特定保健用食品:商品詳細
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商 品 詳 細

商品イメージ

食品名

カップオリゴスイートエクストラ

形態:テーブルシュガー

内容量:56 g (4 g×14本)

製造あるいは販売者

日新製糖株式会社

住所:東京都中央区日本橋小網町14-1

電話番号:0120-341-310

許可された実際の表示

許可された年月

腸内のビフィズス菌を適正に増やし、おなかの調子を良好に保つ甘味料です。

平成9年10月23日 (許可番号:第146号)

適切な利用法

1日1本 (4 g、ガラクトオリゴ糖2 g含有) を目安としてご利用下さい。

利用上の注意事項

摂りすぎ、あるいは体質・体調によりおなかがゆるくなることがあります。

関与成分についての解説

【関与成分および作用機序】
【関与成分】
ガラクトオリゴ糖

【成分の特性】
難消化性の糖類

【作用・効果および機序】
健常成人に対し、ガラクトオリゴ糖として1日3 gを連続3週間摂取させ、糞便内菌叢および腐敗産物に及ぼす影響を調べた。その結果、糞便中のBifidobacterium菌数、占有率は増加した。Bacteroidaceaeは菌数、占有率とも減少した。糞便pHは低下傾向がみられ、糞便水分量は増加した。アンモニア、p-クレゾール、総芳香族系腐敗産物はそれぞれ減少し、インドール、スカトールは減少傾向がみられた。
 また、健常成人71名に対し、ガラクトオリゴ糖として1日7gを連続20日間摂取させ、排便回数等便通に及ぼす影響をアンケート方式により調べた。その結果、排便状態が改善したと回答した者は全体の35%であった。これは、摂取前の状態が便秘気味であると回答した者の50%であった。また、便秘気味被験者22名において1週間あたりの排便回数が増加した。
以上の結果から、ガラクトオリゴ糖の摂取により、便通・便性および糞便内菌叢が改善されることが明らかとなった (1) 。

出典:
(1) 福嶋ら、健康・栄養食品研究、5(1)、1−10、2002.

【関与成分の分析方法】
HPLC法

【関与成分の構造式】

安全性に関する評価

【ヒト試験】
研究1:
カップオリゴを、ガラクトオリゴ糖として0.071、0.142、0.284、0.425、0.567、0.709 g/kg体重経口摂取したときの消化器系に対する影響を、無作為割付による群間比較試験の形で検討した。試験区、対照区両群で排便時間の短縮、便の軟化傾向が見られた。水様便の発症を指標としたカップオリゴPの最大無作用量は0.4 g/kg体重 (ガラクトオリゴ糖として0.284 g/kg体重) 以上であると考えられた。これは、シロップタイプの製品であるカップオリゴH−70に換算すると 0.53 g/kg 体重以上に相当する。カップオリゴ摂取により放屁、腹部膨満感、グル音等の胃腸症状が認められたが、いずれも一過性であり、治療を要するものはなかったため、安全性が確認された (1) 。

出典:
(1) 中島ら、日本臨床栄養学会雑誌、16(1)、77−83、1994.

【動物・その他の試験】
研究1:
ラット雌雄各15匹を用い、4'-GL 8,000および16,000 mg/kgを強制的に経口投与した。投与日から14日間、死亡例の有無、一般状態ならびに糞、尿の肉眼的観察、体重測定を行った。15日目に麻酔下で屠殺し、病理解剖を行った。観察期間中にいずれの試験区においても死亡例は認められなかった。一時的な腹部膨満、一過性の下痢、軟便が見られた。病理学的検査における異常所見は観察されなかった。本試験条件下において4'-GLは急性毒性を示さなかった。なお、16,000 mg/kg の投与量で毒性が認められなかったことから、Loomisの毒性分類においては、"Relatively harmless"の範疇に入るものと判断する (1) 。

研究2:
ラット雌雄各15匹を用い、4'-GL syrup (固形分74%) 15および30 mL/kgを強制的に経口投与した。投与日から14日間、死亡例の有無、一般状態ならびに糞、尿の肉眼的観察、体重測定を行った。15日目に麻酔下で屠殺し、病理解剖を行った。投与5日目に1例が死亡したが原因は不明であった。一時的な腹部膨満、一過性の下痢、軟便が見られた。病理学的検査における異常所見は観察されなかった。本試験条件下において4'-GL Syrupの急性毒性は少ないものと判断された。なお、15 mL/kgの投与量で著明な毒性が認められなかったことから、Loomisの毒性分類においては、"Relatively harmless"の範疇に入るものと判断する (2) 。

研究3:
ラット雌雄各60匹を4群に分け、対照群、4'-GL 1,500、3,000および4,500 mg/kg/日投与群とし、26週間強制的に経口投与した。随時一般症状観察、尿検査、血液学的検査、血液生化学的検査を、また投与期間終了後に病理学的検査を行った。死亡例は見られなかった。雌雄の3,000および4,500 mg投与群で体重増加の抑制傾向、摂餌量の減少傾向、7週以後に軟便あるいは下痢便の排泄が認められた。本試験条件下での4'-GLの無影響量は1,500 mg/kg・体重と判断した (3) 。

研究4:
カップオリゴH−70 (ガラクトオリゴ糖含有液糖) の突然変異誘起性を調べるため、エームス試験を行った。本試験条件下におけるカップオリゴの突然変異誘起性は陰性であると結論した (4) 。

出典:
(1) 財団法人 食品薬品安全センター秦野研究所:4'-GLのラットにおける経口投与による急性毒性試験.1987.
(2) 財団法人 食品薬品安全センター秦野研究所:4'-GL Syrupのラットにおける経口投与による急性毒性試験.1987.
(3) 大滝ら、基礎と臨床、24(2)、437−461、1990.
(4) 財団法人 日本食品分析センター:試験報告書「変異原性試験」.1992.

