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ヒ
ト
で
の
評
価
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循環器・ 呼吸器

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RCT
・血圧が高めの男性60名 (平均45.3±12.7歳、ニュージーランド) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ対照試験において、オリーブ葉抽出物10 mL×2回/日を6週間摂取させたところ、24時間および昼間血圧 (収縮期、拡張期) 、血中脂質 (TC、LDL-C、TG) の低下が認められた。一方、夜間血圧、HDL-C、PWV、糖代謝マーカー (空腹時血糖、インスリン、HOMA-IR、QUICKI、フルクトサミン) 、炎症マーカー (酸化LDL、CRP、ICAM、VCAM、P-セレクチン、E-セレクチン、アディポネクチン) に影響は認められなかった (PMID:26951205) 。
・血圧が高めの成人37名 (平均58.5±10.7歳、オーストラリア) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ対照試験において、オリーブ葉抽出物500 mg+グリーンコーヒー豆抽出物100 mg+サトウダイコン粉末150 mg含有タブレット2錠/日を6週間摂取させたところ、BMI、血圧 (診察室血圧、24時間血圧、昼間血圧、夜間血圧) 、心拍数、動脈伸展性、糖代謝マーカー (空腹時血糖、インスリン、HOMA-IR) 、血中脂質 (TG、HDL-C、LDL-C、TC、TC/HDL-C比) に影響は認められなかった (PMID:25379688) 。
・健康な成人18名 (19〜40歳、イギリス) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ対照試験において、オリーブ葉抽出物1,600 mgを単回摂取させたところ、摂取後30分〜8時間の血管硬化度、摂取0、1、3、6時間後の炎症マーカー (IL-8) 低下が認められた。一方、炎症マーカー (IL-1β、IL-6、TNF-α、IL-10) に影響は認められなかった (PMID:26051429) 。
・運動選手の高校生29名 (試験群17名、平均16.5±0.5歳、ニュージーランド) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、通常のトレーニングと食事とともに、オリーブ葉抽出物サプリメント (オリーブ葉20g相当、オレウロペイン100 mg含有) を1錠/日、2ヶ月間摂取させたところ、上気道疾患罹患日数の減少が認められた。一方、上気道疾患罹患率に影響は認められなかった (PMID:30744092) 。
・健康な成人13名 (22〜37歳、スペイン) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ対照試験において、高ヒドロキシチロソール含有ビスケット30 g (ヒドロキシチロソール5.25 mg含有) を単回摂取させたところ、摂取30分後と4時間後の酸化LDLの低下が認められた。一方、抗酸化マーカー (FRAP、ORAC、ABTS) に影響は認められなかった (PMID:27006237) 。
・コレステロール値が高めの過体重または肥満の成人77名 (試験群39名、平均56±11歳、オランダ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、朝食前にオリーブ葉抽出物500 mg/日を、8週間摂取させたところ、血中脂質 (TC、HDL-C、LDL-C、TG) に影響は認められなかった (PMID:33034707) 。
(PMID:33034707) Eur J Nutr. 2021 Jun;60(4):2111-2120.

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