健康食品等の素材情報データベース

注意!(1) データの無断転用,引用、商用目的の利用は厳禁.(2) 以下の情報は現時点(最終更新日時)で調査できた素材の科学論文情報です. 実際に販売されている商品に以下の素材が含まれているとしても,その安全性・有効性がここに紹介した情報と一致するわけではありません.(3) 詳細情報として試験管内・動物実験の情報も掲載してありますが,この情報をヒトに直接当てはめることはできません.有効性については,ヒトを対象とした研究情報が重要です.(4) 医療機関を受診している方は,健康食品を摂取する際に医師へ相談することが大切です.「健康食品」を利用してもし体調に異常を感じたときは、直ぐに摂取を中止して医療機関を受診し,最寄りの保健所にもご相談下さい.

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項 目

内 容

名称

乳酸菌 [英]Lactic acid bacteria [学名]Lactobacillus acidophilus、Lactobacillus brevis、Lactobacillus delbrueckiiなど

概要

乳酸菌は、炭水化物を発酵し、生産物として主として乳酸をつくる菌類の総称である。グラム陽性の桿菌または球菌の形態をとる。チーズやヨーグルトなどの発酵乳製品のほか、酒類、醸造食品にも含まれる。宿主の健康維持に大きく関わる菌群であり、ビフィズス菌とともにプロバイオティクスの一つとなっている。関連するプレバイオティクスシンバイオティクスの情報については、それぞれの素材のページを参照のこと。


●有効性
俗に、「整腸作用がある」「免疫力を高める」「コレステロールを低下させる」「血圧を下げる」などと言われているが、機能性便秘、腹痛、旅行者下痢症、呼吸器感染症の予防、コレステロールの低下、小児の下痢、アトピー性疾患予防に有効性が示唆されており、運動誘発性呼吸器感染症予防に効果がないことが示唆されている。そのほかの有効性については情報の信頼性が高いとされる研究方法で検討した報告は見当たらない、もしくは現時点で十分ではない。


●安全性
適切に摂取する場合、おそらく安全であり、妊娠中・授乳中の摂取は、安全性が示唆されている。免疫不全患者、重度の腸疾患患者、心弁膜症患者、肝硬変患者、中心静脈カテーテル治療中の患者の摂取は注意が必要であるため、自己判断でのサプリメントなど濃縮物の摂取を控えること。



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法規・制度

■食薬区分
・乳酸菌 (Lactobacillus属/Streptococcus属) 菌体:「医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質 (原材料) 」に該当する。
■食品添加物
・一般飲食物添加物
 乳酸菌濃縮物 (乳酸菌):酵素
・天然香料基原物質リスト
 乳酸菌培養液が収載されている。
■特定保健用食品
・「おなかの調子を整える」保健用途の表示ができる特定保健用食品が許可されている。
・「内臓脂肪の気になる方に適する」保健用途の表示ができる特定保健用食品が許可されている。

成分の特性・品質

主な成分・性質

・乳酸菌とは、菌学的に定義された細菌名ではなく (104) 、糖類を発酵して乳酸をつくる菌類の総称 (103) 。
・Lactobacillus属、Streptococcus属、Pediococcus属、Leuconocstoc属、Enterococcus属、Lactococcus属、Tetragenococcus属などを含む (104) (105) 。

分析法

-

有効性








循環器・
呼吸器


<循環器>
一般情報

・コレステロールの低下に有効性が示唆されている (94) 。
RCT:海外
・血圧が高めの成人36名 (試験群18名、平均40.5±11.7歳、メキシコ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactococcus lactis発酵乳150 mL/日を8週間摂取させたところ、収縮期血圧、拡張期血圧に影響は認められなかった (PMID:29428751)

