健康食品等の素材情報データベース

注意!(1) データの無断転用,引用、商用目的の利用は厳禁.(2) 以下の情報は現時点(最終更新日時)で調査できた素材の科学論文情報です. 実際に販売されている商品に以下の素材が含まれているとしても,その安全性・有効性がここに紹介した情報と一致するわけではありません.(3) 詳細情報として試験管内・動物実験の情報も掲載してありますが,この情報をヒトに直接当てはめることはできません.有効性については,ヒトを対象とした研究情報が重要です.(4) 医療機関を受診している方は,健康食品を摂取する際に医師へ相談することが大切です.「健康食品」を利用してもし体調に異常を感じたときは、直ぐに摂取を中止して医療機関を受診し,最寄りの保健所にもご相談下さい.

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名称

カンゾウ、甘草、リコリス [英]Licorice、Liquorice [学名]Glycyrrhiza glabra、Glycyrrhiza uralensis Fisch. Et DC.

概要

カンゾウはマメ科の多年生草本。薬用部位は根およびストロン (走茎) で、生薬名は「カンゾウ (甘草) 」。含有しているグリチルリチンは砂糖の50〜200倍の甘味があり、カンゾウエキスは既存添加物 (甘味料) としての使用が認められている。俗に、「慢性胃炎によい」「胃潰瘍や十二指腸潰瘍によい」「肝炎によい」などと言われており、消化不良の症状改善に対するカンゾウ製剤の有効性が示唆されているものの、健康食品素材としてのヒトでの有効性や安全性については調べた文献中に十分なデータが見当たらない。甘味料など食品添加物として通常の食事に含まれる量の摂取はおそらく安全であるが、多量に長期間摂取すると、血圧の上昇や重篤な低カリウム血症などを起こす可能性がある。また、妊婦の摂取は早産のリスクが増加するため、使用を避ける。授乳中の安全性については、十分に情報が得られていないため、使用を避ける。小児の使用も推奨できない。高血圧、肝機能障害、浮腫、重度の腎不全、低カリウム血症、浮腫を伴う心疾患、うっ血性心不全を持つひとは使用禁止。 カンゾウ中のフラボノイドの1種であるグラブリジンに着目し、「グラブリジン含有甘草抽出物」または「甘草由来グラブリジン」と呼ばれている原材料がある。これはカンゾウの疎水性抽出物をグラブリジン含有量で規定し、それらを中鎖脂肪酸の食用油に溶解したものである。水溶性の甘味成分であるグリチルリチンはほとんど含まず、カンゾウに含まれる疎水性物質とそれらを溶解した中鎖脂肪酸を含むため、従来のカンゾウと認識されている原材料とは異なる。この「グラブリジン含有甘草抽出物」は、「ダイエットによい」「筋肉増加によい」などと言われているが、ヒトでの有効性や安全性について十分なデータは見当たらない。その他、詳細については「すべての情報を表示」を参照。