健康食品等の素材情報データベース

注意!(1) データの無断転用,引用、商用目的の利用は厳禁.(2) 以下の情報は現時点(最終更新日時)で調査できた素材の科学論文情報です. 実際に販売されている商品に以下の素材が含まれているとしても,その安全性・有効性がここに紹介した情報と一致するわけではありません.(3) 詳細情報として試験管内・動物実験の情報も掲載してありますが,この情報をヒトに直接当てはめることはできません.有効性については,ヒトを対象とした研究情報が重要です.(4) 医療機関を受診している方は,健康食品を摂取する際に医師へ相談することが大切です.「健康食品」を利用してもし体調に異常を感じたときは、直ぐに摂取を中止して医療機関を受診し,最寄りの保健所にもご相談下さい.

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項 目

内 容

名称

グルタチオン [英]Glutathione (5-L-グルタミル-L-システイニルグリシン) [学名]

概要

グルタチオンは、グルタミン酸、システイン、グリシンの3つのアミノ酸から成るトリペプチドである。動植物の組織に広く存在し、体内でも合成され、解毒機構や酸化還元反応に関与している。俗に、「肝臓の解毒作用を促進する」「細胞の老化を抑制する」などと言われているが、食品として摂取した場合のヒトでの有効性については信頼できるデータが見当たらない。安全性については、経口摂取で安全性が示唆されているが、妊娠中・授乳中の安全性については十分なデータがないため使用は避ける。その他、詳細については「すべての情報を表示」を参照。

法規・制度

・「専ら医薬品として使用される成分本質 (原材料) 」に区分される (30) 。

成分の特性・品質

主な成分・性質

・略号GSH、C10H17N3O6S、分子量 (MW) 307.33。動植物組織、微生物に広く存在し、生体内でもっとも豊富なSH化合物である。グルタミン酸、グリシンおよびシステインから合成される。

分析法

・食品中のグルタチオンが吸光光度計 (検出波長412 nm) (101) 、紫外可視検出器 (検出波長220 nm) または誘導体化後蛍光検出器 (励起波長360 nm、蛍光波長440 nm) (102) 、質量分析器 (MS) (103) を装着した高速液体クロマトグラフィー (HPLC) により分析されている。血漿中グルタチオンが誘導体化後蛍光検出器 (励起波長385 nm、蛍光波長515 nm) (PMID:12008143) (104) または紫外可視検出器 (検出波長355 nm) (PMID:15065785) を装着したHPLCにより分析されている。

有効性








循環器・
呼吸器


調べた文献の中に見当たらない。


消化系・肝臓

調べた文献の中に見当たらない。

糖尿病・
内分泌

調べた文献の中に見当たらない。

生殖・泌尿器

調べた文献の中に見当たらない。

脳・神経・
感覚器

調べた文献の中に見当たらない。

免疫・がん・
炎症

調べた文献の中に見当たらない。

骨・筋肉

調べた文献の中に見当たらない。

発育・成長

調べた文献の中に見当たらない。

肥満

調べた文献の中に見当たらない。

その他

RCT
・健康な成人40名 (平均40.7±11.8歳、試験群20名、アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、グルタチオン500 mg×2回/日を4週間摂取させたところ、尿中酸化ストレスマーカー (F2-isoprostanes、8-OHdG) や赤血球中グルタチオン濃度に影響は認められなかった (PMID:21875351)





試験管内・
動物他での
評価

調べた文献の中に見当たらない。

安全性

危険情報

<一般>
・経口、吸入、筋肉注射、静脈注射で安全性が示唆されている (94) 。
・有害事象は報告されていない (94) 。
・国内では「専ら医薬品として使用される成分本質 (原材料) 」に区分される (30) ため、食品に使用することは認められていない。
<妊婦・授乳婦>
・妊娠中、授乳中の安全性については十分なデータがないので、使用を避ける (94) 。
<小児>
・サプリメントなど濃縮物として摂取する場合の安全性に関して信頼できる十分な情報が見当たらない。
<病者>
・グルタチオン吸入は、喘息患者において気管支痙攣を誘発するおそれがある (94) 。
<被害事例>
・激しい喘息発作、アレルギー鼻炎、アレルギー性結膜炎の既往歴のある31歳女性 (日本) が手の湿疹を主訴とし、タチオン200 mg、強カネオミノファーゲン20 mg、L-システイン20 mg、強力ネオミノファーゲン4 mgを静注した5分後、喘息発作のような息苦しさを感じ、呼吸困難に陥った (1997166193) 。

禁忌対象者

調べた文献の中に見当たらない。

医薬品等との
相互作用

<理論的に考えられる相互作用>
・グルタチオンを消耗する医薬品 (アセトアミノフェン (解熱鎮痛薬) 、アルコールなど) は、グルタチオンの効果を減弱させることが考えられる (94) 。

動物他での
毒性試験

1.LD50 (半数致死量)
・マウス及びラットを用いたオキシグルタチオンのLD50は、皮下及び静脈内投与では2,000 mg/kg以上、経口投与では5,000 mg/kg以上であり、突然変異原性、染色体異常誘発性は認められなかった (1990203714) 。

AHPAクラス分類
及び勧告

-

総合評価

安全性

・経口、吸入、筋肉注射、静脈注射で安全性が示唆されている。
・妊娠中・授乳中の安全性については十分なデータがないので、使用を避ける。
・国内では「専ら医薬品として使用される成分本質 (原材料) 」に区分されるため、食品に使用することは認められていない。

有効性

(注:下記の内容は、文献検索した有効性情報を抜粋したものであり、その内容を新たに評価したり保証したりしたものではありません。)
・信頼できる十分なデータは見当たらない。

参考文献

(30) 「医薬品の範囲に関する基準」(別添2、別添3、一部改正について)
(101) 食品衛生学雑誌. 1986; 27(4): 425-7.
(102) 日本栄養・食糧学会誌. 1992; 45(4): 363-5.
(103) 茨城県衛生研究所年報. 1992; 30: 46-9.
(104) J Helth Sci. 2003; 49(6): 527-30.
(PMID:12008143) J Pharm Biomed Anal. 2002; 28(3-4): 637-43.
(PMID:15065785) J Chromatogr A. 2004 Apr 2; 1032(1-2): 109-15.
(1997166193) Environmental Dermatology. 1997;4(1):61-5
(1990203714) 基礎と臨床 (The Clinical Report).1989; 23(17): 6793-6799
(PMID:21875351) J Altern Complement Med. 2011 Sep;17(9):827-33.
(94) Natural Medicines

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