健康食品等の素材情報データベース

注意!(1) データの無断転用,引用、商用目的の利用は厳禁.(2) 以下の情報は現時点(最終更新日時)で調査できた素材の科学論文情報です. 実際に販売されている商品に以下の素材が含まれているとしても,その安全性・有効性がここに紹介した情報と一致するわけではありません.(3) 詳細情報として試験管内・動物実験の情報も掲載してありますが,この情報をヒトに直接当てはめることはできません.有効性については,ヒトを対象とした研究情報が重要です.(4) 医療機関を受診している方は,健康食品を摂取する際に医師へ相談することが大切です.「健康食品」を利用してもし体調に異常を感じたときは、直ぐに摂取を中止して医療機関を受診し,最寄りの保健所にもご相談下さい.

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名称

コーヒー、コーヒーノキ [英]Coffee [学名]Coffea arabica L.

概要

コーヒーは、エチオピア原産のアカネ科の植物。アフリカに自生し、熱帯各地で広く栽培されている。成熟果実を採取して精製後、焙煎し、熱湯で抽出したものが嗜好飲料として世界中で飲用されている。含有成分のカフェインについての情報は、該当の素材ページを参照のこと。


●有効性
俗に、「眠気覚ましによい」「ダイエットによい」「抗酸化作用がある」などといわれている。睡眠不足後の精神覚醒におそらく有効であり、また終日にわたる摂取は、注意力、認知力の低下予防におそらく有効である。その他の有効性については、情報の信頼性が高いとされる研究方法で検討した報告は見当たらない、もしくは現時点で十分ではない。


●安全性
適切に摂取する場合はおそらく安全であるが、カフェインを含むため、多量の摂取は危険性が示唆されている。カフェイン入りコーヒーの摂取により、頭痛、利尿、胃痛、神経過敏、嘔吐、不眠症、不安、興奮、耳鳴り、胸痛、心臓の期外収縮が起こる可能性がある。妊娠中、授乳中の摂取は、適量を摂取する場合、安全性が示唆されているが、多量の摂取は危険性が示唆されている。 出血性疾患患者、双極性障害患者、不安障害患者、統合失調症患者、てんかん患者、緑内障患者、尿失禁患者、骨粗鬆症患者、糖尿病患者、下痢症患者、過敏性腸症候群患者の摂取は注意が必要であるため、自己判断での多量摂取や、サプリメントなど濃縮物の摂取を控えること。



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