<呼吸器>
一般情報

・呼吸器感染症の予防に有効性が示唆されている (94) 。
・運動誘発性の呼吸器感染症の予防に効果がないことが示唆されている (94) 。
RCT:国内
[成人の上気道感染症]
・健康な成人100名 (試験群50名、平均43±10.5歳、日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactococcus lactis JCM5805株配合飲料 (加熱死菌体約1,000億個含有) 500 mL/日を8週間摂取させたところ、免疫マーカー (pDC-CD86、pDC-HLA-DR) の発現上昇、インフルエンザウイルスH1N1に対する抗ウイルス因子5項目中1項目 (ISG15) の応答増加、QOL調査 (SF-8) の7項目中4項目 (鼻汁、鼻閉、関節痛、寒気) の累積発症日数の減少が認められた (2016175585) 。
・健康な成人213名 (試験群106名、30〜59歳、日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、ヨーグルト飲料100 mL (Lactococcus lactis JCM5805株 10(11) cfu 含有) /日を10週間摂取させたところ、インフルエンザ様症状の4項目中2項目 (咳、熱っぽさ) の累積日数の減少と、インフルエンザウイルスH1N1に対する抗ウイルス因子2項目中1項目 (ISG15) の応答増加が認められた。一方、インフルエンザ様症状または風邪の発症数、免疫マーカー (IFN-α) の応答に影響は認められなかった (PMID:26234407)
・健康な成人396名 (試験群191名、平均21.6±0.3歳、日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactococcus lactis JCM5805 (加熱死菌体約100億個含有) /日を12週間摂取させたところ、咽頭炎と咳の累積発現日数の減少、IFN発現レベルの上昇が認められた。一方、風邪やインフルエンザ様症状の累積罹患率、形質細胞におけるHLA-DR、好中球食細胞活性、NK細胞活性、唾液コルチゾール、遺伝子発現に影響は認められなかった (101) 。
・運動選手の男子大学生50名 (試験群26名、平均20.8±0.8歳、日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、運動トレーニングとともにLactococcus lactis JCM5805株 (加熱死菌体約1,000億個含有) /日を13日間摂取させたところ、免疫マーカー (pDC-CD86) の上昇、上気道感染症の症状4項目中2項目 (全体、くしゃみや鼻水) と全身症状の6項目中3項目 (体調、倦怠感、関節痛) の累計日数の減少が認められた。一方、上気道感染症の累積発症数、筋肉ダメージ、ストレスマーカー (CPK、LDH、アドレナリン、コルチゾール) 、免疫マーカー (pDC-HLA-DR、mDC-CD86、mDC-HLA-DR) に影響は認められなかった (PMID:30071871)
・高齢者施設に通所している高齢者154名 (試験群76名、平均83.5±8.9歳、日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、発酵乳飲料80 mL (Lactobacillus casei strain shirota 4×10(10) cfu含有) /日を5ヶ月間摂取させたところ、急性上気道感染症の1回あたりの罹患期間の短縮が認められた。一方、急性上気道感染症の発症数、総症状スコアに影響は認められなかった (PMID:23890374)
RCT:海外
[小児の呼吸器感染症]
・保育所に通所している幼児194名 (試験群97名、平均3.7±1.3歳、フィンランド) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactobacillus rhamnosus GGを平均10(8) cfu/日、28週間摂取させたところ、呼吸器症状の日数の減少が認められた。一方、鼻咽頭に存在するウイルス数およびウイルス性呼吸器感染症の発症数に影響は認められなかった (PMID:23794458)
[成人〜高齢者の呼吸器感染症]
・健康な大学生581名 (アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactobacillus helveticus R0052 (145名、平均20.0±0.1歳) 、Bifidobacterium bifidum R0071 (142名、平均19.8±0.1歳) 、Bifidobacterium longum ssp. Infantis R0033 (147名、平均19.8±0.1歳) (それぞれ3×10(9) cfu含有) を6週間摂取させたところ、Bifidobacterium bifidum R0071群で、風邪やインフルエンザ様症状の累積罹患率の減少が認められたが、健康な日には影響は認められなかった。一方、いずれの群も風邪やインフルエンザ様症状の期間に影響は認められなかった (PMID:25604727)
・トレーニング習慣のある成人58名 (試験群32名、平均32±14歳、イギリス) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、乳酸菌飲料 (Lactobacillus casei Shirota 6.5×10(9) cfu以上含有) ×2回/日を16週間摂取させたところ、一週間以上持続した上気道感染症の発症率の減少が認められた。一方、症状の重症度、持続期間、医療機関の受診者率、医薬品の利用者率に影響は認められなかった (PMID:21411836)
・1年間に少なくとも4回以上上気道感染症状を発症した成人134名 (試験群67名、平均34.3±6.0歳、中国) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、乳酸菌飲料150 mL (Lactobacillus paracasei 3×10(7) cfu/mL、Lactobacillus casei 431 3×10(7) cfu/mL、Lactobacillus fermentum PCC 3×10(6) cfu/mL含有) /日を12週間摂取させたところ、上気道感染症の累積罹患率、症状の発現日数、重症度、インフルエンザ様症状の発症率、医薬品の利用者率の減少、免疫マーカー (血中IFN-γ、便中sIgA) の増加が認められた。一方、医薬品の利用日数、免疫マーカー (血中IL-4、IL-10、IgA、IgG、IgM) に影響は認められなかった (PMID:29900424)
・1年間に少なくとも4回以上風邪症状を発症した成人898名 (試験群448名、平均40.6±13.5歳、ドイツ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、風邪の季節に乳酸菌粉末 (Lactiplantibacillus plantarum HEAL9とLacticaseibacillus paracasei 8700:2を1:1で1×10(9) cfu含有) /日を12週間摂取させたところ、風邪症状の発生数、累積罹患率、重症度、症状の持続期間、医薬品の使用率に影響は認められなかった (PMID:33296464)
・高齢者施設に入居している健康な高齢者737名 (試験群375名、平均83.95歳、ベルギー) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、発酵乳65 mL (Lactobacillus casei strain shirota 6.5×10 (9) 以上含有) を2回/日、176日間摂取させ、21日目にインフルエンザ予防接種を受けさせたところ、呼吸器症状や気道感染の発症率、予防接種免疫応答に影響は認められなかった (PMID:22440853)
・高齢者施設に入居している健康な高齢者196名 (試験群100名、平均85.2±7.1歳、カナダ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactobacillus rhamnosus GG 10 (10) cfu含有カプセルを2カプセル/日、6ヶ月間摂取させたところ、インフルエンザを含むウイルス性呼吸器感染症、インフルエンザ様症状の発症、抗菌薬の処方、呼吸器疾患による受診または救急搬送、下気道感染症または肺炎の発症、これによる入院または死亡、全死亡のリスクに影響は認められなかった (PMID:29741754)


