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【ヒト試験】
研究1:
ヒトに関しては、4年間以上シトステロールを摂取しても、有害な兆候が認められなかった (PMID:13523821) 。
研究2:
重篤な家族性高コレステロール血症である小児に1日6 gを3ヶ月間投与した場合も明らかな副次作用は認められていない (PMID:1727999) 。
出典:
(PMID:3523821) Circulation Research. 1958;6(3):373-382.
(PMID:3523821) Pediatrics. 1992;89(1):138-142.
その他の資料:
○男性が21日、女性は28日間の8.6 g/日の植物油植物ステロール摂取によって、腸内細菌の代謝活性や種類、あるいは血清中の女性ホルモンに影響を与えない (PMID:10566877) 。
○植物ステロールエステル (遊離型換算で0.83、1.61、3.24 g/日) を3.5週間投与した結果、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKおよびリコペンの濃度は影響を受けなかったが、カロテンは1.61 g/日の摂取で影響を受けず、0.83、3.24 g/日摂取で11%と19%の低下を示した (PMID:10334658) 。
○「日清こめ油プラス」について、通常の調理油を対照として、4週間のヒト摂取試験を行ったところ、1日摂取目安量の3倍である42 g/日 (植物ステロール1.34 g/日) を摂取させても、血清中のビタミン (ビタミンE、レチノール) 、抗酸化物 (βカロテン) に有意な変化は認められず、副次的な作用を与えないことが確認された (1) 。
出典:
(PMID:10566877) Food Chem Toxicol. 1999;37(11):1063-1071.
(PMID:10334658) European Journal of Clinical Nutrition. 1999;53(4):319-327.
(2006019584) Journal of Oleo Science. 2003;52(4):205-213.
【動物・その他の試験】
研究1:
植物ステロールの長期摂取の影響
研究の対象:ラット
研究の方法:5%β-シトステロールを含有した食餌を8、18、22ヶ月間摂取
研究の対象:イヌ
研究の方法:0.5、1.0 g/kg (B.W.) /日のβ-シトステロールを8、22ヶ月間摂取
研究の対象:ウサギ
研究の方法:4%のβ-シトステロールを含有した食餌を842日間摂取
結果:すべての試験において、投与中および屠殺後の血液学的、組織病理学的に毒性的変化は認められなかった (PMID:13523821) 。
研究2:
植物ステロールエステルの90日間経口摂取
研究の対象:ラット
研究の方法:植物ステロールエステルを8.1% (w/w) 含有する食餌 (6.6 g/kg (B.W.) /日) を90日間経口摂取
結果:投与中および解剖所見ともに毒性的影響は認められなかった (PMID:10456681) 。
出典:
(PMID:13523821) Circulation Research.1958;6:373-382.
(PMID:10456681) Food Chem. Toxicol.1999;37(5):521-532.
その他の資料:
〇「日清こめ油プラス」の急性経口毒性
研究の対象:ラット
研究の方法:「日清こめ油プラス」を5,000 mg/kg (B.W.) を単回投与
結果:一般状態にも特記すべき変化はみられず、毒性的影響は認められなかった (1) 。
〇「日清こめ油プラス」の90日間反復経口投与
研究の対象:ラット
研究の方法:「日清こめ油プラス」を3,000 mg/kg (B.W.) /日を90日間反復経口投与
結果:雌雄各群ともに死亡例はなく、一般状態、体重、食餌量、臨床検査、病理学的検査に異常、毒性的影響は認められない (2) 。
出典:
(1) 日清オイリオグループ株式会社 社内報告書 2002
(2) 日清オイリオグループ株式会社 社内報告書 2002
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