健康食品等の素材情報データベース

注意!(1) データの無断転用,引用、商用目的の利用は厳禁.(2) 以下の情報は現時点(最終更新日時)で調査できた素材の科学論文情報です. 実際に販売されている商品に以下の素材が含まれているとしても,その安全性・有効性がここに紹介した情報と一致するわけではありません.(3) 詳細情報として試験管内・動物実験の情報も掲載してありますが,この情報をヒトに直接当てはめることはできません.有効性については,ヒトを対象とした研究情報が重要です.(4) 医療機関を受診している方は,健康食品を摂取する際に医師へ相談することが大切です.「健康食品」を利用してもし体調に異常を感じたときは、直ぐに摂取を中止して医療機関を受診し,最寄りの保健所にもご相談下さい.

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項 目

内 容

名称

キチン [英]Chitin [学名]-

概要

キチンは、かにやえびなどの甲殻類の外殻、菌類の細胞壁などにあるムコ多糖類であり、不溶性の食物繊維として知られている。キチンが部分的に脱アセチル化すると、キトサンになる。一般に食品添加物 (増粘安定剤) として使用が認められている。俗に、「免疫によい」「高コレステロールによい」「がんによい」などと言われているが、ヒトでの有効性・安全性については信頼できる十分な情報は見当たらない。その他、詳細については「すべての情報を表示」を参照。

法規・制度

・「医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質 (原材料)」に区分される (30) 。
・「既存添加物」:増粘安定剤である (78) 。

成分の特性・品質

主な成分・性質

・β-1,4-poly-N-acetylglucosamine。節足動物、軟体動物、外肛動物、菌類の主要な構造多糖であり、白色、無定形粉末又は繊維状で、酸、アルカリおよび各種溶媒に不溶である (32) 。

分析法

・キチンはAOAC法により分析するが、アミノ糖であるためキチン由来の窒素量を求め、残渣中の総窒素量を差し引く補正を行っている (101) 。

有効性








循環器・
呼吸器


RCT
・LDLコレステロール値が高めの成人130名 (アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、Aspergills niger 由来のキチングルカンを6週間摂取させたところ、1.5 g/日摂取群 (32名、平均50.9歳) でLDLコレステロール値が、4.5 g/日摂取群 (33名、平均49.1±11.2歳) で酸化LDLが、わずかに低下したが、その他の血中脂質濃度や血糖値、インスリン濃度、F2-イソプロスタン濃度に影響は認められず、4.5 g/日およびオリーブ油抽出物135 mg/日併用群 (30名、平均50.7±9.8歳) では影響は認められなかった (PMID:22948945)


消化系・肝臓

調べた文献の中に見当たらない。

糖尿病・
内分泌

調べた文献の中に見当たらない。

生殖・泌尿器

調べた文献の中に見当たらない。

脳・神経・
感覚器

調べた文献の中に見当たらない。

免疫・がん・
炎症

調べた文献の中に見当たらない。

骨・筋肉

調べた文献の中に見当たらない。

発育・成長

調べた文献の中に見当たらない。

肥満

調べた文献の中に見当たらない。

その他

調べた文献の中に見当たらない。





試験管内・
動物他での
評価

調べた文献の中に見当たらない。

安全性

危険情報

<一般>
・通常の食品に含まれる量を摂取する場合はおそらく安全であるが、サプリメントなど濃縮物として摂取する場合の安全性に関して信頼できる十分な情報が見当たらない。
<妊婦・授乳婦>
・通常の食品に含まれる量を摂取する場合はおそらく安全であるが、サプリメントなど濃縮物として摂取する場合の安全性に関して信頼できる十分な情報が見当たらない。
<小児>
・通常の食品に含まれる量を摂取する場合はおそらく安全であるが、サプリメントなど濃縮物として摂取する場合の安全性に関して信頼できる十分な情報が見当たらない。
<被害事例>
・61歳男性 (日本) がキチン・キトサン固形製品を1年間摂取し、さらに同製品を水道水に溶解しスプレーとして外用したところ、皮膚炎を起こした (2004276913) 。
・血液透析を行っていた慢性腎不全の52歳男性 (日本) が、処方されていた薬剤と合わせてキチン・キトサン含有健康食品を推奨量の3倍摂取していたところ、透析用カテーテルを挿入した際に出血が持続し、キチン・キトサン含有健康食品が原因と思われるビタミンK欠乏と診断された (2006315050) 。

禁忌対象者

調べた文献の中に見当たらない。

医薬品等との
相互作用

調べた文献の中に見当たらない。

動物他での
毒性試験

1. TDLo (最小中毒量)
・キチンを投与:ラット経口126 g/kg/36週 (91) 。
2. その他
・動物実験 (ラット) において、キチン0.2〜5%含有食を13週間摂取させたところ、毒性は認められなかった (PMID:10859946)

AHPAクラス分類
及び勧告

-

総合評価

安全性

・通常の食品に含まれる量を摂取する場合はおそらく安全であるが、サプリメントなど濃縮物として摂取する場合の安全性に関して信頼できる十分な情報が見当たらない。

有効性

(注:下記の内容は、文献検索した有効性情報を抜粋したものであり、その内容を新たに評価したり保証したりしたものではありません。)
・信頼できる十分なデータは見当たらない。

参考文献

(30) 「医薬品の範囲に関する基準」(別添2、別添3、一部改正について)
(101) 日本農芸化学会誌 1993;67(4):677-84.
(2004276913) 皮膚病診療 2004;26:1019-1021.
(PMID:22948945) Eur J Clin Nutr. 2013 Jan;67(1):2-7.
(32) 生化学辞典 第4版 東京化学同人生化学辞典
(78) 改訂 食品添加物インデックス 和名・英名E No.検索便覧 中央法規 社団法人日本輸入食品安全推進協会
(91) Registry of Toxic Effects of Chemical Substances (RTECS)
(2006315050) 日本透析医学会雑誌.2006;39(6):1197-201.

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