有効性に関する評価

【ヒト試験】
研究1:
健常成人10名を対象とし、ガラクトオリゴ糖2 gを含む甘味料4 gを1日1回、3週間摂取させ、糞便内菌叢および糞便のpH、水分量を測定した。摂取期間中、糞便中のBifidobacterium菌数は増加、占有率で増加の傾向が見られた。また、Cl.perfringensは検出率の低下、菌数の減少がみられた。糞便pHは摂取期間中低下する傾向を示した。糞便水分量は平均値に変化はなかったものの、摂取期間中は数値の個人差によるばらつきが小さくなる傾向が認められた。便性については、兎糞 (カチカチ状) や泥状便の比率が減少し、有形便 (バナナ状) や有形軟便 (半練り状) の比率が増加した。また、排便感の改善、排便回数の増加、排便量の増加も認められた。したがってガラクトオリゴ糖を含む甘味料を摂取した場合、整腸作用が期待できる (1) 。

研究2:
ガラクトオリゴ糖1 gまたは3 g/日をそれぞれ3週間摂取させた。各摂取量について摂取開始から1週間目、3週間目および摂取中止期間中の糞便を採取し、糞便内菌叢、pH、水分量、酵素活性、腐敗産物、VFAを測定した。その結果、糞便中のBifidobacteriumは菌数、占有率とも増加し、Bacteroidaceaeは菌数、占有率とも減少した。また、ガラクトオリゴ糖3 g/日摂取中、糞便pHは低下、糞便水分量は標準偏差が小さくなった。ガラクトオリゴ糖1 g、3 g/日摂取中とも糞便中β-グルクロニダーゼ、β-グルコシダーゼ活性は低下した。ガラクトオリゴ糖3 g/日摂取によりアンモニア、フェノール、p-クレゾール、インドールはそれぞれ有意に減少した。また、酢酸の増加、i-吉草酸およびi-酪酸の減少が認められた (2) 。

研究3:
健康成人11名を被検者とし、ガラクトオリゴ糖2 g/日を20日間摂取させた。摂取前2回、摂取10日目および20日目、摂取中止15日後の糞便を採取し、糞便フローラおよび糞便のpH、水分量を測定した。その結果、摂取期間中Bifidobacteriumの占有率は増加し、中止後は摂取前のレベルに戻った。糞便pHには著しい変動は認められず、水分量はばらつきが小さくなる傾向が認められた。したがってガラクトオリゴ糖は2 g/日摂取によってもBifidobacteriumを選択的に増加させることが確認された (3) 。

出典:
(1) 玉井智:カップオリゴスイートエクストラの有効性試験.社内データ、1993.
(2) 玉井ら、応用糖質科学、41(3)、333−338、1994.
(3) 玉井ら、日本栄養・食糧学会誌、45(5)、456−460、1992.

【動物・その他の試験】
研究1:
ラットに6週間4'GLを摂取させ、分解酵素の誘導、体重増加、各臓器重量、血清および肝臓脂質の変化等、生体に及ぼす影響を調べた。4'GL摂取による分解酵素の誘導は認められなかった。盲腸重量、糞便量は摂取により増加した。この結果、4'GLは難消化性の糖質であることが明らかになった。4'GLを摂取した場合、消化吸収を受けずに大腸に到達することにより、Bifidobacteriumの増殖、それに伴なう整腸作用を発現すると考えられる (1) 。

研究2:
ラットに4'ガラクトシルラクトース (4'GL) を含む飼料を摂取させ、盲腸内の各菌群の総菌数に占める割合の変化を調べた。4'GL摂取中、Lactobacillusは摂取20日目に対照群の70.8%に対して43.0%まで減少した。またEnterobacteriaceaeは摂取10日目に対照群の10分の1にまで減少した。Bifidobacteriumは菌数が少ないため個体差が大きかったが、対照群の約35倍に増加した。構成する菌種や構成比がヒトとは異なるラット盲腸内フローラにおいても、4'GL摂取によりBifidobacteriumの増加、Enterobacteriaceaeの減少が認められた (2) 。

研究3:
ラットに4'GLを添加した飼料を与え、体重増加、摂食量、糞便重量を測定した。また、カルシウムの出納試験を行った。その結果、糞便重量は4'GL摂取量の上昇に伴って増加した。また、カルシウム保留率は4'GL摂取により有意に上昇した (3) 。

出典:
(1) K. OHTSUKA, et al., J.Nutr.Sci.Vitaminol., 36, 265-276, 1990.
(2) 大塚ら、ビフィズス、2、163-165、1990.
(3) 林ら、医学と生物学、120(5)、199-202、1990.

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