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2018年8月更新の素材情報データベースII

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2018年8月28日〜31日の素材情報の更新は下記の通りです。

●「ジギタリス」安全性:危険情報 (180831)
・58歳女性 (イタリア) が、ボリジと誤認してジギタリスの葉を使用した料理を摂取し、翌日に吐き気、嘔吐、下痢を、さらにその翌日に心室細動による心配停止を生じ、救急搬送された。同じ料理を摂取した65歳の夫は、摂取の2日後に妻と同様の消化器症状を生じ、夫婦ともにジギタリス中毒と診断され、加療により改善した (PMID:28112707)
(PMID:28112707) Acta Biomed. 2017 Jan 16;87(3):353-357.


●「ケイヒ、シナモン」有効性:糖尿病・内分泌 (180830)
・II型糖尿病患者39名 (試験群20名、平均58.90±7.93歳、イラン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、通常の治療とともに、シナモン1,000 mg×3回/日を8週間摂取させたところ、空腹時血糖値、インスリン濃度、HOMA-IR、HbA1c、血漿カルボキシメチルリジン (終末糖化産物) 濃度、総抗酸化能、マロンジアルデヒド濃度に影響は認められなかった (PMID:28885566)
(PMID:28885566) Nutrients. 2017 Sep 8;9(9). pii: E991.


●「ツボクサ」「ヒバマタ」 安全性:医薬品等との相互作用 (180829)
・うつ病の35歳女性 (ポルトガル) が、体重減少目的でツボクサ、ヒバマタを1年摂取していたが、3ヶ月前よりベンラファキシン (抗うつ薬:CYP2D6、CYP3A4基質) 服用を開始したところ、呼吸困難、筋痛、空咳が出現、症状が持続したため受診。Naranjo Adverse Drug Reaction Probability Scale (有害事象と被偽薬物の因果関係評価指標) によりベンラファキシンによる間質性肺炎、急性心筋症の同時発症と診断された。ツボクサ、ヒバマタの併用によりCYP2D6が阻害され、ベンラファキシンおよびその代謝物のO-デスメチルベンラファキシンが毒性レベルまで蓄積したことが原因と考えられた (PMID:25029655)
(PMID:25029655) J Bras Pneumol. 2014 May-Jun;40(3):313-8


有効性:その他 (180828)
●「カルシウム
・2016年8月までを対象に、5つのデータベースで検索できた無作為化比較試験12報について検討したメタ分析において、カルシウムサプリメントの摂取は、がん発症リスク (2報) の低下と関連が認められたが、総死亡率 (8報) 、心血管疾患死亡率 (2報) 、心血管疾患発症リスク (8報) には影響を与えなかった (PMID:28096125)

●「セレン
・2016年8月までを対象に、5つのデータベースで検索できた無作為化比較試験8報について検討したメタ分析において、セレンサプリメントの摂取は、総死亡率 (6報) 、心血管疾患死亡率 (4報) 、心血管疾患発症リスク (5報) 、がん死亡率 (4報) 、がん発症リスク (5報) に影響を与えなかった (PMID:28096125)

●「亜鉛
・2016年8月までを対象に、5つのデータベースで検索できた無作為化比較試験6報について検討したメタ分析において、亜鉛サプリメントの摂取は、総死亡率 (4報) 、心血管疾患発症リスク (3報) 、がん死亡率 (2報) 、がん発症リスク (2報) に影響を与えなかった (PMID:28096125)

●「ビタミンD
・2016年8月までを対象に、5つのデータベースで検索できた無作為化比較試験17報について検討したメタ分析において、ビタミンDサプリメントの摂取は、総死亡率 (11報) 、心血管疾患死亡率 (4報) 、心血管疾患発症リスク (8報) 、がん死亡率 (4報) 、がん発症リスク (6報) に影響を与えなかった (PMID:28096125)

●「カロテン
・2016年8月までを対象に、5つのデータベースで検索できた無作為化比較試験12報について検討したメタ分析において、β-カロテンサプリメントの摂取は、総死亡率 (10報) 、心血管疾患死亡率 (8報) 、心血管疾患発症リスク (5報) 、がん死亡率 (7報) 、がん発症リスク (5報) に影響を与えなかった (PMID:28096125)

●「ビタミンA
・2016年8月までを対象に、5つのデータベースで検索できた無作為化比較試験12報について検討したメタ分析において、ビタミンAサプリメントの摂取は、総死亡率 (6報) 、心血管疾患死亡率 (2報) 、がん死亡率 (3報) に影響を与えず、がん発症リスク (2報) 上昇と関連が認められた (PMID:28096125)

●「ビタミンC
・2016年8月までを対象に、5つのデータベースで検索できた無作為化比較試験7報について検討したメタ分析において、ビタミンCサプリメントの摂取は、総死亡率 (7報) 、心血管疾患死亡率 (4報) 、心血管疾患発症リスク (2報) 、がん死亡率 (3報) 、がん発症リスク (3報) に影響を与えなかった (PMID:28096125)

●「ビタミンE
・2016年8月までを対象に、5つのデータベースで検索できた無作為化比較試験16報について検討したメタ分析において、ビタミンEサプリメントの摂取は、心血管疾患死亡率 (10報) の低下と関連が認められたが、総死亡率 (15報) 、心血管疾患発症リスク (9報) 、がん死亡率 (6報) 、がん発症リスク (7報) には影響を与えなかった (PMID:28096125)

●「葉酸
・2016年8月までを対象に、5つのデータベースで検索できた無作為化比較試験4報について検討したメタ分析において、葉酸サプリメントの摂取は、心血管疾患発症リスク (3報) 低下と関連が認められたが、総死亡率 (4報) には影響を与えなかった (PMID:28096125)

●「マグネシウム
・2016年8月までを対象に、5つのデータベースで検索できた無作為化比較試験3報について検討したメタ分析において、マグネシウムサプリメントの摂取は、総死亡率、心血管疾患発症リスク (各2報) に影響を与えなかった (PMID:28096125)

●「ビタミンK
・2016年8月までを対象に、5つのデータベースで検索できた無作為化比較試験2報について検討したメタ分析において、ビタミンKサプリメントの摂取は、心血管疾患発症リスクに影響を与えなかった (PMID:28096125)

(PMID:28096125) Adv Nutr. 2017 Jan 17;8(1):27-39.



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