シンガポールHSAが医薬品成分 (シルデナフィル) などを含む製品に注意喚起 (200212)

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■タイトル
シンガポールHSAが医薬品成分 (シルデナフィル) などを含む製品に注意喚起 (200212)


■注意喚起および勧告内容
2020年2月10日、シンガポールHSA (Health Science Authority) が医薬品成分 (シルデナフィル) などを含む2製品 (下記写真:シンガポールHSAウェブページより加工転載) に注意喚起。当該製品との因果関係が疑われる健康被害が報告されている。


製品名写真検出された成分
TIAN MA TU CHUNG
SEVEN LEAVE GINSENG
天麻杜仲七叶参
クロルフェニラミン
デキサメタゾン
IMPACTRAクロロプレタダラフィル
シルデナフィル
タダラフィル

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■解説
・マレーシアの小売店で販売されていた製品「TIAN MA TU CHUNG SEVEN LEAVE GINSENG (天麻杜仲七叶参) 」との関連が疑われる健康被害が1件報告され、検査したところ医薬品成分 (クロルフェニラミン、デキサメタゾン) が検出された。
50代男性1名が、当該製品を長期間摂取したところ (摂取量不明) 、血中コルチゾール濃度に異常が生じた。
以前にも当該製品の摂取が関連した健康被害が発生している (詳細はこちら) 。

・性機能改善を標榜してインターネットなどで販売されていた製品「IMPACTRA」を分析したところ、医薬品成分であるクロロプレタダラフィル、シルデナフィル、タダラフィルが検出された。

■関連成分
デキサメタゾン (dexamethasone)

抗炎症作用が強く、作用の持続時間もステロイドの中で最も長い薬物。抗炎症や免疫抑制に使用されるが、糖尿病やムーンフェースなどの副作用が起こる可能性がある。連用後、急に服用を中止すると重篤な離脱作用が起こることがあり、連用後の服用中止時には、徐々に減量するなど注意が必要な医薬品。

クロルフェニラミン (chlorpheniramine) 、フェニラミン (pheniramine)
抗ヒスタミン薬として、アレルギー性疾患 (蕁麻疹、アレルギー性鼻炎、結膜炎など) に使用されている。眠気を伴うことが多く、注意力の低下などの副作用が見られる。緑内障や下部尿路の閉塞性疾患(前立腺肥大など)の方は症状が悪化するため禁忌。また、小児では興奮症状 (過剰運動、不眠、痙攣発作など) が見られることもある。

シルデナフィル (sildenafil)
シルデナフィルのクエン酸塩 (クエン酸シルデナフィル) が医薬品バイアグラ錠の有効成分として承認。なお、承認されているクエン酸シルデナフィルの適応と主な副作用は、次のとおり。
【適応】勃起不全
【副作用】頭痛、ほてり、視覚障害等
【添付文書上の警告】高血圧及び狭心症の薬である硝酸剤あるいは一酸化窒素 (NO) 供与剤 (ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド等) との併用により降圧作用が増強し、過度に血圧を下げることがあるのでご注意下さい。

タダラフィル (tadalafil)
日本では医薬品 (販売名:シアリス錠) の有効成分として承認。
【適応】勃起不全
【副作用】頭痛や消化不良。心臓疾患のある人では心臓麻痺や心臓突然死、狭心症、心臓発作などの重篤な症状を起こす可能性もある。
タダラフィルを成分とする医薬品は、狭心症の薬である硝酸剤あるいは一酸化窒素 (NO) 供与剤 (ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド等) との併用により降圧作用が増強し、過度に血圧を下げる可能性があるため併用しないよう警告。

■関連情報
シンガポールHSAウェブページ (2020年2月10日、英語) →「HSA Alert: 'Tian Ma Tu Chung Seven Leave Ginseng', 'Perliere Mimi Pearl Cream', 'Impactra' Found to Contain Potent Medicinal Ingredients」
外国製健康食品の入手や個人輸入等についての注意事項等→「健康食品や医薬品、化粧品、医療機器等を海外から購入しようとされる方へ (厚生労働省作成2012年版) 」
健康食品に関する注意喚起情報→当サイト「最新ニュース」



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