消化系・肝臓

一般情報
・乳酸菌またはビフィズス菌を関与成分とし、「おなかの調子を整える」保健用途の表示ができる特定保健用食品が許可されている。

<便秘>
一般情報

・機能性便秘に有効性が示唆されている (94) 。
RCT:海外
・便秘症の成人90名 (試験群47名、平均31.8±9.4歳、マレーシア) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、発酵乳80 mL (Lactobacillus casei Shirota 3.0×10(10) cfu以上含有) /日を4週間摂取させたところ、症状の評価、排便回数、便の性状、量に影響は認められなかった (PMID:23432408)

<下痢・腸炎>
一般情報

・抗生物質の使用に関連する下痢の発生リスク低減に有効性が示唆されている (94) 。
・小児の急性下痢の予防に有効性が示唆されている (94) 。・旅行者下痢症の予防に有効性が示唆されている (94) 。
メタ分析
・2019年8月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化比較試験4報について検討したメタ分析において、小児におけるLactobacillus reuteri DSM 17938の摂取は、急性下痢の持続期間 (4報) 、入院期間 (3報) の短縮と関連が認められたが、いずれも試験によるばらつきが大きかった (PMID:31739457)
・2013年5月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化比較試験15報について検討したメタ分析において、Lactobacillus GGの摂取は、下痢の期間短縮 (11報) と関連が認められたが、排便量 (2報) 、入院期間 (4報) との関連は認められなかった (PMID:23841880)
RCT:海外
・下痢症の男児148名 (6〜24ヶ月齢、試験群78名、インド) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、経口補水塩 (ORS) による治療とともにLactobacillus sporogenes (Bacillus coagulans) 240×10(6) spores/日を含むタブレットを、回復するまで最長5日間、摂取させたところ、ORSおよび他の飲料の摂取量に差はなく、回復率、下痢の期間や頻度、量に影響は認められなかった (PMID:21332891)
・健康な成人男性39名 (試験群20名、平均23.9±1.4歳、オランダ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactococcus acidophilus 10(9) cfuを2週間摂取させた後、弱毒化毒素型大腸菌 (10(10) cfu) 摂取試験による糞便中ETEC排泄量、排便量、排便頻度、糞便および血中の免疫マーカー (カルプロテクチン、IgA、IgG、IgM) に影響は認められなかった (PMID:23930950)

<その他消化系>
一般情報

・Lactobacillus reuteriは、腹痛に有効性が示唆されている (94) 。
RCT:国内
【特定保健用食品】便秘傾向の成人男女93名 (20〜69歳、試験群47名、日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、乳酸菌NY1301株 (Lactobacillus paracasei subsp. paracasei NY1301) 400億個含有飲料1本/日を2週間摂取させたところ、排便回数および排便日数に影響は認められなかった (2019286844) 。
RCT:海外
・健康な成人52名 (平均24±4歳、中国) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ対照試験において、Lactococcus paracasei subsp. paracasei LC01を10(10) cfu/日、4週間摂取させたところ、糞便中の Lactobacillus、Bifidobacterium、Roseburia intestinalisの菌数、酢酸、酪酸の増加、Escherichia coliの菌数、アンモニアの減少が認められた (PMID:24385355)

糖尿病・
内分泌

RCT:海外
・肥満の妊婦138名 (試験群63名、平均31.4±5.0歳、アイルランド) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactococcus salivarius UCC118 10(9) cfu/日を妊娠24週〜28週の間に摂取させたところ、糖代謝マーカー (空腹時血糖、インスリン、HOMA-IR、C-ペプチド) に影響は認められなかった (PMID: 24646819)
・自身またはパートナーにアレルギー疾患の既往歴がある妊婦423名 (試験群212名、中央値34歳、ニュージーランド) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactobacillus rhamnosus HN001 6×10(9) cfu/日を妊娠14〜16週目から24週目まで摂取させたところ、妊娠糖尿病の発症リスク (International Association of Diabetes and Pregnancy Study Groups) に影響は認められなかった (PMID:28367765)

