特定保健用食品:商品詳細
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商 品 詳 細

商品イメージ

食品名

カルピス酸乳 アミールS

形態:清涼飲料水

内容量:200 mL,1 L

製造あるいは販売者

アサヒ飲料株式会社

住所:東京都墨田区吾妻橋1-1-21

電話番号:0120-378090

許可された実際の表示

許可された年月

本品は「ラクトトリペプチド」 (VPP、IPP) を含んでおり、血圧が高めの方に適した食品です。

2016年2月2日 (許可番号:第1607号)

適切な利用法

200 mL:1日1本を目安にお飲みください。1 L:1日200 mLを目安にお飲みください。

利用上の注意事項

本品は高血圧症の予防薬及び治療薬ではありません。体質によりまれにせきがでることがあります。その際は医師にご相談ください。高血圧症の治療を受けている方、妊娠中又は妊娠している可能性のある方、及び腎機能が低下している方は、医師とご相談の上、飲用してください。

関与成分についての解説

【関与成分および作用機序】
関与成分である「ラクトトリペプチド」は、Valine-Proline-Proline(VPP)、Isoleucine-Proline-Proline(IPP)という、アミノ酸3残基よりなる2種類のペプチド(1)の総称である。 
「ラクトトリペプチド」は、牛乳に含まれるタンパク質のひとつであるカゼインに由来し、もともとカゼインのアミノ酸配列の中に存在しているものである。「ラクトトリペプチド」は、微生物酵素の働きによりカゼインから切り出され、水溶性のペプチドとして生成されるが、哺乳類の消化管酵素によっては切り出されず、生成されないものと考えられている(2)
【作用・効果および機序】
アンジオテンシン変換酵素 (ACE) は、アンジオテンシンIを昇圧物質であるアンジオテンシンIIに変換することから、血圧調整に重要な役割を果たしている。2種類のトリペプチド (VPP、 IPP) からなる「ラクトトリペプチド」は、ACE阻害物質として、Lactobacillus helveticusとSaccharomyces cerevisiaeを含むスターターを用いた発酵乳より単離、同定された(1)。高血圧自然発症ラット (以下、SHR) に対して「ラクトトリペプチド」を含む発酵乳を添加した飼料および基礎飼料 (対照) を長期摂取させたところ、発酵乳群の血圧上昇は抑制され、対照群と比較して腹部大動脈のACE活性が低下した(3)。さらに、SHRおよびWistar-Kyotoラット (以下、WKY) に対して、「ラクトトリペプチド」を含む発酵乳および生理食塩水 (対照) を単回経口投与し、6時間後に各組織のACE活性を測定したところ、SHRの腹部大動脈のACE活性はWKYと比較して高く、発酵乳を投与したSHRの腹部大動脈のACE活性は生理食塩水を投与したSHRと比較して低かった。また、各組織からの「ラクトトリペプチド」の検出を試みたところ、発酵乳を投与したSHRの腹部大動脈より両ペプチドが検出された(4)。以上の結果より、「ラクトトリペプチド」は消化酵素による分解を受けずに吸収され、そのままの形で腹部大動脈に到達し、亢進したACE活性を抑制することにより、血圧降下作用をもたらすものと考えられる。
出典:
(1) J Dairy Sci., 78, 777-783 (1995)
(2) J Agric Food Chem., 56(3), 854-858 (2008)
(3) Biosci Biotech Biochem., 60(3), 488-489 (1996)
(4) Antihypertensive., 126, 3063-3068 (1996)

【関与成分の分析方法】
高速液体クロマトグラフ(HPLC)にて分析を行う。
 試料を遠心分離、フィルター等で前処理を行い試験溶液とする。定性試験として、試験溶液とラクトトリペプチド標準溶液を分析し、リテンションタイムにて同定する。定量試験としては、標準溶液により事前に求めた検量線に基づき、試験溶液中に含まれるラクトトリペプチド量を所定の計算式により求める。

