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2018年10月更新の素材情報データベース II

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2018年10月12日〜31日の素材情報の更新は下記の通りです。

●「ケルセチン」有効性:免疫・がん・炎症 (181031)
・2016年11月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化比較試験7報 (検索条件:年齢≧18歳、期間≧14週) について検討したメタ分析において、ケルセチンサプリメントの摂取は、血中CRP値の低下と関連が認められたが、試験によるばらつきが大きかった (PMID:28537580)
(PMID:28537580) Eur J Clin Nutr. 2017 Sep;71(9):1033-1039.


●「イチョウ葉エキス」安全性:医薬品等との相互作用 (181030)
・健常成人14名 (中央値29.5歳、アメリカ) を対象としたオープンラベル試験において、イチョウ葉エキス120 mg×2回/日を2週間ロピナビル・リトナビル合剤 (エイズ治療薬:ともにCYP3A基質) と併用させたところ、ロピナビルおよびリトナビルのAUC、Cmax、Cmin、Tmax、半減期、経口クリアランスに影響を与えなかった (PMID:18205997)

・健常成人14名 (中央値29.5歳、アメリカ) を対象としたオープンラベル試験において、イチョウ葉エキス120 mg×2回/日を2週間摂取させたところ、ミダゾラム (向精神薬:CYP3A4基質) のTmax、半減期、経口クリアランスには影響を与えなかったが、AUC、Cmaxが減少した。また、フェキソフェナジン (抗アレルギー薬:P糖タンパク基質) のAUC、Cmax、半減期、経口クリアランスには影響を与えなかったが、Tmaxが減少した (PMID:18205997)
(PMID:18205997) Curr Med Res Opin. 2008 Feb;24(2):591-9


●「レスベラトロール」有効性:循環器・呼吸器 (181029)
・2016年11月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化プラセボ比較試験9報 (検索条件:期間≧4週、年齢≧18歳) について検討したメタ分析において、レスベラトロールの摂取は、血漿アディポネクチン濃度 (8報) の上昇と関連が認められた。一方、血漿レプチン濃度 (4報) には影響を与えなかった (PMID:28089943)
(PMID:28089943) Pharmacol Res. 2017 Mar;117:394-405.


●「ニンニク」安全性:医薬品等との相互作用 (181026)
・動物実験 (糖尿病ラット) において、ニンニク抽出物とグリベンクラミド (糖尿病治療薬、CYP2C9およびCYP3A4基質) との併用は単回および長期 (28日間) のいずれにおいてもグリベンクラミドの血糖降下作用を増強した (PMID:24114899)
(PMID:24114899) Drug Metabol Drug Interact. 2013;28(4):225-30.


●「ベニコウジ」安全性:危険情報 (181025)
・39歳男性 (中国) が、血中脂質を低下させるため、自己判断でベニコウジを平均3.95 g/日摂取していたところ、1週間後より性機能不全を呈し徐々に症状の悪化が見られたが、摂取中止により改善した (PMID:29356231)
(PMID:29356231) Phytother Res. 2018 May;32(5):953-954.


●「エキナセア」安全性:医薬品等との相互作用 (181024)
・in vitro試験 (HepG2細胞) において、エキナセア抽出物およびエキナセア中のアルキルアミド類はCYP3A4のmRNA発現に影響を与えなかった (PMID:19906827)
(PMID:19906827) Evid Based Complement Alternat Med. 2011;2011:213021.


●「魚油」(181023)
安全性:危険情報
・高血圧、骨減少症、大腸憩室炎の既往歴、シンバスタチン (高脂血症治療薬) 、アレンドロネート (骨粗鬆症治療薬) による筋肉痛の経験があり、アテノロール (心血管疾患治療薬) 、ヒドロクロロチアジド (利尿薬) 、塩化カリウム、アスピリン (鎮痛薬) を服用中の63歳女性 (アメリカ) が、血中トリグリセリド値の上昇のため、食事・運動療法とともに魚油1,000 mg (DHA 180 mg+EPA 120 mg含有)/個を計6週間 (1個/日×3日、1個×2回/日×3日、1個×3回/日×1週、2個×3回/日×1週ののち3個×3回/日まで増量) 摂取したところ、トリグリセリド値は低下したが、血中LDLコレステロール値が上昇した。サプリメントの摂取中止と加療により改善した (PMID:17609237)
(PMID:17609237) Ann Pharmacother. 2007 Jul;41(7):1296-300.