生殖・泌尿器

・細菌性膣炎の予防に有効性が示唆されている (94) 。
・膣カンジダ症の予防に効果がないことが示唆されている (94) 。

脳・神経・
感覚器

RCT:国内
【機能性表示食品】 物忘れ症状がある中年成人60 名 (試験群31名、平均58.5±6.5歳、日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、朝食前にLactobacillus helveticus発酵乳190 g (ラクトノナデカペプチド2.4 mg含有) /日を8週間摂取させたところ、認知機能評価 (RBANS) の5項目中1項目 (注意) 、下位12項目中1項目 (符号) のスコアの上昇が認められた。一方、RBANSの総スコア、気分の評価 (POMS) に影響は認められなかった (PMID:28819993)
RCT:海外
・自身またはパートナーにアレルギー疾患の既往歴がある妊婦423名 (試験群212名、中央値34歳、ニュージーランド) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactobacillus rhamnosus HN001 6×10(9) cfu/日を妊娠14〜16週目から出産後6ヶ月目まで摂取させたところ、産後うつ (EPDS) 、不安度 (STAI) が改善した (PMID:28943228)

免疫・がん・
炎症

<アレルギー>
一般情報

・幼児や小児のアトピー性疾患の予防に有効性が示唆されている (94) 。
・クロストリジウム・ディフィシール感染症の予防に効果がないことが示唆されている (94) 。
メタ分析
・2018年8月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化比較試験5報について検討したメタ分析において、妊娠期間中の母体および出生後6ヶ月齢までの児におけるLactobacillus rhamnosus GG 1.0×10(9) 〜1.8×10(10) cfu/日の摂取は、2歳時までの小児湿疹の発症リスク (5報) との関連は認められなかった (PMID:30231505)
RCT:国内
・スギ花粉症患者40名 (試験群21名、平均36.9±1.7歳、日本) を対象とした二重盲検プラセボ対照試験において、発酵乳110 g (Lactobacillus GG >1.4×10(8) cfu/mL、Lactobacillus gasseri TMC0356 >1.0×10(8) cfu/mL含有) /日を10週間摂取させたところ、自覚症状の5段階評価 (日本アレルギー学会による) で、鼻づまりは軽減した。一方、くしゃみ、鼻水、かゆみに影響は認められなかった(PMID:18977549)
RCT:海外
[乳児]

・乳児153名 (試験群77名、オーストラリア) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactococcus acidophilus 3×10(9) cfu/日を生後6ヶ月間摂取させたところ、2.5歳時における皮膚炎およびその他のアレルギー発症リスクの低下に影響は認められなかった (PMID:18925885)
・喘鳴の経験とアトピーの家族歴のある乳幼児131名 (試験群65名、平均16.7ヶ月齢、ドイツ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactobacillus rhamnosus GG 10(10) cfu×2回/日を6ヶ月間摂取させたところ、空気中アレルゲンへの感作低下が認められた。一方、炎症マーカー (総IgE、好酸球、好酸球カチオンタンパク質) 、アトピー性皮膚炎の重症度スコアに影響は認められなかった (PMID:20604800)
・乳児121名 (試験群59名、スウェーデン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactobacillus paracasei ssp paracasei F19を10(8) cfu/日を4〜13ヶ月齢の間摂取させたところ、8〜9歳時におけるアレルギー疾患リスク、IgE関連アレルギー疾患リスク、呼気中NO濃度、肺機能に影響は認められなかった (PMID:23895631)
[妊婦とその子ども]
・新生児がアレルギーを発症するリスクの高い妊婦250名 (試験群125名、平均34歳、オーストラリア) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactobacillus rhamnosus GG 1.8×10(10) cfu/日を妊娠36週から出産まで摂取させたところ、子どもの1歳までの湿疹やアレルギーの発症リスクに影響は認められなかった (PMID:21121927)
・アトピー性疾患のある妊婦191名 (試験群95名、平均31歳、台湾) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactobacillus rhamnosus GG 10(10) cfu/日を妊娠24週から出産後6ヶ月まで摂取させたところ、出産時の母体のアレルギー症状評価に改善が認められた。一方、子どもの36ヶ月齢時までのアレルギー感作や発症リスクに影響は認められなかった (PMID:22925325)
・アトピー性皮膚炎、アトピー性鼻炎、または喘息の家族歴のある妊婦とその子ども132名 (試験群64名、フィンランド) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactobacillus rhamnosus GG 1×10(10) cfu/日を、母親に出産2〜4週間前から出産まで、子どもに6ヶ月齢まで摂取させたところ、2歳時におけるアトピー性湿疹の減少が認められた。一方、3ヶ月齢、1歳時、2歳時の免疫マーカー (IgE) 、放射性アレルゲン吸着分析、アレルギー感作 (プリックテスト) に影響は認められなかった (PMID:11297958)

