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動物他での
毒性試験
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1.TDLo (最小中毒量)
・子実体の水抽出物を投与:マウス経口10 mg/kg、ラット経口 (連続) 2.5 kg/kg/2週、213.2 g/kg/2年 (91) 。
・99/26株の子実体粉末を投与:ラット経口378 g/kg/6週 (91) 。
2.NOAEL (無毒性量)
・食品添加物であるヒメマツタケの水抽出物 (Agaricus blazei Murrillの菌糸体および子実体より水で抽出して得られたもの) を投与:ラット経口2,654 mg/kg/日 (雄) 、2,965 mg/kg/日 (雌) すなわち食餌中に5% (PMID:15833380) 。
・ヒメマツタケ (Agaricus blazei Murrill) の水抽出物を投与:ラット胃内1,000 mg/kg/日 (PMID:18353517) 。
・アガリクス (Agaricus blazei Murill) 凍結乾燥粉末を投与:ラット経口25,000 ppm (雄1,176 mg/kg体重/日、雌1,518 mg/kg/日) (PMID:17707568) 。
3.その他
・雄F344ラットを用い、多臓器イニシエーション (DMBDD) 処置を行った中期多臓器発がん性試験において、アガリクス (Agaricus blazei Murill) 子実体の抽出物 (GABA 12.0 mg/kg含有) の24週間投与では、発がん促進作用は示されなかった (PMID:19879310) 。
・アガリチンには遺伝毒性のあることが動物実験において示されている (PMID:7737599) 。そのメカニズムは、アガリチンが先ず4-(hydroxymethyl) phenylhydrazineに代謝され、さらに反応性の高いジアゾニウムイオンに代謝されることが関連していると考えられている (PMID:9276636) 。
・動物実験 (マウス) において、6週齢よりレンチナン (抗がん剤) 1または4 mg/kgを10回、腹腔内投与したところ、投与量依存的に拡張型心筋症を発症し、胸腹水発生により生存期間が短縮した (2005052247) 。
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