・肝硬変を伴う非アルコール性脂肪性肝炎、II型糖尿病、喘息、高血圧、高脂血症、変形性関節症、むずむず脚症候群、偏頭痛、不安、うつ病、医薬品および魚介アレルギーのためリザトリプタン (偏頭痛治療薬) 、アルブテロール (喘息治療薬) 、ラミプリル (ACE阻害薬) 、フロセミド (利尿薬) 、カルベジロール (β遮断薬) 、クロナゼバム (抗てんかん薬) 、スピロノラクトン (利尿薬) 、ラロキシフェン (骨粗鬆症治療薬) 、リスプロ (インスリン製剤) 、シタグリプチン/メトホルミン (糖尿病治療薬) 、ラクチュロース、プレガバリン (解熱鎮痛薬) 、セルトラリン (うつ病治療薬) 、モンテルカスト (アレルギー治療薬) 、トピラマート (抗てんかん薬) 、シンバスタチン/エゼチミブ (高脂血症治療薬) 、リファキシミン (高アンモニア血症治療薬) 、B.infantis、クエン酸カルシウム+ビタミンD、マグネシウム、セチリジン (アレルギー治療薬) 、ナイアシンを服用中の65歳女性 (アメリカ) が、高トリグリセリド血症のため処方されたn-3系不飽和脂肪酸を2 g×2回/日、4日間摂取したところ、胸部絞扼感、呼吸困難、上肢の刺痛、蕁麻疹、腹痛、吐き気、顔面潮紅を生じ救急搬送された。魚油の摂取中止と加療により症状の軽減が見られたものの完治しなかったため、魚油製品を医薬品の収納容器から取り除いたところ改善した (PMID:25314925)
(PMID:25314925) Int J Clin Pharm. 2014 Dec;36(6):1126-9.

・54歳男性 (日本) が、魚油を含む菓子パンを摂取したところ、15分後に口唇の皮疹、気分不快感、意識混濁、血圧低下、全身の膨疹を生じ、1年後に魚肉ソーセージ、ソバを摂取したところ、15分後に頭部、上肢に掻痒を伴う皮疹、全身の膨疹を生じた。検査の結果、魚油によるアナフィラキシーと診断された (2006163392) 。
(2006163392) Journal of Environmental Dermatology 2005 12(2) 96-100

安全性:医薬品等との相互作用
・血管形成、ヘルニア、大腿動脈の手術歴があり、甲状腺機能低下症、高脂血症、骨減少症、虚血性心疾患のためビタミンE、アスピリン (鎮痛薬) 、共役エストロゲン、レボチロキシン (甲状腺ホルモン) 、アトロバスタチン (高脂血症治療薬) 、ビソプロロール (心血管疾患治療薬) 、リシノプリル (ACE阻害薬) とともにワルファリン (抗凝固薬) を服用中の67歳女性 (アメリカ) が、魚油1,000 mg/日摂取したところINRは安定していたが、2,000 mg/日に増量したところINRが上昇した。魚油摂取量を1,000 mg/日に戻したことで再び安定した (PMID:14742793)
(PMID:14742793) Ann Pharmacother. 2004 Jan;38(1):50-2.

・心疾患とそれに伴う複数回の手術、II型糖尿病、喘息、甲状腺機能低下症、高脂血症、大腸ポリープの既往歴があり、ペースメーカーを装着中で、メトホルミン、グリピジド、ミグリトール (糖尿病治療薬) 、シンバスタチン (高脂血症治療薬) 、レボチロキシン (甲状腺ホルモン) 、ラミプリル (ACE阻害薬) 、フロセミド (利尿薬) 、塩化カリウム、ロラゼパム (抗不安薬) 、イプラトロピウム (気管支喘息治療薬) 、ワルファリン (抗凝固薬) 、アスピリン (抗血小板薬) を服用中の75歳男性 (アメリカ) が、医師の勧めでn-3系不飽和脂肪酸サプリメント6 g/日を1年間摂取していたところ、椅子からの転落後に協調運動障害を呈した。CT検査で開頭手術を要する硬膜下出血が確認され、手術後に焦点運動発作を生じたが加療によって改善、アスピリンとサプリメントの中止により安定した (PMID:17192169)
(PMID:17192169) Pharmacotherapy. 2007 Jan;27(1):152-60.


●「ビタミンD」有効性:糖尿病・内分泌 (181022)
・2015年10月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化比較試験23報 (検索条件:年齢≧18歳) について検討したメタ分析において、II型糖尿病患者によるビタミンDサプリメントの摂取は、HbA1c (19報) 、空腹時血糖値 (13報) 、HOMA-IR (12報) に影響を与えなかった (PMID:27484453)
(PMID:27484453) Eur J Endocrinol. 2017 Jan;176(1):R1-R14.


●「ニンニク」安全性:医薬品等との相互作用 (181019)
・動物実験 (心筋損傷ラット) において、ニンニク液125 mg/kgまたは250 mg/kg、30日間の投与はカプトプリル (降圧薬) による心筋保護作用を増強したが、ニンニク液500 mg/kgの投与はカプトプリルによる心筋保護作用を減弱した (PMID:19830688)
(PMID:19830688) Phytother Res. 2010 May;24(5):720-5.