<免疫>
メタ分析

・2019年12月までを対象に、9つのデータベースで検索できた無作為化比較試験8報 (検索条件:≧2歳) について検討したメタ分析において、発酵乳飲料 (Lacticaseibacillus paracasei subsp. paracasei CNCM I-1518含有) と一般的なヨーグルトの併用は、成人における感染症の1人あたり平均発症数 (2報) 、1回以上感染症を発症する確率 (3報) の減少と関連が認められた。一方、小児と成人における感染症の発症リスク (4報) 、1人あたり平均累積発症日数 (3報) 、1回あたりの症状の平均日数 (3報) 、重症度 (2報) に関連は認められなかった (PMID:33182682)
・2012年9月までを対象に、5つのデータベースで検索できた無作為化プラセボ対照試験4報について検討したシステマティックレビューにおいて、小児のLactobacillus rhamnosus GGの摂取は、急性中耳炎 (4報) のリスクの低減、抗生物質による治療回数の減少 (4報) が認められた。一方、呼吸器感染症全体 (4報) のリスクとの関連は認められなかった (PMID:23665598)
RCT:国内
・健康な成人38名 (試験群19名、平均39.1歳、日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、ヨーグルト飲料100 mL (Lactococcus lactis JCM5805株10 (11) cfu含有) /日を4週間摂取させたところ、免疫マーカー (pDC-CD86、pDC-HLA-DR) の低下抑制、風邪症状の累積日数の減少が認められた。一方、免疫マーカー (IFN-α) に影響は認められなかった (PMID:24239838)
・健康な成人107名 (試験群54名、平均38.9±9.6歳、日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactococcus lactis JCM5805株50 mg (加熱死菌体約1,000億個含有) /日を4週間摂取させたところ、免疫マーカー (唾液中のIgA) の増加、pDC-CD86の低下抑制、風邪様症状の4項目中1項目 (喉の痛み) 累積日数の減少が認められた。一方、免疫マーカー (好中球の食作用活性) 、インフルエンザウイルスH1N1に対する抗ウイルス因子 (IFN-α、IRF7、MX1、OAS1) 、H3N2に対する抗ウイルス因子 (IRF7、MX1、OAS1) の応答に影響は認められなかった (102) 。
RCT:海外
・NK細胞機能の低い成人男性68名 (試験群34名、平均32±11歳、ドイツ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、乳酸菌飲料65 mL×3回/日 (Lactobacillus casei strain shirota 1.95×10(10) cfu/日含有) を4週間摂取させたところ、NK細胞数、NK細胞活性、白血球貪食能などに影響は認められなかった (PMID:21430250)

骨・筋肉

調べた文献の中に見当らない。

発育・成長

一般情報
・Lactobacillus reuteriは、乳児のコリック (疝痛) に有効性が示唆されている (94) 。
メタ分析
・2012年6月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化比較試験3報について検討したメタ分析において、3ヶ月齢以下の乳児によるLactobacillus. reuteriの摂取は、コリック (疝痛) と関係した激しく泣く時間の減少と関連が認められたが、試験によるばらつきが大きかった (PMID:24100440)
RCT:海外
・生後13週未満の夜泣きをする乳児167名 (試験群85名、平均7.5±2.9週齢、オーストラリア) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactobacillus reuteri DSM 179381×10(8) cfu/日を1ヶ月間摂取させたところ、むずかる時間/日の増加が認められた (PMID:24690625)
・1週齢未満の正期産新生児468名 (試験群238名、イタリア) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactobacillus reuteri DSM 17938 1×10(8) cfu/日を90日間摂取させたところ、激しく泣く時間、吐き戻し回数の減少、排便回数の増加が認められた (PMID:24424513)
・低出生体重児または早産児94名 (フィンランド) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactobacillus rhamnosus GG (31名、10 (9) cfu/日を1ヶ月間、その後10 (9) cfu×2回/日を1ヶ月間) またはプレバイオティクス (31名、ガラクトオリゴ糖:ポリデキストロース=1:1、600 mg/日を1ヶ月間、その後600 mg×2回/日を1ヶ月間) を摂取させたところ、いずれの群でも過度な泣きをする乳児の割合が減少した。また、Lactobacillus rhamnosus GG群では、便中Clostridium histolyticumの総対量の減少が認められた (PMID:23915796)

