【注意喚起|海外】シアン中毒を生じるおそれがある製品に注意喚起 (カナダ保健省)

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■タイトル
カナダ保健省がシアン中毒を生じるおそれがある製品に注意喚起 (210528)


■注意喚起および勧告内容
2021年5月26日、カナダ保健省 (Health Canada) がシアン中毒を生じるおそれがあるビターアプリコット製品2製品 (下記の一覧参照:写真はカナダ保健省ウェブページより加工転載) に注意喚起。

製品名
(サイズ)
賞味期限
写真
Bitter Apricot Kernels
(454 g、908 g、1.8 kg)
2022年1月31日
Extremely Bitter Apricot Kernels
(454 g、908 g、1.8 kg)
2022年1月31日

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■解説
当該製品はOur Father's Farmのブランド名でカナダ国内およびウェブサイトを介して販売されていたが、カナダ食品検査庁による検査でアミグダリンが含まれていることが判明。カナダ保健省は当該製品を摂取しないように勧告。ビターアプリコットの種子に含まれるアミグダリンは、体内でシアン化物を産生するため、多量に摂取することでシアン中毒を生じるおそれがある。なお、他のパッケージサイズ (227 g) において既に注意喚起が出されている (詳細はカナダ保健省ウェブページを参照→12) 。現在のところ、当該製品との関連が疑われる健康被害については報告されていないが、過去に同ブランドの製品との関連が疑われる健康被害が報告されている (詳細はこちら) 。

■関連成分
アミグダリン (amygdalin)

アミグダリンはアンズ、ウメ、モモ、スモモ、アーモンド (ハタンキョウ) 、ビワなどのバラ科サクラ属植物の未熟果実の種子にある仁 (じん) に多く、未熟な果実の果肉や葉、樹皮にも微量含まれている主要なシアン化物産生性配糖体である。咀嚼、消化の過程で有毒なシアン化物を産生する。アミグダリンは果実の成熟に従い消失し、また梅干しや梅酒、梅漬けなどの加工はアミグダリンの分解を促進すると言われているため、通常、これらの加工品に残存するアミグダリンの量は非常にわずかであると考えられる。
欧州食品安全機関 (EFSA) は、アプリコットカーネルおよび生のアプリコットカーネル関連製品のシアン化物産生性配糖体の急性参照用量 (ARfD:ヒトが24時間又はそれより短い時間経口摂取した場合に健康に悪影響を示さないと推定される体重当たりの摂取量) を20μg/kg体重と設定している。

■関連情報
カナダ保健省ウェブページ (2021年5月26日) →「Consumption of Our Father's Farm brand apricot kernel products may cause cyanide poisoning」
外国製健康食品の入手や個人輸入等についての注意事項等→「健康食品や医薬品、化粧品、医療機器等を海外から購入しようとされる方へ (厚生労働省作成2012年版) 」

その他の注意喚起情報→「被害関連情報」
健康食品に関する情報一覧→「最新ニュース」
当サイト内でのアミグダリン情報
→素材情報データベース「アミグダリン、レートリル、レトリル」
→コラム「アミグダリンについて」


<国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所>



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