健康食品等の素材情報データベース

注意!(1) データの無断転用,引用、商用目的の利用は厳禁.(2) 以下の情報は現時点(最終更新日時)で調査できた素材の科学論文情報です. 実際に販売されている商品に以下の素材が含まれているとしても,その安全性・有効性がここに紹介した情報と一致するわけではありません.(3) 詳細情報として試験管内・動物実験の情報も掲載してありますが,この情報をヒトに直接当てはめることはできません.有効性については,ヒトを対象とした研究情報が重要です.(4) 医療機関を受診している方は,健康食品を摂取する際に医師へ相談することが大切です.「健康食品」を利用してもし体調に異常を感じたときは、直ぐに摂取を中止して医療機関を受診し,最寄りの保健所にもご相談下さい.

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項 目

内 容

名称

ローヤルゼリー [英]Royal jelly [学名]-

概要

ローヤルゼリーは、働きバチの下咽頭および下顎腺から分泌される乳白色のゼラチン状物質で、女王ハチになる幼虫の食糧となる。


●有効性
俗に、「体質を改善する」「免疫力を向上させる」「若々しさを保つ」「血圧を下げる」などと言われているが、更年期症状に対し特定の混合物で有効性が示唆されているが、アレルギー性鼻炎、糖尿病、身体能力に対しては効果がないことが示唆されている。


●安全性
短期間、適切に摂取する場合、安全性が示唆されている。各種アレルギー反応が起こる可能性があり、喘息やアトピーの患者に対しては使用すべきでない。また、信頼できる十分な情報が見当たらないため、妊娠中・授乳中は自己判断での摂取を控えること。



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法規・制度

■食薬区分
ローヤルゼリーメスバチの咽頭腺分泌物:「医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質 (原材料) 」に該当する。

■特定保健用食品
ローヤルゼリーペプチド (VY、IY、IVY) を関与成分とし、「血圧が高めの方に適する」保健用途の表示ができる特定保健用食品が許可されている。

成分の特性・品質

主な成分・性質

・ローヤルゼリーそのものは、水分60〜70%、粗タンパク質12〜15%、糖分10〜16%、脂質3〜6%、その他ビタミン、ミネラル、アミノ酸などから構成されており (94) 、ヒドロキシデセン酸 (10-ヒドロキシデセン酸、10-Hydroxy-2-decenoic Acid) を含む (PMID:7580313)
・10-ヒドロキシデセン酸含量は生のローヤルゼリー中で1.7〜2.3%程度であり、乾燥品では6.27%程度である (101) 。
・日本と中国の市販ローヤルゼリー製品中の10-ヒドロキシデセン酸を分析し、ローヤルゼリー含有量を推定したところ、表示値の範囲内である製品が大部分であったが、それに満たないものも数例あったという報告がある (1987047002) 。
・ローヤルゼリーのプロテアーゼ分解物からACE阻害活性を有する6種のペプチド (Ile-Tyr、Val-Tyr、Ile-Val-Tyr、Tyr-Tyr、Ile-Phe、Lys-Ser) が同定されている (102) 。

分析法

・品質の指標として10-ヒドロキシデセン酸をUV検出器 (検出波長210 nm) 付HPLCにより分析した報告がある (PMID:10327631) (PMID:7580313) (101) 。
・市販ローヤルゼリー製品中の10-ヒドロキシデセン酸をGCにより分析した報告がある (1987047002) 。

