健康食品等の素材情報データベース

注意!(1) データの無断転用,引用、商用目的の利用は厳禁.(2) 以下の情報は現時点(最終更新日時)で調査できた素材の科学論文情報です. 実際に販売されている商品に以下の素材が含まれているとしても,その安全性・有効性がここに紹介した情報と一致するわけではありません.(3) 詳細情報として試験管内・動物実験の情報も掲載してありますが,この情報をヒトに直接当てはめることはできません.有効性については,ヒトを対象とした研究情報が重要です.(4) 医療機関を受診している方は,健康食品を摂取する際に医師へ相談することが大切です.「健康食品」を利用してもし体調に異常を感じたときは、直ぐに摂取を中止して医療機関を受診し,最寄りの保健所にもご相談下さい.

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項 目

内 容

名称

コケモモ [英]Alpine Cranberry、Cowberry、Foxberry、Mountain Cranberry [学名]Vaccinium vitis-idaea L.

概要

コケモモ (苔桃) は、北半球の寒帯に広く分布するツツジ科の常緑小低木で、高さ5〜20 cm程度に生長する。果実は酸味が強く、砂糖漬やジャムの原料に用いられることもある。

●有効性
俗に、「尿路の炎症によい」「痛風によい」「関節炎によい」などと言われているが、人に対しては信頼できる十分な情報が見当たらない。


●安全性
食品に含まれる量で摂取する場合はおそらく安全であるが、葉にアルブチンが含まれるため、コケモモ葉抽出物の長期摂取はおそらく危険である。コケモモに含まれるアルブチン、ハイドロキノンは変異原性や発がん性を示すため、妊娠中・授乳中の摂取はおそらく危険である。



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法規・制度

■食薬区分
・コケモモヨウ (コケモモ) 葉:「専ら医薬品として使用される成分本質 (原材料) 」に該当する。
・果実:「医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質 (原材料) 」に該当する。

■食品添加物
・一般食品添加物
 カウベリー色素 (アントシアニン/アントシアニン色素/果実色素/ベリー色素):着色料

成分の特性・品質

主な成分・性質

・コケモモ葉はアルブチン、メチルアルブチン (4〜6%) 、イソクエルシトリン、ヒペリン、タンニン (10%) 、ハイドロキノン、フェノール酸などを含む (29) (94) 。
・コケモモ実はフラボノイド類、フェノール酸、ビタミンC、マンガン、ケルセチンなどを含む (94) 。

分析法

・コケモモ中のフェノール類をHPLC-TOF/MS、HPLC-MS/MSで分析した報告がある (PMID:17177509)

有効性








循環器・
呼吸器


調べた文献の中に見当たらない。


消化系・肝臓

調べた文献の中に見当たらない。

糖尿病・
内分泌

調べた文献の中に見当たらない。

生殖・泌尿器

調べた文献の中に見当たらない。

脳・神経・
感覚器

調べた文献の中に見当たらない。

免疫・がん・
炎症

調べた文献の中に見当たらない。

骨・筋肉

調べた文献の中に見当たらない。

発育・成長

調べた文献の中に見当たらない。

肥満

調べた文献の中に見当たらない。

その他

調べた文献の中に見当たらない。





試験管内・
動物他での
評価

調べた文献の中に見当たらない。



安全性

危険情報

<一般>
・食品に含まれる量で摂取する場合はおそらく安全である (94) 。
・葉にアルブチンが含まれるため、コケモモ葉抽出物の長期摂取はおそらく危険である。葉を短期間摂取した場合の安全性については信頼できる十分な情報が見当たらない (94) 。
・葉は、国内では「専ら医薬品として使用される成分本質 (原材料) 」に区分される (30) ため、食品に使用することは認められていない。
<妊婦・授乳婦>
・葉に含まれるアルブチン、ハイドロキノンは変異原性をもつ可能性があるため、妊娠中・授乳中の摂取はおそらく危険である (94) 。
<小児>
・葉に含まれるハイドロキノンは肝機能障害を起こす可能性がある。そのため、12歳以下の小児が葉を摂取することはおそらく危険である (94) 。

禁忌対象者

調べた文献の中に見当たらない。

医薬品等との
相互作用

調べた文献の中に見当たらない。

動物他での
毒性試験

調べた文献の中に見当たらない。

AHPAクラス分類
及び勧告

・参考文献中に記載なし (22) 。

総合評価

安全性

・食品に含まれる量で摂取する場合はおそらく安全であるが、タンニンを豊富に含むため、大量に摂取すると吐き気、嘔吐が生じる可能性がある。
・コケモモ葉抽出物の長期摂取はおそらく危険である。
・妊娠中・授乳中、12歳以下の小児の葉の摂取はおそらく危険である。
・葉は、国内では「専ら医薬品として使用される成分本質 (原材料) 」に区分されるため、食品に使用することは認められていない。

有効性

(注:下記の内容は、文献検索した有効性情報を抜粋したものであり、その内容を新たに評価したり保証したりしたものではありません。)
・調べた文献の中に見当たらない。

参考文献

(22) メディカルハーブ安全性ハンドブック 第2版 東京堂出版 林真一郎ら 監訳
(29) 牧野和漢薬草大図鑑 北隆館
(30) 「医薬品の範囲に関する基準」 (別添2、別添3、一部改正について)
(34) 有用植物和・英・学名便覧 北海道大学図書刊行会 由田宏一
(35) 新訂 牧野新日本植物図鑑 北隆館
(80) 植物レファレンス事典 日外アソシエーツ
(94) Natural Medicines
(PMID:17177509) J Agric Food Chem. 2006 Dec 27;54(26):9834-42.

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