻害した (PMID:12127912)
リノール酸
・in vitro試験 (ヒト酵素) において、リノール酸は CYP1A2、CYP2C9、CYP2C19、CYP2D6、CYP3A4活性を阻害した (PMID:12127912)
ケルセチン、クエルセチン
・in vitro試験 (ヒト酵素) において、ケルセチンは CYP1A2、CYP2C9、CYP2C19、CYP2D6、CYP3A4活性を阻害した (PMID:12127912)
(PMID:12127912) Life Sci. 2002;71(13):1579-89.


●「水素水」有効性:循環器・呼吸器 (200708)
・メタボリックシンドローム患者60名 (試験群30名、平均43.4±9.2歳、インド) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、水素水250 mL×3回 (水素>5.5 mM含有) /日を、24週間摂取させたところ、血中脂質 (TC、VLDL-C、TG) 、糖代謝マーカー (血糖、HbA1c) 、炎症マーカー (TNF-α、IL-6) 、酸化ストレスマーカー (MDA) 、ACE、心拍数の低下が認められた。一方、LDL-Cに影響は認められず、HDL-Cが低下した (PMID:32273740)
(PMID:32273740) Diabetes Metab Syndr Obes. 2020 Mar 24;13:889-896.


●「セイヨウオトギリソウ 、セントジョーンズワート、ヒペリクムソウ」安全性:医薬品等との相互作用 (200707)
・抗うつ薬服用患者14名 (24〜72歳、ドイツ)を対象としたオープンラベル試験において、セイヨウオトギリソウ抽出物900 mg (ヒペリシン276μg、シュードヒペリシン786μg、ヒペルフォリン55.11 mg含有) /日とアミトリプチリン (うつ病治療薬:CYP1A2、CYP2C19、CYP2D6、CYP3A4基質) 75 mg×2回/日の14日間併用は、アミトリプチリンと10-ヒドロキシノルトリプチリンの尿中排泄量に影響を及ぼさなかったが、アミトリプチリン、ノルトリプチリン、10-ヒドロキシアミトリプチリン、10-ヒドロキシノルトリプチリンの血中濃度 (AUC、Cmax) を低下させた (PMID:11799342)
(PMID:11799342) J Clin Psychopharmacol 2002 Feb;22(1):46-54.


●「カフェイン」危険情報:その他 (200706)
・2011年4月〜2016年3月までを対象に、264の病院から得られたカフェインの多量摂取 (カフェイン摂取量1.0 g以上) が関連した救急科受診事例101例 (14〜54歳、日本) について検討した報告において、救急搬送時の一般的なバイタルサインとして、多呼吸、頻脈、意識低下、高クレアチンキナーゼ血症、高血糖、低カリウム血症、低リン血症、高乳酸血症、一般的な症状として、吐き気、嘔吐、興奮、洞頻脈であった。特にカフェイン摂取量の多い (カフェイン≧6.0 gまたは血中カフェイン≧200μg/mL) 7例では心停止をきたした。なお、101例中98例は加療により改善したが、3例は死亡した (PMID:29526946)
(PMID:29526946) Intern Med. 2018 Aug 1;57(15):2141-2146.


●「クルクミン」安全性:医薬品との相互作用 (200703)
・動物実験 (ペンチレンテトラソール誘発てんかんモデルラット) において、クルクミンの摂取は、バルプロ酸 (抗てんかん薬) のてんかん発作抑制作用、脳中MDA低下作用、脳中GSH上昇作用を増強した (PMID:21641922)
・動物実験 (最大電気ショック誘発てんかんモデルラット) において、クルクミンの摂取は、フェニトイン (抗てんかん薬:CYP2C9、CYP2C19基質) 、フェノバルビタール (抗てんかん薬:CYP3A4基質) 、カルバマゼピン (抗てんかん薬:CYP3A4基質) のてんかん発作抑制作用、脳中MDA低下作用、脳中GSH上昇作用を増強した (PMID:21641922)
(PMID:21641922) Pharmacol Biochem Behav 2011 Sep;99(3):399-407.


●安全性:医薬品等との相互作用 (200702)
セイヨウオトギリソウ 、セントジョーンズワート、ヒペリクムソウ
・健康な成人 12 名 (平均25±3.9歳、アメリカ) を対象としたオープンラベルクロスオーバー試験において、セイヨウオトギリソウ (ヒペリシン0.3%含有) 300 mg×3 回/日を 28 日間摂取させたところ、CYP1A2、CYP3A4、CYP2D6、CYP2E1活性を増強した (PMID:12235448)
ニンニク、セイヨウニンニク、ガーリック、オオニンニク、ダイサン
・健康な成人 12 名 (平均25±3.9歳、アメリカ) を対象としたオープンラベルクロスオーバー試験において、ニンニク油500 mg×3 回/日を 28 日間摂取させたところ、CYP1A2、CYP3A4、CYP2D6活性には影響を及ぼさなかったが、CYP2E1活性を減弱した (PMID:12235448)
イチョウ葉エキス
・健康な成人 12 名 (平均25±3.9歳、アメリカ) を対象としたオープンラベルクロスオーバー試験において、イチョウ葉エキス60 mg×4 回/日を 28 日間摂取させたところ、CYP1A2、CYP3A4、CYP2D6、CYP2E1活性に影響を及ぼさなかった (PMID:12235448)
朝鮮ニンジン 、オタネニンジン、高麗人参
・健康な成人 12 名 (平均25±3.9歳、アメリカ) を対象としたオープンラベルクロスオーバー試験において、朝鮮ニンジン (ジンセノイド5%含有) 500 mg×3 回/日を 28 日間摂取させたところ、CYP1A2、CYP3A4、CYP2D6、CYP2E1活性に影響を及ぼさなかった (PMID:12235448)
(PMID:12235448) Clin Pharmacol Ther.2002; 72(3): 276-87.


●「ビタミンK」有効性:免疫・がん・炎症 (200701)
・関節リウマチの女性患者58名 (試験群30名、平均37.97±8.22歳、イラン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、ビタミンK1 10 mg/日を、8週間摂取させたところ、MMP-3、リウマトイド因子に影響は認められなかった (PMID:26156560)
(PMID:26156560) J Am Coll Nutr. 2016 Jul;35(5):392-8.




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