健康食品等の素材情報データベース

注意!(1) データの無断転用,引用、商用目的の利用は厳禁.(2) 以下の情報は現時点(最終更新日時)で調査できた素材の科学論文情報です. 実際に販売されている商品に以下の素材が含まれているとしても,その安全性・有効性がここに紹介した情報と一致するわけではありません.(3) 詳細情報として試験管内・動物実験の情報も掲載してありますが,この情報をヒトに直接当てはめることはできません.有効性については,ヒトを対象とした研究情報が重要です.(4) 医療機関を受診している方は,健康食品を摂取する際に医師へ相談することが大切です.「健康食品」を利用してもし体調に異常を感じたときは、直ぐに摂取を中止して医療機関を受診し,最寄りの保健所にもご相談下さい.

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項 目

内 容

名称

鶏肉抽出物 [英]Chicken extract [学名]-

概要

鶏肉抽出物は、ブイヨンなどの調味料の原材料として用いられるだけでなく、タウリンを多く含むことから滋養強壮に良いとされてきた。近年、カルノシンや、アンセリン、バレニン、ホモカルノシンなどのイミダゾールジペプチド (ヒスチジン含有ジペプチド) が注目され、健康食品に利用される素材である。


●有効性
俗に、「疲労回復によい」「運動パフォーマンスを向上させる」などと言われているが、人に対しては信頼できる十分な情報が見当たらない。


●安全性
通常の食事に含まれる量を摂取する場合はおそらく安全であるが、サプリメントなど濃縮物として摂取する場合の安全性に関して、信頼できる十分な情報は見当たらない。



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法規・制度

■食薬区分
「専ら医薬品として使用される成分本質 (原材料) 」にも「医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質 (原材料)」にも該当しない。

成分の特性・品質

主な成分・性質

・マウスではイミダゾールジペプチドの経口投与により、血液中のカルノシンやアンセリンの濃度が増加する(2002188139)(2003078520)。一方、ヒトでは、イミダゾールジペプチドを摂取しても血液中にカルノシンやアンセリンとしては検出されず、それらの構成成分のみが検出されている(2004154226)(2008181003)(2008181002)。

分析法

-

有効性








循環器・
呼吸器


調べた文献の中に見当たらない。


消化系・肝臓

調べた文献の中に見当たらない。

糖尿病・
内分泌

調べた文献の中に見当たらない。

生殖・泌尿器

調べた文献の中に見当たらない。

脳・神経・
感覚器

RCT
・健康な成人31名 (試験群14名、平均61.4歳、日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、鶏胸肉由来イミダゾールジペプチド (カルノシン:アンセリン=1:3) 500 mgx2回/日を3ヶ月間摂取させたところ、脳MRI画像による認知機能に関連する部位の活性に変化が認められた。一方、認知機能指標 (ADAS-cog、WMS-LM (即時想起、遅延想起) 、BDI) スコアに影響は認められなかった (PMID:26640437)
・健康な高齢者39名 (試験群19名、平均67.8±5.6歳、日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、鶏肉由来イミダゾールジペプチド(カルノシン:アンセリン=1:3) 500 mgx 2回/日を3ヶ月間摂取させたところ、認知機能テスト4種類6項目中1項目 (WMS-LM2 (遅延想起) スコア) のみで低下抑制、脳皮質領域の灌流量の増加が認められた。
・健康な高齢者84名 (試験群42名、平均69.4±5.9歳、日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、鶏肉由来イミダゾールジペプチド(カルノシン:アンセリン=1:3) 500 mgx 2回/日を6ヶ月間摂取させたところ、WMS-LM2 (遅延想起) スコアの低下抑制が認められた (PMID:26682691)

・健康な高齢者51名 (試験群26名、平均81±7.0歳、ポーランド) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、鶏胸肉由来イミダゾールジペプチド (カルノシン:アンセリン=1:2) 1 g/日を13週間摂取させたところ、運動機能指標8項目中1項目 (柔軟性) の改善、認知機能指標3種類11項目中1項目 (情報) の改善が認められた。一方、BMIに影響は認められなかった (PMID:24880197)

免疫・がん・
炎症

調べた文献の中に見当たらない。

骨・筋肉

調べた文献の中に見当たらない。

発育・成長

調べた文献の中に見当たらない。

肥満

調べた文献の中に見当たらない。

その他

RCT
・疲労を自覚している健康な成人207名 (日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、鶏胸肉由来イミダゾールジペプチド200 mg/日 (70名、平均41.7±8.2歳) または400 mg/日 (70名、平均41.0±10.0歳) を8週間摂取させたところ、400 mg/日摂取群においてのみ、疲労度 (VAS) の軽減が認められた。一方、疲労度評価指標 (Chalder fatigue scale) 、身体的パフォーマンス (10秒間ハイパワーテスト、PWCテスト) に影響は認められなかった (2009232959) 。





試験管内・
動物他での
評価

-



安全性

危険情報

<一般>
・通常の食事に含まれる量を摂取する場合はおそらく安全であるが、サプリメントなど濃縮物として摂取する場合の安全性に関して、信頼できる十分な情報は見当たらない。
<妊婦・授乳婦>
・通常の食事に含まれる量を摂取する場合はおそらく安全であるが、サプリメントなど濃縮物として摂取する場合の安全性に関して、信頼できる十分な情報は見当たらない。
<小児>
・通常の食事に含まれる量を摂取する場合はおそらく安全であるが、サプリメントなど濃縮物として摂取する場合の安全性に関して、信頼できる十分な情報は見当たらない。

禁忌対象者

調べた文献の中に見当たらない。

医薬品等との
相互作用

調べた文献の中に見当たらない。

動物他での
毒性試験

調べた文献の中に見当たらない。

AHPAクラス分類
及び勧告

-

総合評価

安全性

・通常の食事に含まれる量を摂取する場合はおそらく安全であるが、サプリメントなど濃縮物として摂取する場合の安全性に関して、信頼できる十分な情報は見当たらない。

有効性

(注:下記の内容は、文献検索した有効性情報を抜粋したものであり、その内容を新たに評価したり保証したりしたものではありません。)
・信頼できる十分な情報は見当たらない。

参考文献

(101) 機能性ペプチドの最新応用技術 CMC出版 有原圭三 監修
(PMID:26640437) Front Aging Neurosci. 2015 Nov 27;7:219.
(PMID:26682691) J Alzheimers Dis. 2015;50(1):149-59.
(2009232959) 薬理と治療. 2009;37(3): 255-263.
(PMID:24408989) J Appl Physiol (1985). 2014 Mar 1;116(5):553-9.
(PMID:24880197) Arch Gerontol Geriatr. 2014 Sep-Oct;59(2):485-90.
(2004154226) 体育学研究 2004;49:159-169.
(2008181003) 薬理と治療 2008;36(3):225-235.
(2008181002) 薬理と治療 2008;36(3):213-224.
(2002188139) 日本栄養・食糧学会誌 2002;55(2):73-78.
(2003078520) 日本栄養・食糧学会誌 2002;55(4):209-214.

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