肥満

一般情報
・乳酸菌を関与成分とし「内臓脂肪の気になる方に適する」保健用途の表示ができる特定保健用食品が許可されている。
メタ分析
・2014年10月までを対象に39のデータベースおよびウェブサイトで検索できた無作為化比較試験6報について検討したメタ分析において、健康な成人によるヨーグルトの摂取は、体重 (3報) 、ウエスト径 (2報) 、体脂肪率 (2報) との関連は認められなかった (PMID:26443336)
RCT:国内
【機能性表示食品】BMI23以上30未満の健康な成人200名 (試験群100名、平均47.7±8.2歳、日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactobacillus amylovorus CP1563飲料500 mL (10-ヒドロキシオクタデカン酸1.44 mg含有) /日を18週間摂取させたところ、脂肪面積 (総脂肪、内臓脂肪) の減少とApoA1の上昇が認められた。一方、BMI、体重、皮下脂肪面積、ApoB、ApoB/ApoA1、血中脂質や糖代謝マーカーに影響は認められなかった (2019173916) 。
RCT:海外
・肥満の青少年50名 (試験群27名、平均12.9±1.0歳、デンマーク) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactobacillus salivarius LS-33を10(10) cfu/日、12週間摂取させたところ、体格 (体重、BMI、腹囲など) 、糖代謝マーカー (血糖、インスリン、HOMA-IR、C-ペプチド) 、血中脂質 (TC、LDL-C、HDL-C、TG、遊離脂肪酸) 、炎症マーカー (CRP、IL-6、TNF-α、糞便カルプロテクチン) に影響は認められなかった (PMID:22695039)

その他

調べた文献の中に見当らない。





試験管内・
動物他での
評価

-



安全性

危険情報

<一般>
・適切に摂取する場合、おそらく安全である (94) 。
・摂取により、軽い胃腸障害を引き起こす可能性がある (94) 。
<妊婦・授乳婦>
・適切に摂取する場合、安全性が示唆されている (94) 。
・妊娠中に乳酸菌を単独またはビフィズス菌と併用する場合、妊娠高血圧腎症のリスクを高める可能性がある (94) 。
<小児>
・適切に摂取する場合、おそらく安全である (94) 。
<病者>
・免疫不全患者は、感染症を生じる可能性がある (94) 。
・重度の腸疾患患者 (短腸症候群や炎症性腸疾患など) は、感染症を生じる可能性がある (94) 。
・中心静脈カテーテル治療中の患者は、菌血症を生じる可能性がある (94) 。
・肝硬変患者は、感染症を生じる可能性があるため、摂取を避けること。
・心弁膜症患者は、感染性心内膜炎を生じる可能性があるため、外科的手術や内視鏡検査の前には摂取を中止すること (94) 。

<被害事例:国内>
・腸閉塞のため小腸切除の手術歴があり、短腸症候群のため3歳時よりロペラミド (止痢整腸薬) 、タンニン酸アルブミン、Bifidobacterium、4歳時よりBifidobacteriumの代わりにラクトミン (整腸薬) 1 g/日を服用していた5歳の女児 (日本) が、貧血治療のための鉄剤による下痢悪化のためラクトミンを2 g/日に増量して2週間摂取したところ、四肢の運動失調、意識障害を生じた。短腸症候群による炭水化物の吸収不良と、乳酸菌由来のD-乳酸を原因とする乳酸アシドーシスと診断され、ラクトミンの摂取中止と加療により改善した (PMID:19917522)
・日常的に乳製品を摂取していた急性骨髄性白血病の31歳男性 (日本) が、抗がん剤使用初日より発熱、7日目には高熱、口蓋および下唇のアフタ、潰瘍、歯肉炎を生じた。炎症部位からLactobacillus rhamnosus GGが検出されたことから、乳製品中のL. rhamnosus GGが原因の感染症と診断され、治療による白血球数の回復により改善した (PMID:25115834)
・急性前骨髄球性白血病治療中の54歳男性 (日本) が、治療による重度の下痢のためにプロバイオティクス強化ヨーグルト (Lactobacillus rhamnosus GG 1.4×10(9) 以上含有) を6日間摂取したところ、8日目から高熱が続き、その後軽度の混乱、多臓器不全を生じた。L. rhamnosus GGによる敗血症性ショックと診断され、加療により回復した (PMID:29455334)