有効性








循環器・
呼吸器


<血圧>
一般情報

・ローヤルゼリーペプチド(VY、IY、IVY)を関与成分とし、「血圧が高めの方に適する」保健用途の表示ができる特定保健用食品が許可されている。
RCT
・正常高値血圧者および軽症高血圧者85名 (試験群43名、平均51.3±9.1歳、日本) を対象とした二重盲検プラセボ対照試験において、ローヤルゼリー分解物 1,200 mg含有飲料×2回/日を12週間摂取させたところ、収縮期および拡張期血圧に影響は認められなかった (2006162876) 。
・正常高値血圧者および軽症高血圧者87名 (日本) を対象とした二重盲検プラセボ対照試験において、ローヤルゼリー分解物を1,200 mg/日 (22名、平均47.2±10.2歳) 、2,400 mg/日 (22名、平均48.2±8.9歳) または7,200 mg/日 (22名、平均46.8±7.5歳) を4週間摂取させたところ、7,200 mg/日群で収縮期血圧の低下が認められた。一方、その他の群に血圧への影響は認められなかった (2005119391) 。
・正常高値血圧者および軽症高血圧者67名 (日本) を対象とした二重盲検プラセボ対照試験において、ローヤルゼリータンパク質加水分解物を500 mg (17名、平均48.7±11.4歳) 、1,000 mg/日(16名、平均45.1±14.6歳) または5,000 mg/日 (17名、平均45.9±11.4歳) を4週間摂取させたところ、いずれの群も収縮期および拡張期血圧に影響は認められなかった (2006037152) 。
・正常高値血圧者および軽症高血圧者107名 (試験群54名、平均49.7±11.2歳、日本) を対象とした二重盲検プラセボ対照試験において、ローヤルゼリータンパク質加水分解物1,000 mg/日を12週間摂取させたところ、収縮期および拡張期血圧の低下が認められた。一方、体重、BMIに影響は認められなかった (2007004736) 。
・健康な成人68名 (日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、ローヤルゼリー分解物1,200 mg含有飲料×2回/日 (22名、平均45.7±10.4歳) または2,400 mg含有飲料×3回/日(24名、平均45.4±9.9歳) を8週間摂取させたところ、いずれの群も血圧、体重、BMIに影響は認められなかった (2005221506) 。

<その他>
RCT

・健康な成人56名 (42〜83歳、試験群30名、日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、ローヤルゼリー飲料100 mL/日 (ローヤルゼリー3,000 mg含有) を、6ヶ月間摂取させたところ、ホルモンマーカー (テストステロン/DHEAS比) の低下抑制、血中濃度 (赤血球、ヘマトクリット) 、糖代謝マーカー (インスリン分泌指数) 、DHEASの増加、空腹時血糖の増加抑制が認められ、健康関連QOL尺度 (SF-36) の8項目中1項目のみ改善が認められた。一方、血圧、血中脂質、糖代謝マーカー (HbA1c、HOMA-IR、HOMA-β) に影響は認められなかった (PMID:22995464)


消化系・肝臓

調べた文献の中に見当らない。

糖尿病・
内分泌

メタ分析
・2019年2月までを対象に7つのデータベースで検索できた無作為化プラセボ対照試験5報について検討したメタ分析において、ローヤルゼリーの摂取は糖代謝マーカー (空腹時血糖 (5報) 、HbA1c (3報)) に影響は認められなかった (PMID:31126561)
RCT
・2型糖尿病患者46名 (試験群23名、平均51.78±9.65歳、イラン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、通常の服薬とともにローヤルゼリー1,000 mg×3/日を8週間摂取させたところ、糖代謝マーカー (血糖) の低下、血中脂質 (ApoA1) の上昇、ApoB/ApoA1の増加抑制が認められた (PMID:27026221)

生殖・泌尿器

一般情報
・更年期症状に対し、特定の混合物で有効性が示唆されている (94) 。
RCT
・女子学生92名 (試験群48名、平均23.34±3.46歳、イラン) を対象とした三重盲検無作為化プラセボ対照試験において、ローヤルゼリー1,000 mg/日を月経初日から2月経周期摂取させたところ、月経前症候群スコアの低下が認められた (PMID:25146061)
・閉経女性192名 (試験群97名、平均52.15±3.47歳、イラン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、ローヤルゼリー1,000 mg/日を8週間摂取させたところ、更年期症状評価 (MRS) スコアの低下が認められた (PMID:31470366)

脳・神経・
感覚器

RCT
・ドライアイ症状のある成人41名 (試験群19名、平均29.4±8.26歳、日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、ローヤルゼリー酵素処理物400 mg×3回/日を8週間摂取させたところ、ドライアイ症状の指標1項目 (シルマーテストスコア≦10 mm) の改善が認められた。一方、その他の指標 (シルマーテストスコア、涙液層破壊時間、角膜染色スコア、マイボーム腺分泌物評価) およびドライアイの自己評価 (ドライアイQOL問診票) に影響は認めらなかった (PMID:28060936)