●「ショウガ」(181018)
全体見直し。


●「サラシア」(181018)
全体見直し。


●「クワ」有効性:糖尿病・内分泌 (181018)
・2015年3月までを対象に5つのデータベースで検索できた無作為化比較試験13報について検討したメタ分析において、マグワ (Morus alba Linn.) の摂取は、食後30分 (7報) 、60分 (7報) 、90分値 (6報) の血糖値の低下と関連が認められたが試験によるばらつきが大きかった。一方、食後血糖値の120分値 (7報) 、空腹時血糖値 (6報) 、HbA1c (4報) 、HOMA-IR (3報) 、血中脂質濃度 (LDLコレステロール、HDLコレステロール、総コレステロール、トリグリセリド、各4報) に影響は認められなかった (PMID:26972284)
(PMID:26972284) Eur J Nutr. 2017 Jun;56(4):1509-1521.


●「イチョウ葉エキス」(181017)
安全性:危険情報
・34歳男性 (アメリカ) が、マルチビタミンとともにイチョウ葉エキス2錠/日を摂取していたところ (摂取期間不明) 、腹腔鏡下胆嚢摘出術の手術後に多量の出血を生じ、貧血を呈した (PMID:11206893)
(PMID:11206893) Am Surg. 2001 Jan;67(1):33-5.

安全性:医薬品等との相互作用
・鎮痛薬、アスピリンを服用中の77歳女性 (イギリス) が、集中力向上のためイチョウ葉エキス120 mg/日を日常的に摂取していたところ (摂取期間不明) 、全人工股関節置換術の手術中の出血傾向、手術後の傷口の出血を生じ、アスピリンを中止したが改善せず、イチョウ葉エキスの中止により改善した (PMID:15660071)
(PMID:15660071) J Arthroplasty. 2005 Jan;20(1):125-6.


●「ルテイン」安全性:危険情報 (181016)
・緑内障の60代女性 (アメリカ) が、野菜スムージーを含む食事からの多量のルテイン摂取とともに、ルテインサプリメント20 mg/日、魚油4 g/日を8年間摂取したところ、両目に閃光を生じて受診。黄斑色素密度、皮膚カロテノイド量、血清ルテイン濃度の上昇、網膜の沈着物がみられ黄斑症と診断された。ルテインサプリメントの摂取中止により右目は改善したが、左目は症状が残った (PMID:27787539)
(PMID:27787539) JAMA Ophthalmol. 2016 Dec 1;134(12):1445-1448.


●「ペパーミント」安全性:医薬品等との相互作用 (181015)
・動物実験 (マウス) においてペパーミントオイルは、単回投与ではコデイン (麻薬性鎮咳薬:CYP2D6基質) の鎮痛作用に影響を与えなかったが、5日間の継続投与はコデインによる鎮痛作用を減弱した (PMID:22076909)

・動物実験 (マウス) においてペパーミントオイルは、単回投与ではミダゾラム (催眠鎮静薬:CYP3A基質) による運動協調障害を減弱したが、5日間の継続投与はミダゾラムによる運動協調障害を増強した (PMID:22076909)

・動物実験 (マウス) においてペパーミントオイルは、単回投与ではペントバルビタール (短時間作用型催眠鎮静薬:CYP2B6、CYP2D6基質) による睡眠時間を延長し、5日間の継続投与はペントバルビタールによる睡眠時間を短縮した (PMID:22076909)

(PMID:22076909) Phytother Res. 2012 Jun;26(6):820-5.


●「ダイズイソフラボン」 (181012)
安全性:危険情報
・良性腺筋症のため子宮亜全摘および卵管卵巣摘出術を受けた経験のある75歳女性 (ベルギー) が、ダイズイソフラボンサプリメント72 mg/日を5年間摂取したところ、2ヶ月以上持続する腹痛、左腎盂腎炎を生じ受診。子宮の癌肉腫と診断され、手術と加療により改善した (PMID:16847632)
(PMID:16847632) Arch Gynecol Obstet. 2006 Oct;274(6):389-92.

・前立腺不快感改善のため20年間にわたってさまざまなハーブ療法を行っていた57歳男性 (アメリカ) が、ダイズ、豆乳、ダイズタンパク質サプリメントの摂取を開始し、徐々に増量しながら6ヶ月間継続したところ (総イソフラボン摂取量135〜177 mg/日) 、運動時および安静時の頭痛、高血圧、閃輝暗点、側頭部の浮腫、羞明、音声恐怖、疲労、苛立ちを生じた。ダイズタンパク質サプリメントの中止により軽快したものの閃輝暗点が再発し、ダイズ摂取量の半減により改善した (PMID:12391374)
(PMID:12391374) Neurology. 2002 Oct 22;59(8):1289-90.

安全性:医薬品等との相互作用
・乳頭がんのため甲状腺切除術を受け、レボチロキシン治療中の45歳女性 (アメリカ) が、レボチロキシン服用直後に大豆サプリメントを摂取していたところ (摂取量不明) 、血中TSHレベルの抑制効果が得られず多量のレボチロキシン投与を要した。サプリメントを朝に、薬を夕食時に摂取することで改善した (PMID:11421567)
(PMID:11421567) Endocr Pract. 2001 May-Jun;7(3):193-4.



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