健康食品等の素材情報データベース

注意!(1) データの無断転用,引用、商用目的の利用は厳禁.(2) 以下の情報は現時点(最終更新日時)で調査できた素材の科学論文情報です. 実際に販売されている商品に以下の素材が含まれているとしても,その安全性・有効性がここに紹介した情報と一致するわけではありません.(3) 詳細情報として試験管内・動物実験の情報も掲載してありますが,この情報をヒトに直接当てはめることはできません.有効性については,ヒトを対象とした研究情報が重要です.(4) 医療機関を受診している方は,健康食品を摂取する際に医師へ相談することが大切です.「健康食品」を利用してもし体調に異常を感じたときは、直ぐに摂取を中止して医療機関を受診し,最寄りの保健所にもご相談下さい.

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項 目

内 容

名称

オオバコ [英]Asiatic Plantain [学名]Plantago asiatica L.

概要

オオバコは、オオバコ科オオバコ属の植物で、世界各国に広汎に分布している。世界には200種ほどのオオバコがあり、地域によって使用するオオバコの種類は異なるが、いずれも古くから民間薬として利用されてきた経緯がある。この項はオオバコについて記載する。その他、オオバコ属に関連する情報は (オオバコ属) を参照。 オオバコは、日本各地、サハリン、中国、東シベリア、マレーシアに分布し、高さ10〜15 cm、卵形の葉をもつ植物である。踏みつけに強い雑草で、車が通るような往来の激しい道路にも生えることから車前草 (シャゼンソウ) の別名がついたといわれている。葉菜の一つとして食用に利用されている。日本薬局方ではオオバコの全草が生薬の車前草 (シャゼンソウ) として利用されているが、中国や欧米ではムジナオオバコ (学名P. depressa Willd.) およびセイヨウオオバコも起源植物に含めている。俗に、「咳によい」「尿の出をよくする」「強壮によい」などと言われている。ヒトでの有効性については、生薬のシャゼンソウおよびシャゼンシは日本薬局方に収載され、去痰薬として使用されるが、健康商品におけるオオバコのヒトでの有効性は信頼できる情報が十分ではない。安全性については、妊婦が使用すると子宮緊張を増加させる可能性があるため、おそらく危険である。また、授乳婦は信頼できる情報が不十分なため、使用を避ける。オオバコに過敏な人は使用禁忌。その他、詳細については、「すべての情報を表示」を参照。

法規・制度

・別名としてシャゼンシ/シャゼンソウ/シャゼンヨウがある。
・オオバコの全草は「医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質 (原材料)」に区分される (30) 。

成分の特性・品質

主な成分・性質

・全草にはイリドイド配糖体であるオークビン (aucubin) 、フラボノイドであるプランタギニン (plantaginin) 、プランタギン (plantagin) 、ホモプランタギニン (homoplantaginin) のほか、ウルソール酸、ヘントリアコンタン、β-シトステロール、スチグマステロール、アスコルビン酸、クエン酸、ビタミンK、β-カロテン、カルシウムを含む。種子にオークビン、プランテノール酸、プランタサン、アデニン、コリン、コハク酸などを含む。

分析法

・オオバコ属中のイリドイド配糖体をミセル動電クロマトグラフィーにより定量分析した報告がある (PMID:15018047)

有効性








循環器・
呼吸器


一般情報
・生薬のシャゼンソウおよびシャゼンシは日本薬局方に収載され、去痰薬として使用される (101) 。
・予備的な報告では、オオバコを経口摂取することは慢性気管支炎に有効であることが示唆されている (94) が、この現象についてはさらなる検証が必要である。
・予備的な報告では、オオバコを経口摂取することは風邪の症状を改善しやすくする可能性が示唆されている (94) が、この現象についてはさらなる検証が必要である。


消化系・肝臓

調べた文献の中に見当たらない。

糖尿病・
内分泌

調べた文献の中に見当たらない。

生殖・泌尿器

調べた文献の中に見当たらない。

脳・神経・
感覚器

調べた文献の中に見当たらない。

免疫・がん・
炎症

調べた文献の中に見当たらない。

骨・筋肉

調べた文献の中に見当たらない。

発育・成長

調べた文献の中に見当たらない。

肥満

調べた文献の中に見当たらない。

その他

調べた文献の中に見当たらない。





試験管内・
動物他での
評価

調べた文献の中に見当たらない。

安全性

危険情報

<一般>
・オオバコの葉を適切に経口摂取することは、安全性が示唆されているが、局所に利用すると接触皮膚炎を起こす可能性があるため、危険性が示唆されている (94) 。
・過剰に摂取すると下痢や低血圧の症状を呈する可能性がある (94) 。
<妊婦・授乳婦>
・妊婦が経口摂取すると子宮緊張を増加する可能性があるため、おそらく危険である (94) 。
・授乳中の安全性については信頼できる情報が不十分である (94) 。
<小児>
・サプリメントなど濃縮物として摂取する場合の安全性に関して信頼できる十分な情報が見当たらない。
<その他>
・オオバコの花粉は、メロンアレルギーのある人で交差反応を起こす可能性がある (94) 。

禁忌対象者

・オオバコに過敏な人の使用禁忌 (94) 。
・腸閉塞、食道狭窄、異常な腸の狭小化の人には使用禁忌 (22)。

医薬品等との
相互作用

調べた文献の中に見当たらない。

動物他での
毒性試験

1.TDLo (最小中毒量)
・ジュースを投与:マウス経口35 mL/kg、 (7日間断続的) 胃液分泌などに影響が認められた (91) 。
・全草抽出物を投与:マウス経口 (間欠的) 25 mg/kg/5日間
2.その他
・オオバコに含まれる配糖体プランタギン (plantagin) は少量でウサギの心臓の鼓動を遅くし、血圧を上昇させ、多量で心臓麻痺、血圧低下を起こす。さらに呼吸を深く、大きくし、鎮咳作用があり、腸管、子宮の運動を促進する (7) 。

AHPAクラス分類
及び勧告

・種子、ハスク(種子の外皮):クラス2d (22) 。

危険情報、禁忌対象者 参照

総合評価

安全性

・適切に経口摂取することは安全性が示唆されているが、局所に使用すると、接触皮膚炎を起こす可能性がある。
・妊娠中に使用すると、子宮緊張を増加させる可能性があるため、おそらく危険である。
・授乳中の安全性は信頼できる情報が不十分なため、使用を避ける。
・オオバコに過敏な人は使用禁忌。

有効性

(注:下記の内容は、文献検索した有効性情報を抜粋したものであり、その内容を新たに評価したり保証したりしたものではありません。)
・生薬のシャゼンソウおよびシャゼンシは日本薬局方に収載され、去痰薬として使用される。
・オオバコのヒトにおける有効性は、信頼できる情報が不十分である。

参考文献

(7) 中薬大辞典.(小学館)
(22) メディカルハーブ安全性ハンドブック 第2版 東京堂出版 林真一郎ら 監訳
(30) 「医薬品の範囲に関する基準」(別添2、別添3、一部改正について)
(58) Monograph of therapeutic Guide to Herbal Medicine Complete German Commission
(91) Registry of Toxic Effects of Chemical Substances (RTECS).
(101) 第14改正日本薬局方解説書 生薬総則, 廣川書店, 2001
(PMID:15018047) Z Naturforsch [C]. 2004 Jan-Feb;59(1-2):27-31.
(94) Natural Medicines

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