免疫・がん・
炎症

一般情報
・アレルギー性鼻炎に対し、効果がないことが示唆されている (94) 。

骨・筋肉

RCT
・肩こり症状のある成人女性25名 (試験群13名、平均45.6±4.1歳、日本) を対象とした二重盲検プラセボ対照試験において、ローヤルゼリー酵素処理粉末1,200 mg/日を4週間摂取させたところ、血流量、筋硬度、自覚症状に影響は認められなかった (2010251560) 。
・高齢者施設に入居する65歳以上の高齢者163名 (中国) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、ローヤルゼリー分解物1.2 g/日 (60名) または4.8 g/日 (52名) を1年間摂取させたところ、握力、歩行能力 (6分間歩行、立ち上がりテスト) 、閉眼片足立ち時間、血中IGF-1に影響は認められなかった (PMID:28900247)

発育・成長

調べた文献の中に見当らない。

肥満

RCT
・太り気味の成人60名 (試験群30名、平均41.1±11.8歳、スベロニア) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、ローヤルゼリー抽出物 666 mg /日を8週間摂取させたところ、血中脂質 (TC) 、炎症マーカー (CRP) の低下、抗炎症マーカー (アディポネクチン、尿酸) 、ホルモン (レプチン) 、抗炎症マーカー (ビリルビン) の上昇が認められた。一方、体組成 (体脂肪率、除脂肪量、位相角) 、BMI、血中脂質 (LDL-C、HDL-C、TG) 、血糖 、総抗酸化能、ホルモン (BDNF、ニューロペプチドY、コルチゾール) 、気分、食欲に影響は認められなかった (PMID:31312222)

その他

RCT
・閉経後女性40名 (平均59.0±3.0歳、日本) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ対照試験において、乾燥ローヤルゼリー690 mg/日を28日間摂取させたところ、疲労負荷試験による加速度脈波の増加が認められた。一方、主観的疲労感、課題の誤答率、唾液中アミラーゼに影響は認められなかった (2014298430) 。
・健康な成人女性20名 (平均34.3歳、試験群10名、日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、ローヤルゼリー1 g/日を3ヶ月間摂取させたところ、角層水分量の上昇が認められた。一方、経表皮水分蒸散量に影響は認められなかった (PMID:30396869)
・健康な成人女性33名 (試験群16名、平均46.6±6.8歳、日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、ローヤルゼリーペプチド500 mg×2回/日を8週間摂取させたところ、頬の経表皮水分蒸散量の減少、目視評価の7項目中1項目 (紅斑) スコアの低下が認められた。一方、目視総合評価、皮膚水分量、皮膚粘弾性に影響は認められなかった (2019146350) 。
・健康な成人79名 (試験群44名、平均44.80±11.48歳、日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、酵素分解ローヤルゼリーの含有食品1,344 mg/日を12週間摂取させたところ、腕の角層水分量の増加と目立つ毛穴の面積、色素沈着面積の減少が認められた。一方、頬の角層水分量、経表皮水分蒸散量、皮膚粘弾性、目尻のシワに影響は認められなかった (U203210009) 。