安全性に関する評価

【ヒト試験】
研究1:
正常血圧者26名を無作為に2群に振り分け、プラセボ対照比較試験を行った。「ラクトトリペプチド(VPP、IPP)」 を含む酸乳飲料(1本100 mL、VPP 1.5 mg、IPP 1.1 mg含有) を1日1本8週間摂取させたところ、摂取前後の収縮期および拡張期血圧の変化は認められず、対照群との比較においても収縮期および拡張期血圧の変化は認められなかった。また、血液検査値に異常変動は認められなかった(1)
研究2:
軽症および中等症高血圧者30名を対象とした二重盲検試験において、試験飲料 (1本160 g、VPP 2.53 mg、IPP 1.52 mg含有) を1日1本、8週間の継続飲用を行った。その結果、血圧変化以外の指標 (心拍数、血液成分、尿成分の変化、および空咳、消化器症状など) に影響は見られなかった(2)
研究3:
 軽症高値血圧者106名を試験群、プラセボ群の2群に無作為に振り分け、それぞれ試験食 (1本150g、VPP 1.13mg、 IPP 0.74mg含有) を1日2本、12週間の継続飲用を行った。試験期間を通じて、副作用的症状や異常所見、検査値の異常変動は見られなかった(3)

出典:
(1) 日本臨床栄養学会雑誌、23(3), 26-31 (2001)
(2) 日本栄養・食糧学会誌、54(6), 347-354 (2001)
(3) 健康・栄養食品研究、7(1), 123-137 (2004)

【動物・その他の試験】
研究1:
チャイニーズ・ハムスターの培養細胞を用いる染色体異常試験(1)
研究2:
マウスを用いる小核試験(1)
研究3:
ラットにおける単回経口投与毒性試験(1)
研究4:
ラットにおける13週間反復経口投与毒性試験(1)

出典:
(1) 社内資料

その他の資料:
J Dairy Sci., 78, 1253-1257 (1995).

有効性に関する評価

【ヒト試験】
研究1:
軽症及び中等症高血圧者30名を試験群、プラセボ群の2群に無作為に割り付け、プラセボ対照比較試験を行った。それぞれ試験食(酸乳飲料1本160 g、VPP 2.53 mg、IPP 1.52 mg含有) 、プラセボ食を1日1本8週間継続的に摂取した。その結果、試験群においては、収縮期血圧が開始時に対して摂取2、4、6、8週間後に低下した。摂取4、6、8週間における試験群の収縮期血圧はプラセボ群に比べ低かった。拡張期血圧についても同様の傾向を認めた(1)

出典:
(1) 日本栄養・食糧学会誌、54(6), 347-354 (2001)

【動物・その他の試験】
研究1:
酸乳 (5mL/kg体重) および酸乳に相当するACE阻害活性量のVPP (0.6 mg/kg体重) 、IPP (0.3 mg/kg体重) を自高血圧自然発症ラット (SHR) へ単回経口投与すると、投与6〜8時間後に血圧値は低下した。投与24時間後には、投与前の血圧値に戻っていた。これら2種のトリペプチドの血圧降下作用は、5 mg/kg体重まで用量依存的であった(1)
研究2:
SHRに7週齢より「ラクトトリペプチド」を含む酸乳を添加した飼料を自由摂取させた。酸乳群では13週齢より血圧上昇が抑制される傾向が見られ、さらに2.5%酸乳群では対照群に比べ21週齢以降に低い血圧を示した。23週齢において2.5%酸乳群と対照群の各臓器アンジオテンシン変換酵素 (ACE) 活性を比較したところ、対照群に比べ2.5%酸乳群の腹部動脈ACE活性が低下していた(2)
研究3:
23週齢の高血圧自然発症ラット (SHR) および正常血圧Wistar-Kyotoラット (WKY) の腹部大動脈、肺、腎臓、心臓、脳を摘出し、各部位のACE活性を比較すると、SHRではWKYに比べ腹部大動脈ACE活性が10倍亢進していた。酸乳を投与すると、SHRでは、腹部大動脈ACE活性は減少した。一方、他の部位では変化なかった。また、WKYに酸乳を投与し同様にACE活性を測定したが、いずれの部位にも変化はなかった。VPP, IPPペプチドは、酸乳を投与したSHRの腹部大動脈の熱処理可溶化画分から検出された。一方、他の部位またはWKYのいずれの部位からも、両トリペプチドは検出されなかった(3)
出典:
(1) J Dairy Sci, 78, 1253-1257 (1995)
(2) Biosci. Biotech. Biochem., 60, 488-489 (1996)
(3) J. Nutr., 126, 3063-3067 (1996)

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