健康食品等の素材情報データベース

注意!(1) データの無断転用,引用、商用目的の利用は厳禁.(2) 以下の情報は現時点(最終更新日時)で調査できた素材の科学論文情報です. 実際に販売されている商品に以下の素材が含まれているとしても,その安全性・有効性がここに紹介した情報と一致するわけではありません.(3) 詳細情報として試験管内・動物実験の情報も掲載してありますが,この情報をヒトに直接当てはめることはできません.有効性については,ヒトを対象とした研究情報が重要です.(4) 医療機関を受診している方は,健康食品を摂取する際に医師へ相談することが大切です.「健康食品」を利用してもし体調に異常を感じたときは、直ぐに摂取を中止して医療機関を受診し,最寄りの保健所にもご相談下さい.

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項 目

内 容

名称

フェルラ酸 [英]Ferulic acid、4-hydroxy-3-methoxycinnamic acid [学名]-

概要

フェルラ酸はイネ科植物の細胞壁に多く含まれているポリフェノールで、既存添加物 (酸化防止剤) としての使用が認められている。俗に、「がんを予防する」「認知症を予防する」と言われているが、ヒトでの安全性・有効性については調べた文献に十分なデータが見当たらない。その他、詳細については「すべての情報を表示」を参照。

法規・制度

・医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質 (原材料) (30) 。
・既存添加物 (酸化防止剤) としての使用が認められている。

成分の特性・品質

主な成分・性質

・トウモロコシ糠には3.1%のフェルラ酸が含まれる (PMID:16185284) 。分子量194.19。

分析法

・HPLC-UV (検出波長300 nm) により分析されている (PMID:15467248)

有効性








循環器・
呼吸器


調べた文献に見当たらない。


消化系・肝臓

調べた文献に見当たらない。

糖尿病・
内分泌

調べた文献に見当たらない。

生殖・泌尿器

調べた文献に見当たらない。

脳・神経・
感覚器

調べた文献に見当たらない。

免疫・がん・
炎症

調べた文献に見当たらない。

骨・筋肉

調べた文献に見当たらない。

発育・成長

調べた文献に見当たらない。

肥満

調べた文献に見当たらない。

その他

調べた文献に見当たらない。





試験管内・
動物他での
評価

・マウスにおいてAβ1-42や塩化トリメチルスズによる神経細胞損傷によりおこった記憶障害を改善した (PMID:15970368) (PMID:17420591)
・ストレプトゾトシンによって糖尿病を発症したマウスの、肝臓と睾丸の酸化的損傷を抑制した (2009144966) 。
・糖尿病ラット (ストレプトゾトシンで誘発) を用いた試験において、フェルラ酸70 mg/kgを含む食餌の28週間摂取は腎臓がんを悪化させた (PMID:20669956)
・X線を照射したマウスにおいて、生存率の向上と皮膚障害の防護効力が認められた (PMID:6502467)
・マウスにフェルラ酸経口投与すると、持久運動能力が向上した (PMID:19502723)

安全性

危険情報

<一般>
・信頼できる十分な情報が見当たらない。
<妊婦・授乳婦>
・信頼できる十分な情報が見当たらない。
<小児>
・信頼できる十分な情報が見当たらない。

禁忌対象者

調べた文献に見当たらない。

医薬品等との
相互作用

<試験管内・動物>
・in vitro試験 (ヒトCYPタンパク) において、フェルラ酸はCYP2B6、CYP2C9活性に影響を与えなかったが、CYP1A2、CYP2D6、CYP3A4活性を阻害した (PMID:17433521)

動物他での
毒性試験

1.LD50 (半数致死量)
フェルラ酸を投与:ラット経口2.4 g/kg (雄) 、2.1 g/kg (雌) (2001065140) 、マウス腹腔内194 mg/kg以上 (91) 。
2.無毒性量 (NOAEL)
フェルラ酸を投与:ラット経口557.6±117.6 mg/kg/日 (雄) 、717.4±221.6 mg/kg/日 (101) 。
3.最小中毒量 (TDLo)
フェルラ酸を投与:哺乳類経口9.6 g/kg (91) 。

AHPAクラス分類
及び勧告

-

総合評価

安全性

・調べた文献に見当たらない。

有効性

(注:下記の内容は、文献検索した有効性情報を抜粋したものであり、その内容を新たに評価したり保証したりしたものではありません。)
・調べた文献に見当たらない。

参考文献

(2001065140) 東京都立衛生研究所研究年報:2000:50:311-313
(2009144966) Zoological Science(0289-0003)2008:25(8): 854-860
(30) 「医薬品の範囲に関する基準」(別添2、別添3、一部改正について)
(91) Registry of Toxic Effects of Chemical Substances (RTECS)
(101) 調査研究報告書「既存添加物の安全性の見直しに関する調査研究」(平成21年3月)主任研究者 井上達
(PMID:16185284) J Invest Dermatol. 2005;125(4):826-32.
(PMID:15970368) Prog Neuropsychopharmacol Biol Psychiatry. 2005;29(6):901-7
(PMID:17420591) Biosci Biotechnol Biochem. 2007;71(4):1063-8.
(PMID:19502723) Biosci Biotechnol Biochem. 2009;73(6):1392-7.
(PMID:6502467) Yakugaku Zasshi. 1984;104(7):793-7
(PMID:20669956) J Agric Food Chem. 2010; 58(16):9273–9280.
(PMID:17433521) Toxicology. 2007 Jun 3;235(1-2):83-91.

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