<被害事例:海外>
・HIV感染患者で肺移植を受けた56歳男性 (アメリカ) が、移植1日後からプロバイオティクス治療 (Lactobacillus rhamnosus GG含有) を受けたところ、水溶性の下痢が続き、術後5週間頃に右肺にL. rhamnosus GG感染による蓄膿が見つかった (PMID:21040283)
・潰瘍性大腸炎で副腎皮質ステロイドおよびインフリキシマブ (リウマチ治療薬) を服用中の17歳男性 (アメリカ) が、Lactobacillus rhamnosus GG 10×10(9) cell/日を1週間摂取したところ、発熱、紅潮、悪寒などを呈し、L. rhamnosus GGによる菌血症と診断された (PMID:23426446)
・24歳女性 (ポーランド) が、大動脈弁置換術の際の抗生物質による胃腸症状予防のため、3種のLactobacillus rhamnosusを1×10(10) cfu×2回/日または2×10(9) cfu×3回/日、術前の6週間投与されたところ、L. rhamnosusによる敗血症を起こした (PMID:21848974)
・エイズ患者の38歳男性(アメリカ)が、Lactobacillus acidophilus含有医薬品製剤を3回/日、3週間服用したところ、発熱、断続的な悪寒、頸部の有痛性腫脹、肺動脈血栓塞栓症を呈し、免疫低下状態でのL. acidophilus摂取による菌血症と診断された (PMID:16595054)
・HIV感染患者の51歳男性 (アメリカ) が、肝疾患及び腹部症状を改善する目的でプロバイオティクス高含有ヨーグルトを2〜3サービング/日、約1週間摂取したところ、上腹部痛、えん下痛を生じ、Lactobacillus acidophilusによる菌血症と診断された (PMID:26130690)
・2型糖尿病、高血圧、高コレステロール血症のため、グリクラジド、メトホルミン、オメプラゾール (消化性潰瘍治療薬) 、シタグリプチン、シンバスタチンを服用中の65歳女性 (イギリス) が、プロバイオティクス飲料を1日1本以上摂取していたところ (摂取期間不明) 、傾眠、食欲不振、嘔吐、悪寒を生じて医療機関を受診し、低血圧、頻脈、発熱、右上腹部痛、炎症マーカー (CRP) および肝機能マーカー (AST、ALT) の上昇、急性腎機能障害が確認された。CT検査で肝腫瘍が認められ、加療によって改善した。患部廃液および血液培養でLactobacillus paracaseiが陽性となり、プロバイオティクス飲料に含まれていたL. paracaseiを原因とする敗血症による肝機能障害と診断された (PMID:28903972)
・出生時体重970 gの早産児 (オーストラリア) が腸形成術を受けた7日後からプロバイオティクス製品 (Bifidobacterium bifidum、Lactobacillus Aciophilus含有) を45日間投与されたところ、Lactobacillus rhamnosusによる敗血症を生じた。投与された製品からL. rhamnosusが検出されたことから、プロバイオティオティクス製品による敗血症と診断され、加療により改善した (PMID:26780534)
・糖尿病、高血圧、末期腎疾患の既往歴がある82歳女性 (アメリカ) が、クロストリジウム・ディフィシール大腸炎と診断され、メトロニダゾール (原虫用薬) の服用とともにプロバイオティクス (Lactobacilli含有) を2週間摂取したところ、全身性虚弱、倦怠感、摂食障害、微熱、悪心、嘔吐を生じ、プロバイオティクスとの関連が疑われる肝膿瘍および菌血症と診断された (PMID:27863462)
・冠動脈疾患を伴う活動性潰瘍性大腸炎の64歳女性 (イタリア) が、継続する発熱と重篤な下痢を生じたためメチルプレドニゾロン (副腎皮質ホルモン製剤) 、メサラジン (炎症性腸疾患治療薬) 、抗生物質による治療を受け、一度は回復したものの再発。血液培養にてメシチリン耐性Staphylococcus epidermidis、Candida albicansを検出したため、バイコマイシン、フルコナゾール (抗真菌薬) 、プロバイオティクス (Lactobacillus rhamnosus GG 6×10(9) cfu/日を含む) を処方され回復したが13日後に再発。C. albicansに加えてL. rhamnosusが検出されたことから、摂取したプロバイオティクスによる菌血症と考えられた (PMID:26024568)
・遺伝性出血性末梢血管拡張症で、細菌感染による複数回の入院歴がある60代後半の男性 (イタリア) が、敗血症性ショックによる入院時より腸の活動異常と下痢のためにプロバイオティクス7製品 (うち3製品にLactobacillus rhamnosusを含む) を摂取していたところ、発熱、寝汗、全身倦怠感が継続し、L. rhamnosusによる感染性心内膜炎と診断され、加療により改善した (PMID:29390976)
・マントル細胞リンパ腫で造血幹細胞移植を受けた69歳男性 (アメリカ) がLactobacillus acidophilusによる敗血症を起こし、それまで食べていたプロバイオティクスヨーグルト6〜8カップ/日の摂取を中止したところ、改善した (PMID:22890287)
・前立腺がん、ヘルニア、僧帽弁閉鎖不全、高血圧、双極性障害の既往歴があり、プロバイオティクスを毎日摂取していた77歳男性 (フランス) が、鉄欠乏性貧血の検査のため大腸内視鏡検査を受けた後に寒気を生じた。症状は一度収まったが、1ヶ月後に再発したため受診したところ、Lactobacillus. paracaseiによる感染性心内膜炎と診断された (PMID:23622954)
・慢性ウイルス性C型肝炎、肝硬変の既往歴があり、難治性腹水治療中の62歳男性 (アメリカ) が、プロバイオティクスを毎日、長期間摂取したところ (期間、量不明) 、混乱、腹部膨満を生じた。白血球の増加、血液培養によるLactobacillus gasseriの増加が認められ、L. gasseriによる特発性細菌性腹膜炎と診断され、加療により改善した (PMID:33415048)
・鉄欠乏性貧血と無害性心雑音の病歴、歯肉の切り傷により4日間大量出血した経験のある50歳男性 (アメリカ) が、プロバイオティクスサプリメント (Lactobacillus rhamnosus含有) を10年間、毎日摂取していたところ (摂取量不明) 、倦怠感、寝汗、体重減少が6ヶ月間続いたため受診。血液培養によりL. rhamnosusによる菌血症、僧帽弁感染性心内膜炎、敗血症性塞栓による脾臓梗塞と診断され、加療により改善した (PMID:33088710)
・2型糖尿病で血糖コントロール不良の23歳女性 (アメリカ) が、2週間前に抜歯し、食事としてスムージーとヨーグルトを摂取していたところ、腹痛、吐き気、左側の顔と首の腫れを生じた。左下顎骨に認められた膿瘍にLactobacillus細菌の増殖が認められ、抜歯後に摂取していたヨーグルトとの関連が考えられた (PMID: 33456157)

