健康食品等の素材情報データベース

注意!(1) データの無断転用,引用、商用目的の利用は厳禁.(2) 以下の情報は現時点(最終更新日時)で調査できた素材の科学論文情報です. 実際に販売されている商品に以下の素材が含まれているとしても,その安全性・有効性がここに紹介した情報と一致するわけではありません.(3) 詳細情報として試験管内・動物実験の情報も掲載してありますが,この情報をヒトに直接当てはめることはできません.有効性については,ヒトを対象とした研究情報が重要です.(4) 医療機関を受診している方は,健康食品を摂取する際に医師へ相談することが大切です.「健康食品」を利用してもし体調に異常を感じたときは、直ぐに摂取を中止して医療機関を受診し,最寄りの保健所にもご相談下さい.

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項 目

内 容

名称

タマリンド [英]Tamarind、 Indian data [学名]Tamarindus indica L.

概要

タマリンドはよい香りのするハーブで、熱帯アジアとアフリカ原産。常緑高木で高さ10〜20 mまで生長する。果果実は6〜15 cmの長さの豆果で、薄くもろい外果皮と繊維質で甘酸っぱい果肉をもち、12個程度の種子を含んでいる。西インド諸島、メキシコなどでは料理にはよく利用されているようである。果肉は甘く、甘味飲料の調製や菓子などに加えられる。緩下作用を有するが、調理の過程で消失すると報告されている。俗に、「消化管や肝臓によい」「殺菌作用がある」と言われているが、ヒトでの有効性については信頼できる十分なデータがない。安全性については、通常の食品に含まれる量を摂取する場合はおそらく安全であるが、それ以上の量を摂取した場合の安全性については十分なデータがない。妊娠中・授乳中の安全性については十分なデータがないため使用を避ける。別項のガルシニア・カンボジアもタマリンドと呼ばれることがあるが、全く別のものである。その他、詳細については、「すべての情報を表示」を参照。

法規・制度

・タマリンド色素 (タマリンドの種子から得られたフラボノイドを主成分とするもの) は既存添加物 (着色料) 、タマリンドシードガム (タマリンドの種子から得られた多糖類を主成分とするもの) は既存添加物 (増粘安定剤)、タマリンドタンニンは既存添加物 (製造用剤) としての使用が認められている (78) 。
・タマリンドは米国ではGRAS (一般的に安全と見なされた物質) 認定 (94) 。

成分の特性・品質

主な成分・性質

・酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、糖類、テルペンなどを含む (94) 。

分析法

-

有効性








循環器・
呼吸器


調べた文献の中に見当たらない。


消化系・肝臓

調べた文献の中に見当たらない。

糖尿病・
内分泌

調べた文献の中に見当たらない。

生殖・泌尿器

調べた文献の中に見当たらない。

脳・神経・
感覚器

調べた文献の中に見当たらない。

免疫・がん・
炎症

調べた文献の中に見当たらない。

骨・筋肉

調べた文献の中に見当たらない。

発育・成長

調べた文献の中に見当たらない。

肥満

調べた文献の中に見当たらない。

その他

調べた文献の中に見当たらない。





試験管内・
動物他での
評価

調べた文献の中に見当たらない。

安全性

危険情報

<一般>
・通常の食品に含まれる量を摂取する場合はおそらく安全であるが、それ以上の量を摂取した場合の安全性については十分なデータがない (94) 。
<妊婦・授乳婦>
・妊娠中・授乳中の安全性については十分なデータがないので、通常の食品として摂取する量を超えて摂取することは避ける (94) 。
<小児>
・サプリメントなど濃縮物として摂取する場合の安全性に関して信頼できる十分な情報が見当たらない。
<被害事例>
・47歳男性 (タイ) が、糖尿病治療のため血糖降下薬を服用していたものの、しばしば高血糖を示すコントロール不良であったが、咳の緩和目的で摂取していたタマリンドのハーブ錠 (量、期間不明) の中止により血糖値が安定した (PMID:23569730)
・12歳男児 (インド) が、生または炒ったタマリンド種子15〜20個を1日2〜3回、5年間噛んでいたところ、3年前から口が開きにくく、2年前から香辛料を食べると灼熱感を感じるようになり、口腔粘膜繊維症と診断された (PMID:27504424)

禁忌対象者

調べた文献の中に見当たらない。

医薬品等との
相互作用

<ヒト>
・健康な成人6名 (平均22.3歳、ナイジェリア) を対象とした試験において、アスピリン (抗血小板薬) と果実の水抽出分含有穀物粥の併用摂取は、アセチルサリチル酸およびサリチル酸の血中濃度 (Cmax、AUC) を増加させた (PMID:8980919)
・健康な成人6名 (平均22.3歳、ナイジェリア) を対象とした試験において、イブプロフェン (解熱鎮痛薬、CYP2C9基質) と果実の水抽出分含有穀物粥の併用摂取は、イブプロフェンの血中濃度 (Cmax、AUC) を増加させた (PMID:14527090)
<理論的に考えられる相互作用>
・アスピリン (抗血小板薬) 、イブプロフェン (解熱鎮痛薬、CYP2C9基質) と併用すると、それらの吸収を高め、血中濃度を上げ、出血のリスクが増加する可能性がある (94) 。

動物他での
毒性試験

1. LD50 (半数致死量)
・タマリンド幹皮のエタノール抽出物:in vitro (ブラインシュリンプ、ニワトリ胚) 832〜5,019μg/mL (PMID:21881543)
2.TDLo (最小中毒量)
・タマリンド種皮のエタノール抽出物を投与:マウス経口 (間欠的) 11 g/kg/11日、7 g/kg/14日 (91) 。
・タマリンド種子の水抽出物を投与:ラット経口 (間欠的) 5.6 g/kg/7日、11.2 g/kg/14日 (91) 。
3.その他
・ラットにニワトリ胚で得たLD50の25%または50%濃度のタマリンド抽出物を200μL/20 g体重、21日間経口投与したところ、肝毒性が認められた (PMID:21881543)

AHPAクラス分類
及び勧告

・参考文献中に記載なし(22)。

総合評価

安全性

・通常の食品に含まれる量を摂取する場合はおそらく安全であるが、それ以上の量を摂取した場合の安全性については十分なデータがない。
・妊娠中・授乳中の安全性については信頼できる十分なデータがないため、使用を避ける。

有効性

(注:下記の内容は、文献検索した有効性情報を抜粋したものであり、その内容を新たに評価したり保証したりしたものではありません。)
・信頼できる十分なデータは見当たらない。

参考文献

(30) 「医薬品の範囲に関する基準」(別添2、別添3、一部改正について)
(PMID:14527090) Eur J Drug Metab Pharmacokinet. 2003, 28(3):179-84.
(PMID:8980919) Eur J Drug Metab Pharmacokinet. 1996, 21(3):223-6.
(PMID:21881543) Molecules. 2011 Aug 31;16(9):7415-27.
(78) 改訂 食品添加物インデックス 和名・英名E No.検索便覧 中央法規 社団法人日本輸入食品安全推進協会
(94) Natural Medicines
(PMID:23569730) Asian Pac J Trop Biomed. 2011 Jan;1(1):79-80.
(22) メディカルハーブ安全性ハンドブック 第2版 東京堂出版 林真一郎ら 監訳
(PMID:27504424) J Clin Diagn Res. 2016 Jun;10(6):ZD10-1.

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