健康食品等の素材情報データベース

注意!(1) データの無断転用,引用、商用目的の利用は厳禁.(2) 以下の情報は現時点(最終更新日時)で調査できた素材の科学論文情報です. 実際に販売されている商品に以下の素材が含まれているとしても,その安全性・有効性がここに紹介した情報と一致するわけではありません.(3) 詳細情報として試験管内・動物実験の情報も掲載してありますが,この情報をヒトに直接当てはめることはできません.有効性については,ヒトを対象とした研究情報が重要です.(4) 医療機関を受診している方は,健康食品を摂取する際に医師へ相談することが大切です.「健康食品」を利用してもし体調に異常を感じたときは、直ぐに摂取を中止して医療機関を受診し,最寄りの保健所にもご相談下さい.

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項 目

内 容

名称

還元麦芽糖、マルチトール [英]Maltitol [学名]-

概要

還元麦芽糖 (マルチトール) は、麦芽糖を高圧水素添加して、カルボニル基を還元して得た糖アルコールである。カロリーはショ糖の1/2で甘味は80〜90%であり、低カロリー甘味料としてショ糖の代わりに用いられている。俗に、「虫歯を予防する」「急激な血糖上昇を抑える」などと言われているが、ヒトでの有効性については調べた文献中に十分なデータが見当たらない。安全性については、一度に大量に摂取すると下痢を起こす可能性がある。その他、詳細については「すべての情報を表示」を参照。

法規・制度

・還元麦芽糖は「医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質 (原材料) 」に区分される (30) 。
・還元麦芽糖 (マルチトール) を関与成分とし「虫歯の原因とならない」保健用途の表示ができる特定保健用食品が許可されている。

成分の特性・品質

主な成分・性質

・マルトースのカルボニル基がアルコールにまで還元された糖アルコールの一種。二量体である。

分析法

・紫外可視 (UV) 検出器を装着した高速液体クロマトグラフィー (HPLC) を用いた測定 (PMID:11043600) や、電気化学検出器を装着した高pH陰イオン交換クロマトグラフィー (HPAEC) 法で測定されている (PMID:10563865)

有効性








循環器・
呼吸器


調べた文献の中に見当たらない。


消化系・肝臓

調べた文献の中に見当たらない。

糖尿病・
内分泌

調べた文献の中に見当たらない。

生殖・泌尿器

調べた文献の中に見当たらない。

脳・神経・
感覚器

調べた文献の中に見当たらない。

免疫・がん・
炎症

調べた文献の中に見当たらない。

骨・筋肉

調べた文献の中に見当たらない。

発育・成長

調べた文献の中に見当たらない。

肥満

調べた文献の中に見当たらない。

その他

一般情報
・還元麦芽糖 (マルチトール) を関与成分とし「虫歯の原因とならない」保健用途の表示ができる特定保健用食品が許可されている。





試験管内・
動物他での
評価

調べた文献の中に見当たらない。

安全性

危険情報

<一般>
・42名 (20代、30代、40代の男女各7名、日本) を対象とした試験において、摂取者の半数が下痢を起こすマルチトール摂取量は男女とも0.8 g/kgであった (101) 。
・健康成人12名 (フランス) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化比較試験において、マルチトールにより下痢を起こした平均摂取量は63±9 g/日であった(PMID:12548293)
・健康な女性 (平均22.3±2.0歳、日本) を対象とした試験において、マルチトールを15 gから45 gまで5 gずつ用量を増やして摂取させたところ、27名中22名が20〜45 gのマルチトール摂取で浸透性下痢を起こした (PMID:18797153)
<小児>
・小児28名 (5〜12歳、日本) を対象とした試験において、シュガーレスチューインガム (1包5枚入り、マルチトール約11.56 g含有) を1枚ずつ連続摂取させたところ (1名 (5歳男児) は5枚 (マルチトール0.642 g/kg摂取) 、2名 (11歳女児) は10枚 (各0.771 g/kg、0.826 g/kg摂取) ) 、3名に下痢または軟便等の胃腸症状がみられたが、48時間以内に無治療ですべて回復した (1987064881) 。

禁忌対象者

調べた文献の中に見当たらない。

医薬品等との
相互作用

調べた文献の中に見当たらない。

動物他での
毒性試験

1.LD50 (半数致死量)
・雌雄のラットに還元麦芽糖水飴を経口投与および腹腔内投与した研究において、ショ糖を大量投与した場合と同様の所見が見られ、LD50は20 g/kgであった (1984010741) 。

AHPAクラス分類
及び勧告

-

総合評価

安全性

・大量に摂取すると下痢を起こす可能性がある。
・特定保健用食品では、個別に製品ごとの安全性が評価されている。

有効性

(注:下記の内容は、文献検索した有効性情報を抜粋したものであり、その内容を新たに評価したり保証したりしたものではありません。)
・特定保健用食品では個別に製品ごとの有効性が評価されているが、その他、ヒトでの有効性については信頼できる十分な情報が見当たらない。

参考文献

(30) 「医薬品の範囲に関する基準」(別添2、別添3、一部改正について)
(PMID:11043600) J Chromatogr A. 2000 Sep 29;893(1):195-200.
(PMID:10563865) J Agric Food Chem. 1999 Jan;47(1):157-63.
(1987064881) Progress in Medicine.1986; 6(7):1503-7
(1984010741) 応用薬理.1983; 25(4):633-8
(PMID:12548293) Eur J Clin Nutr. 2003 Jan;57(1):26-30.
(101) Chemosphere.1983;12(1):45-53.
(PMID:18797153) J Nutr Sci Vitaminol (Tokyo). 2008 Aug;54(4):309-14.

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