健康食品をお使いの方へ 〜過剰摂取の危険性〜 (Ver.210609)

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健康食品をお使いの方へ 〜過剰摂取の危険性〜 (Ver.210609)



もくじ
■はじめに
■とりすぎ=過剰摂取とは?
■なぜ、健康食品では過剰摂取の注意が必要なの?
■サプリメントの過剰摂取による体調不良の例
■お薬を飲まれている方へ
■過剰摂取しないために
■まとめ



■はじめに
 健康食品の効果をより高めたいと、自己判断で飲む量を増やしたことはありませんか?
「健康食品は多くとった方が効果的」や「健康食品は食品だから多くとっても大丈夫」などと思うかもしれません。しかし、特定の成分を必要以上にたくさんとると、健康を害する場合があります。
 ここでは、健康食品を多くとることの危険性と、それを防ぐための注意点を紹介します。


■とりすぎ=過剰摂取とは?
 特定の食品や成分を必要以上に多くとることを、「過剰摂取」と言います。過剰摂取をすると、健康を害する場合があります。症状は、肌の赤み・かゆみ、お腹の不調などの比較的軽いものから、肝・腎機能障害などの重篤なもの、場合によっては命の危険につながるようなものまでさまざまです。


■なぜ、健康食品では過剰摂取の注意が必要なの?
 通常の食品には、それぞれ特有の味やにおい、嵩があり、ある程度の量を食べれば満腹になるため、食品をとり過ぎることによる特定成分の過剰摂取は比較的少ないと考えられます。
 一方、錠剤やカプセル、粉末、ドリンク剤型の健康食品 (いわゆるサプリメント) などは、少量で欲しい成分を手軽にとれる特徴があります。しかし、とったときの満腹感がないため、一度に多くの量をとることが手軽にできてしまいます。サプリメントは特定の成分が濃縮されているため、通常の食品よりもいっそう過剰摂取に注意が必要です。


■サプリメントの過剰摂取による体調不良の例
サプリメントを過剰摂取したことによる体調不良では、おなかの不調や脱水、腎臓や肝臓の異常、精神状態の異常、脳の出血など、さまざまな症状が報告されています。
 例えば、高カフェインの飲料をたくさん飲んだことで脈が速くなったり、吐き気、不安感などを生じたりした事例や海外では死亡事例も報告されています。また、カルシウム、ビタミンDのサプリメントを表示量より多くとり続けたことで腎臓のはたらきが悪くなった事例などがあります。
 このように、適度な量では何もなくても、自己判断で飲む量を増やしたことで体調不良を起こした報告が複数あり、過剰摂取の危険性を示しています。


■お薬を飲まれている方へ
 お薬の中には特定の食品との飲み合わせが悪いものがあります。また、通常の量ではお薬の効果に影響しない食品でも過剰にとることで、お薬の効果を弱めたり強めたりして体調に影響を与える可能性があります。食品成分を濃縮した健康食品では通常の食品に比べ、お薬との相互作用を起こす可能性が高くなっていますので、お薬を飲まれている方は、医師や薬剤師と相談するなど、健康食品の利用は慎重に検討しましょう。


■過剰摂取しないために
1. 健康食品を利用する場合、パッケージに書かれた摂取方法や目安量を守りましょう。効果が実感できない場合は身体に合ってない可能性が高いため、量を増やすのではなく、摂取をやめましょう。
2. 健康食品の使用状況(何を、いつ、どのくらいとったか)、その時の体調を記録しましょう。日々の体調の変化も見えやすくなります。(詳しくは「消費者向け:「健康食品手帳」の紹介」)
3. 複数の健康食品を同時に利用しないようにしましょう。同じ成分が入っていて知らない間に過剰摂取になったり、健康食品同士で相互作用を起こすこともあります。
4. 健康食品の利用に関して質問がある場合、医師や薬剤師、管理栄養士、健康食品のアドバイザリースタッフなど専門の知識を持った方に相談してください。


■まとめ
 健康食品、特にサプリメントは、手軽にとることができ、簡単に過剰摂取できてしまいます。「もっと効果を得たい」などの思いから飲む量を増やすと、効果どころか体に悪い影響が出ることもあります。
 自己判断でとる量を増やしたりせず、摂取方法や目安量を守り、体調の変化に気をつけるようにしましょう。また、健康に過ごすためには、バランスの良い食生活を心がけましょう。



■有効性と安全性に関する研究情報をまとめている「素材情報データベース」もあわせてご覧ください。
本ページでご紹介した過剰摂取による体調不良の事例 (各ページの「安全性」の項に記載しています)
カフェイン
カルシウム

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<国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所>




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