健康食品等の素材情報データベース

注意!(1) データの無断転用,引用、商用目的の利用は厳禁.(2) 以下の情報は現時点(最終更新日時)で調査できた素材の科学論文情報です. 実際に販売されている商品に以下の素材が含まれているとしても,その安全性・有効性がここに紹介した情報と一致するわけではありません.(3) 詳細情報として試験管内・動物実験の情報も掲載してありますが,この情報をヒトに直接当てはめることはできません.有効性については,ヒトを対象とした研究情報が重要です.(4) 医療機関を受診している方は,健康食品を摂取する際に医師へ相談することが大切です.「健康食品」を利用してもし体調に異常を感じたときは、直ぐに摂取を中止して医療機関を受診し,最寄りの保健所にもご相談下さい.

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項 目

内 容

名称

ハス (レンカ/レンコン/レンジツ/レンニク/レンヨウ) [英]Lotus、Sacred lotus、Padma [学名]Nelumbo nucifera Gaerth.

概要

ハスは中国やインドでは神聖な花として扱われる植物である。その根茎のレンコンは日本で馴染み深い食品のひとつで、食用の歴史は長い。中国漢方では果実を鎮静、滋養強壮薬などとして用いる。俗に、「便秘によい」「がんによい」と言われているが、ヒトでの有効性については調べた文献の中に十分な情報が見当たらない。通常の食品として摂取する場合はおそらく安全であるが、それ以外の利用におけるヒトでの安全性については信頼できるデータが見当たらない。妊娠中・授乳中の安全性については十分なデータがないため、成分を濃縮したサプリメントなどの摂取は避けたほうがよい。動物実験において、ハス種子摂取による不妊作用が報告されているため、妊娠を希望する女性が種子を摂取することは危険性が示唆されている。種子は便秘と胃拡張には使用禁忌。その他、詳細については、「すべての情報を表示」を参照。

法規・制度

・ハス (レンカ/レンコン/レンジツ/レンニク/レンヨウ) 雄しべ、果実、根茎、種子、葉、花柄、花蕾は、「医薬品的効果効能を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質 (原材料) 」に区分される (30) 。

成分の特性・品質

主な成分・性質

・ハス種子はタンパク質16.6%、脂肪2.0%、炭水化物62.0%、カルシウム、鉄、リンを含む。その他ラフィノース、各種アルカロイド (liensinine、daurisoline、neferineなど) を含む (94) 。

分析法

-

有効性








循環器・
呼吸器


調べた文献の中に見当たらない。


消化系・肝臓

調べた文献の中に見当たらない。

糖尿病・
内分泌

調べた文献の中に見当たらない。

生殖・泌尿器

調べた文献の中に見当たらない。

脳・神経・
感覚器

調べた文献の中に見当たらない。

免疫・がん・
炎症

調べた文献の中に見当たらない。

骨・筋肉

調べた文献の中に見当たらない。

発育・成長

調べた文献の中に見当たらない。

肥満

調べた文献の中に見当たらない。

その他

調べた文献の中に見当たらない。





試験管内・
動物他での
評価

調べた文献の中に見当たらない。

安全性

危険情報

<一般>
・ハスを通常の食品として摂取する場合はおそらく安全であるが、サプリメントや健康食品等として用いた場合の安全性については十分なデータがない (94) 。
・ハス摂取により鼓腸、便秘、胃腸刺激作用が生じる可能性がある (94) 。
<妊婦・授乳婦>
・妊娠中・授乳中の安全性については十分なデータがないため、成分を濃縮したサプリメントなどの摂取は避けたほうがよい (94) 。
<小児>
・サプリメントなど濃縮物として摂取する場合の安全性に関して信頼できる十分な情報が見当たらない。

禁忌対象者

・種子は便秘と胃拡張には使用禁忌 (22) 。

医薬品等との
相互作用

<試験管内・動物>
・in vitro試験 (ヒト肝ミクロソーム) において、ハスの葉アルコール抽出物およびハスの葉に含まれるアルカロイドはCYP2D6活性を強く阻害し、ハスの葉アルコール抽出物はCYP2C9、CYP2C19、CYP2E1、CYP3A4に対しても弱い阻害作用を示した (PMID:24561383)

動物他での
毒性試験

1.LD50 (半数致死量)
・ハス抽出物を投与:マウス腹腔内1 g/kg以上 (91) 。

AHPAクラス分類
及び勧告

・種子:クラス2d (22) 。

危険情報、禁忌対象者 参照

総合評価

安全性

・通常の食品として摂取する場合はおそらく安全であるが、成分を濃縮したサプリメントなどを摂取した場合の安全性については信頼できる十分なデータが見当たらない。
・妊娠中・授乳中の安全性については信頼できる十分なデータがないため、成分を濃縮したサプリメントなどとしての摂取は避けたほうがよい。
・動物実験において、ハス種子摂取による不妊作用が報告されているため、妊娠を希望する女性が種子を摂取することは危険性が示唆されている。
・種子は便秘や胃拡張のある人は使用禁忌。

有効性

(注:下記の内容は、文献検索した有効性情報を抜粋したものであり、その内容を新たに評価したり保証したりしたものではありません。)
・ヒトでの有効性については、信頼できる十分なデータは見当たらない。

参考文献

(22) メディカルハーブ安全性ハンドブック 第2版 東京堂出版 林真一郎ら 監訳
(30) 「医薬品の範囲に関する基準」(別添2、別添3、一部改正について)
(91) Registry of Toxic Effects of Chemical Substances (RTECS)
(94) Natural Medicines
(PMID:24561383) J Ethnopharmacol. 2014 Apr 11;153(1):190-6.

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