試験管内・
動物他での
評価

調べた文献の中に見当らない。



安全性

危険情報

<一般>
・短期間、適切に摂取する場合、安全性が示唆されている (94) 。
・摂取により、アレルギー症状 (掻痒、蕁麻疹、湿疹、まぶたや顔の浮腫、関節炎、鼻漏、呼吸困難、喘息など) 、皮膚炎、胃腸症状を生じることがある (94) 。
<妊婦・授乳婦>
・妊娠中・授乳中は信頼できる十分な情報が見当たらないため自己判断での摂取を控えること (94) 。
<小児>
・短期間、適切に摂取する場合、安全性が示唆されている (94) 。
<病者>
・低血圧症の患者は、血圧をさらに下げる可能性がある (94) 。
<その他>
・アトピーや喘息の既往歴がある人においては、各種アレルギー反応が高い頻度で起き、重篤な場合には、喘息発作、アナフィラキシー反応を引き起こし、死に至ることもあるため、喘息、アトピー患者は利用しない方がよい (94) 。
<被害事例>
【アレルギーに関する被害事例】
・33歳男性 (日本) がローヤルゼリーと数種の医薬品 (風邪薬やビタミン剤など) を摂取したところ (摂取量不明) 、重度の顔面そう痒と紅斑、呼吸困難などを発症し、ローヤルゼリーによるアナフィラキシーと診断された (2007079361) 。
・20歳女性 (日本) が市販のローヤルゼリー錠を摂取したところ (摂取量不明) 、約3時間後に膨疹、顔面紅潮、口唇浮腫、呼吸苦が出現し、ローヤルゼリーによるアナフィラキシーと診断された (2006072714) 。
・気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー (アワビ) の既往歴のある26歳女性 (日本) が蜂蜜を含むローヤルゼリー飲料を摂取したところ (摂取量不明) 、15分後から、全身性紅斑、かゆみ、まぶたの腫脹、喘鳴、低酸素血症などを示し、ローヤルゼリーによるアナフィラキシーと診断された (PMID:18419679)
・53歳女性 (日本) がローヤルゼリー10 mL/日を25日間摂取したところ、腹痛、出血をともなう下痢、結腸粘膜の浮腫と出血といった症状がみられ、出血性の大腸炎と診断された。摂取中止後2週間で症状は改善した (PMID:9257239)
・喘息のある22歳と23歳男性 (ニュージーランド) がローヤルゼリータブレットを摂取したところ (摂取量不明) 、20分〜2時間後にひどい喘息の発作を起こした (PMID:8816730)
・17〜19歳の男女3名 (スペイン) がローヤルゼリーを摂取したところ (摂取量不明) 、30分〜2時間で気管支痙攣を起こした (PMID:8837671)
・19〜66歳の男女7名 (オーストラリア) がローヤルゼリーを摂取したところ (摂取量不明) 、喘息発作、喘鳴、アナフィラキシー症状などを起こした (PMID:8543734)
・アトピー、ほこり、猫、馬、オオバコの花粉にアレルギーのある11歳女児 (オーストラリア) がローヤルゼリー500 mgを摂取したところ、アナフィラキシーを起こし死亡した (PMID:8271989)
・喘息のある31歳女性 (イギリス) がローヤルゼリーカプセルを摂取したところ (摂取量不明) 、呼吸困難を起こした (PMID:8520337)
・28歳女性 (日本) が、ローヤルゼリー (液状) を一口摂取したところ (摂取量不明) 、直後に頸部の紅潮、気分不良、腹痛、下痢が生じ、プリックテストによりローヤルゼリーが陽性であったため、ローヤルゼリーアレルギーと診断された (2010190814) (PMID:21709438)
・21歳女性 (日本) が、ローヤルゼリー (グミ) を摂取したところ (摂取量不明) 、数時間後に鼻閉、両側眼周囲の膨張が生じ、プリックテストによりローヤルゼリーが陽性であったため、ローヤルゼリーアレルギーと診断された (2010190814) (PMID:21709438)
・喘息で加療中の26歳女性 (日本) が、ローヤルゼリー (錠剤) を摂取したところ (摂取量不明) 、30分後に両眼瞼腫脹、眼瞼結膜浮腫および充血、呼吸困難が生じた。プリックテストでローヤルゼリー錠、ローヤルゼリー原末が陽性であり、ローヤルゼリー中のタンパク質によるアナフィラキシーと診断された (PMID:22034993)
・23歳女性 (日本) がローヤルゼリー (カプセル) を摂取したところ (摂取量不明) 、1時間後にくしゃみ、鼻汁、心窩部痛、咳、呼吸困難、蕁麻疹が生じた。プリックテストにてローヤルゼリーカプセル (1カプセルあたり生換算のローヤルゼリー800 mgを含む) が陽性であったため、ローヤルゼリーによる即時型アレルギーと診断された (2008146512) 。
・エビ、カニ摂取で蕁麻疹が出現した経験があるがローヤルゼリーでは症状が誘発されたことがない17歳男性 (日本) が、昼食後、健康のためにローヤルゼリーカプセルを2錠摂取し、運動 (テニス) を行ったところ、摂取2時間後より鼻閉感、咽頭違和感、呼吸困難感を認めて医療機関を受診。プリックテストによりローヤルゼリーカプセル、酵素処理ローヤルゼリーが陽性であったため、ローヤルゼリーによるアナフィラキシーと診断された (2011213895) 。
・気管支喘息およびアレルギー性鼻炎の既往歴がある18歳男性 (日本) が、昼食後、生ローヤルゼリーを250 mg含むクラッシュゼリー状サプリメントを摂取し、運動 (中距離走) を15分行ったところ、走り終わってから10分後より喘鳴、呼吸困難、顔面浮腫、意識混濁が生じて医療機関を受診。プリックテストおよび経口負荷試験にて生ローヤルゼリーが陽性であったため、ローヤルゼリーによるアナフィラキシーと診断された (2012150259) 。
・アレルギー性鼻炎のある11歳女児 (スペイン) が、ローヤルゼリーとフルクトース含有飲料を摂取し (摂取量不明) 、2時間後に発声困難、咳、喘鳴、まぶたの腫れなどを呈した。プリックテスト、免疫ブロット解析の結果より、ヤケヒョウヒダニとローヤルゼリーの交差反応と診断された (PMID:24565461)
・7歳女児 (イタリア) が、成長促進のため医師により処方されたローヤルゼリーを摂取した10分後に口唇、舌の浮腫、口蓋部の掻痒を発症する経験を2度繰り返し (摂取量不明) 、いずれの場合も抗ヒスタミン剤により回復した。プリックテスト、パッチテストの結果、ローヤルゼリーが陽性であり、アーモンドとキク科植物花粉に対する特異的IgEが高値であったことから、ローヤルゼリーに混入していたアーモンド花粉とキク科植物花粉の交差反応と診断された (PMID:24799914)
【その他の被害事例】
・冷凍ローヤルゼリーを毎日摂取していた30歳女性 (日本) が皮膚炎にローヤルゼリーローションを外用したところ、症状が悪化した (PMID:6653102)

