健康食品等の素材情報データベース

注意!(1) データの無断転用,引用、商用目的の利用は厳禁.(2) 以下の情報は現時点(最終更新日時)で調査できた素材の科学論文情報です. 実際に販売されている商品に以下の素材が含まれているとしても,その安全性・有効性がここに紹介した情報と一致するわけではありません.(3) 詳細情報として試験管内・動物実験の情報も掲載してありますが,この情報をヒトに直接当てはめることはできません.有効性については,ヒトを対象とした研究情報が重要です.(4) 医療機関を受診している方は,健康食品を摂取する際に医師へ相談することが大切です.「健康食品」を利用してもし体調に異常を感じたときは、直ぐに摂取を中止して医療機関を受診し,最寄りの保健所にもご相談下さい.

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項 目

内 容

名称

青汁 [英]Aojiru [学名]-

概要

青汁は、ケールオオムギ若葉、アシタバモロヘイヤなどの緑葉植物やクロレラを主な原材料とする、いわゆる健康食品の俗称であり、詳細な定義はない。市場には、粉末、液体、サプリメント形状などの青汁製品が販売されており、単一の素材を原材料とするものや複数の素材を混合したもの、その他の野菜や果物を含むものなど、その種類は多岐にわたる。ここでは、製品名を青汁と称するものについて扱う。ただし、単一素材を原材料とする製品については、それぞれの素材のページを参照こととする。


●有効性
俗に、「コレステロールや血圧を下げる」「ダイエット効果がある」などと言われているが、個々の製品によって原材料、含有成分等が異なるため、人における有効性は製品に依存する。


●安全性
サプリメントなど濃縮物として摂取する場合の安全性に関して信頼できる十分な情報が見当たらず、個々の製品によって原材料、含有成分等が異なるため、安全性は製品に依存する。ビタミンKを多く含有する製品があるため、ワルファリン (抗凝固薬) を服用している場合は注意が必要である。



コラム (一般の方向け) :「青汁の健康効果って?

▼他の素材はこちら



法規・制度

■食薬区分
「専ら医薬品として使用される成分本質 (原材料) 」にも「医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質 (原材料) 」にも該当しない。

成分の特性・品質

主な成分・性質

-

分析法

・市販の青汁製品中のビタミンKをHPLC法により分析した報告がある (PMID:16729670)

有効性








循環器・
呼吸器


調べた文献の中に見当たらない。


消化系・肝臓

調べた文献の中に見当たらない。

糖尿病・
内分泌

調べた文献の中に見当たらない。

生殖・泌尿器

調べた文献の中に見当たらない。

脳・神経・
感覚器

調べた文献の中に見当たらない。

免疫・がん・
炎症

調べた文献の中に見当たらない。

骨・筋肉

調べた文献の中に見当たらない。

発育・成長

調べた文献の中に見当たらない。

肥満

調べた文献の中に見当たらない。

その他

調べた文献の中に見当たらない。





試験管内・
動物他での
評価

-




安全性

危険情報

<一般>
・サプリメントなど濃縮物として摂取する場合の安全性に関して信頼できる十分な情報が見当たらず、個々の製品によって原材料、含有成分等が異なるため、安全性は製品に依存する。
・市販青汁製品の摂取者の2.4%で便秘や軟便などの有害事象が起こったというアンケート結果が報告されている (2009027815) 。
<妊婦・授乳婦>
・サプリメントなど濃縮物として摂取する場合の安全性に関して信頼できる十分な情報が見当たらず、個々の製品によって原材料、含有成分等が異なるため、安全性は製品に依存する。
<小児>
・サプリメントなど濃縮物として摂取する場合の安全性に関して信頼できる十分な情報が見当たらず、個々の製品によって原材料、含有成分等が異なるため、安全性は製品に依存する。
<被害事例>
・糖尿病、高血圧、慢性心不全、痛風、両側変形性膝関節症、慢性腎臓病 (ステージG4) のためカルベジロール、セララ、ロサルタンカリウム、ドキサゾシン、バイアスピリン、ダイアート、アロプリノール、グラクティブ服用中の74歳女性 (日本) が、青汁を300 mL/日 (カリウム5.5 mEq含有) を6週間摂取し、その後600 mL/日 (カリウム11 mEq含有) を2週間摂取したところ、下痢、嘔吐、血圧低下を呈し救急搬送された。高カリウム血症を伴う徐脈と診断され、加療により回復した。青汁の多量摂取による高カリウム血症が原因と考えられた (2020248714) 。
・63歳男性 (日本) が、健康のために青汁を摂取していたところ (摂取量不明) 、皮疹を生じ、医療機関を受診して経過観察していたが、約2ヶ月後に増悪。その1ヶ月後に他の医療機関を受診したところ、浮腫性紅斑、紅色丘疹が多数あり、紅皮症が認められた。DLSTにおいて青汁が陽性を示した (2014273862) 。

禁忌対象者

調べた文献の中に見当たらない。

医薬品等との
相互作用

<ヒト症例>
・糖尿病、脳梗塞後遺症、アルコール性肝障害、不眠症でアスピリン (解熱鎮痛剤) 、ファモチジン (消化性潰瘍治療薬:CYP1A基質) 、ブロチゾラム (催眠鎮静薬) 服用中の75歳男性 (日本) が、大量に青汁を摂取したところ (摂取量不明) 、眼前暗黒感、呼吸困難を生じ受診した。診察後の点滴中に心肺停止となり、心肺蘇生により心拍が再開した。低血圧、代謝性アシドーシス、高乳酸血症、肝腎機能障害、高カリウム血症を認め、加療したが死亡した。大量に摂取した青汁により高カリウム血症が悪化、致死性不整脈を生じた可能性が考えられた (2013071658) 。
<動物・試験管内>
・青汁に含まれる金属カチオンはフルオロキノロン類 (抗菌薬) とキレートを形成するため、フルオロキノロン類 (抗菌薬) の消化管吸収を阻害する可能性がある (2007331809) 。
<理論的に考えられる相互作用>
・市販の青汁製品にはビタミンKを多く含有する製品があるため、ワルファリン (抗凝固薬:CYP1A2、CYP2C9、CYP3A4) の抗凝血作用を低下させる可能性がある (PMID:16729670)

動物他での
毒性試験

調べた文献の中に見当たらない。

AHPAクラス分類
及び勧告

-

総合評価

安全性

・調べた文献の中に見当たらない。

有効性

(注:下記の内容は、文献検索した有効性情報を抜粋したものであり、その内容を新たに評価したり保証したりしたものではありません。)
・調べた文献の中に見当たらない。

参考文献

(2009027815) 医療薬学. 2008: 34(7);644-50.
(PMID:16729670) Shokuhin Eiseigaku Zasshi. 2006 Apr;47(2):85-8.
(2013071658) 香川県医師会誌. 2012; 65(特別): 79.
(2007331809) 医療薬学.2007;33(6):534-539.
(2020248714) 日本救急医学会関東地方会雑誌.2020;41(2):329-332.
(2014273862) 日本皮膚科学会雑誌. 2014;124(6):1172.

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