禁忌対象者

調べた文献の中に見当らない。

医薬品等との
相互作用

<ヒト試験>
・健康な女性21名 (平均24.3歳、スウェーデン) を対象とした単盲検クロスオーバー無作為化プラセボ対照試験において、鉄5 mg/日とともにLactobacillus plantarum 299vを2日間摂取させたところ、1.3×10(9) cfu/日 (10名) 摂取では鉄吸収率の増加が認められたが、1.7×10(10) cfu/日 (11名) 摂取では影響が認められなかった (PMID:26428277)
<理論的に考えられる相互作用>
・抗生物質との併用は同時に摂取した乳酸菌を死滅させる可能性がある (94) 。

動物他での
毒性試験

1.LD (致死量)
・Lactobacillus caseiを投与:ラット経口 >10 g/kg、マウス経口 10 g/kg (91) 。
2.LD50 (半数致死量)
・Lactobacillus pentosus B240 (加熱殺菌) を投与:ラット経口 >2000 mg/kg (91) 。
・Lactobacillus pentosus B240 (生菌) を投与:ラット経口 >2500 mg/kg (91) 。
3.TDLo (最小中毒量)
・Lactobacillus bulgaricus発酵凍結乾燥紛乳を投与:ヒト女性経口 (間欠的) 100.8 mg/kg/12週、ラット経口 (間欠的) 832 g/kg/32週、2,000 g/kg/32週 (91) 。
・Lactobacillus brevis SBC 8803 (加熱殺菌) を投与:マウス経口 (連続的) 2.82 g/kg/47日 (91) 。

AHPAクラス分類
及び勧告

-

総合評価

安全性

・適切に摂取する場合、おそらく安全である。
・摂取により、軽い胃腸障害を引き起こす可能性がある。
・妊娠中・授乳中の摂取は、安全性が示唆されている。
・妊娠中に乳酸菌を単独またはビフィズス菌と併用する場合、妊娠高血圧腎症のリスクを高める可能性がある。
・免疫不全患者、重度の腸疾患患者、心弁膜症患者、肝硬変患者、中心静脈カテーテル治療中の患者の摂取は注意が必要であるため、自己判断でのサプリメントなど濃縮物の摂取を控えること。
・特定保健用食品では個別に製品 (菌株) ごとに安全性が評価されている。

有効性

(注:下記の内容は、文献検索した有効性情報を抜粋したものであり、その内容を新たに評価したり保証したりしたものではありません。)
・特定保健用食品では個別に製品 (菌株) ごとに有効性が評価されているが、その他の情報においては、情報の信頼性が高いとされる研究方法で検討した報告は見当たらない、もしくは現時点で十分ではない。

参考文献

(103) 新櫻井総合食品事典
(94) Natural Medicines
(104) 乳酸菌の保健機能と応用 シーエムシー出版
(105) 乳酸菌とビフィズス菌のサイエンス 京都大学学術出版会
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