禁忌対象者

調べた文献の中に見当らない。

医薬品等との
相互作用

<ヒト症例>
・濾胞性非ホジキンリンパ腫 (ステージIV-A) 、心房細動、高血圧のため、フェロジピン (カルシウム拮抗薬:CYP3A4基質) 、リシノプリル (ACE阻害薬) 、ヒドロクロロチアジド (利尿薬) 、ジルチアゼム (カルシウム拮抗薬:CYP3A4、P糖タンパク質基質) 、塩化カリウム、オキシコドン (持続性がん疼痛治療薬:CYP2D6、CYP3A4基質) 、ワルファリン (抗凝固薬:CYP1A2、CYP2C9、CYP3A4基質) 2.5 mg/日を服用中の87歳男性 (アフリカ系アメリカ人) が、ローヤルゼリーサプリメントを1週間摂取したところ (摂取量不明) 、INR値の上昇および血尿を認めた。ワルファリンとローヤルゼリーサプリメントとの相互作用が考えられ、摂取中止と加療により改善した (PMID:16553520)
<理論的に考えられる相互作用>
・降圧薬や降圧作用のあるハーブやサプリメントとの併用は、低血圧のリスクを増大させる可能性がある (94) 。
・ワルファリン (抗凝固薬:CYP1A2、CYP2C9、CYP3A4基質) との併用は、ワルファリンの効果を高め、出血のリスクが高まる可能性がある (94) 。

動物他での
毒性試験

1. TDLo (最小中毒量)
・ミツバチのローヤルゼリーペプチドを投与:ヒト経口 (間欠的) 1.29 g/kg/30日 (91) 。
・セイヨウミツバチのローヤルゼリーを投与:ラット経口 (間欠的) 2.1 g/kg/3週、3.15 g/kg/3週、22.4 g/kg/4週、11.2 g/kg/4週、5.6 g/kg/4週3 g/kg/60日、マウス経口 (間欠的) 350 mg/kg/7日 (91) 。
・プロテアーゼNで処理されたセイヨウミツバチのローヤルゼリーを投与:ラット経口 50 mg/kg (91) 。

AHPAクラス分類
及び勧告

-

総合評価

安全性

・短期間、適切に摂取する場合、安全性が示唆されているが、各種アレルギー反応が起こる可能性があることから、喘息やアトピーの患者は使用すべきでない。
・妊娠中・授乳中の安全性については信頼できる十分な情報が見当たらないため、自己判断での摂取を控えること。
・特定保健用食品では個別に製品ごとの安全性が評価されている。

有効性

(注:下記の内容は、文献検索した有効性情報を抜粋したものであり、その内容を新たに評価したり保証したりしたものではありません。)
・更年期症状に対し、特定の混合物で有効性が示唆されている。
・アレルギー性鼻炎、糖尿病、身体活動に対し、効果がないことが示唆されている。
・特定保健用食品では個別に製品ごとの有効性が評価されている。

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