【注意喚起|国内】医薬品成分 (シブトラミン) などを含む製品に注意喚起 (厚生労働省、千葉県)

画面を閉じる

 

 

発信者

国内/被害

本文


トップページ被害関連情報 > 現在のページ

■タイトル
厚生労働省と千葉県が医薬品成分 (シブトラミン) などを含む製品に注意喚起 (220616)


クリックで画像拡大

■注意喚起および勧告内容
2022年6月15日、厚生労働省と千葉県が医薬品成分 (シブトラミン) などを含む製品「Detoxeret ゼリー」 (右記写真:千葉県報道発表資料より加工転載) に注意喚起。当該製品の摂取者からの健康相談が1件報告されている。
千葉県は当該製品を摂取しないように、また、当該製品による健康被害が疑われる場合は、速やかに医療機関を受診するとともに保健所に連絡するように勧告。

■解説
2022年5月30日に、当該製品を摂取した千葉県内の1名 (性、年齢不明) から長生保健所に健康相談 (症状などの詳細不明) が寄せられた。
これを受けて千葉県が検査したところ、当該製品から医薬品成分のシブトラミンとフェノールフタレインが検出された。

当該製品については、西宮市、千葉市および相模原市においても、シブトラミンの検出と摂取との関連が疑われる健康被害が報告されている (詳細はこちら→西宮市・千葉市相模原市) 。

■関連成分
シブトラミン (sibutramine)

シブトラミンは、1997年に肥満抑制薬としてアメリカFDAの許可を受けたが、日本では未承認。副作用として血圧上昇および心拍数増加などが報告され、心臓病の方は服用を避けたほうがよいとされている。アメリカ国内ではFDAの許可後、2003年8月までに54例の死亡事例 (うち30例は心血管が原因) が報告された。2005年8月、FDAはシブトラミンの使用停止に関する消費者団体の請願書に対し、シブトラミンの使用に細心の注意を呼びかけ、その安全性を監視することにより、引き続き医薬品として承認していくことを公表した。しかし、心血管疾患歴のある患者では心血管疾患再発リスクが高くなるという欧州で実施されたSCOUT試験 (Sibutramine Cardiovascular OUTcome Trial) の結果をうけ、2010年10月、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでメーカーによる任意回収が決定。開発したメーカーはすでに販売・流通を中止している。2010年11月、インド医薬品規制当局 (Drugs Controller General of India、DCGI) も販売を禁止した。

フェノールフタレイン (phenolphthalein)
塩基性で赤色を示す (変色域はpH8〜10) pH指示薬の1つ。以前は医薬品 (下剤) として使用されたこともあるが、発がん性などのおそれがあるため、現在は医薬品として使用されていない。

■関連情報
厚生労働省ウェブページ (2022年6月15日) →「医薬品成分を含有する製品による健康被害(疑い)の発生について」
外国製健康食品の入手や個人輸入等についての注意事項等→「健康食品や医薬品、化粧品、医療機器等を海外から購入しようとされる方へ (厚生労働省作成2012年版) 」
その他の注意喚起情報→「被害関連情報」
健康食品に関する情報一覧→「最新ニュース」


<国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所>



© National Institutes of Biomedical Innovation, Health and Nutrition. All Rights Reserved.