厚生労働省と和歌山県が花粉加工食品との関連が疑われる健康被害事例を公表(070227)

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厚生労働省と和歌山県が花粉加工食品との関連が疑われる健康被害事例を公表


平成19年2月26日、厚生労働省と和歌山県は、スギ花粉症によいとの暗示をした花粉加工食品を40歳代女性が飲用した後アナフィラキシ−ショック()で意識不明になり、入院したとの情報を公表しています。該当製品名と被害者の症状は下記の通りです。
(注:特定の起因物質により生じた全身性のアレルギー反応。発症が非常に急激なのが特徴的で、重症になると血圧低下を伴うアナフィラキシーショックという危険な状態になり、死に至ることがある。)

該当する製品の情報: 
1)製品名 :パピラ(花粉加工食品)
2)販売者名・製造所: 健森(山形県)
3)製品の概要 : 杉の若い雄花の芽を採取・摘果後、蒸気殺菌、乾燥、粉砕し、カプセルに充填。
4)同様の苦情の有無 : 1件(本年2月、わきの下に発疹)

被害者の状況:
当該食品を1カプセル飲用してから運動したところ、約30分後に全身に蕁麻疹が出現し、息苦しくなったため医療機関を受診。診療中、口腔内に著しく発疹が出現・気管が閉塞し、意識不明状態に陥ったため、人工呼吸器により気道を確保し、対症療法を実施。現在患者は意識を回復し、快方に向かっている。

なお、現時点で、当該製品が人の健康に及ぼす悪影響の内容及び程度は明らかではなく、同種の製品については、同様の報告は把握されていません。

さらに詳細は厚生労働省または和歌山県発表の情報(PDF)を参照して下さい。

また、2月28日、山形県は当該製品が薬事法上の医薬品にあたるとし、製造・販売業者に販売停止および回収を指示したと発表しています。
さらに、健康被害を未然に防ぐため、現在使用している方は服用を中止し、症状が現れた場合には医療機関を受診すること、また、心配な点は最寄の保健所または県保健薬務課まで相談するようにと注意喚起しています。
詳細は山形県(PDF)を参照してください。

「健康食品」に対応するときの基本事項として、(1) 日常のバランスのとれた食事が最も重要なこと、(2)病気の時は医療関係者の管理下で行われる治療を最優先し、自己判断で「健康食品」を病気の治療や治癒を目的に利用すべきではないこと、以上の2つの事項があげられます。今回の問題は(2)に該当しています。市場には多種多様な「健康食品」が存在しており、全てが同じではありません。その中で、製品としての有効性・安全性が製品として評価されている特定保健用食品、成分としての有効性・安全性が評価されている栄養機能食品があります。
以上の事項の詳細については、当サイト内の基礎知識等を参照してください。

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