カスカラサグラダ (Cascara Sagrada) を含む製品による重度の中毒性肝炎の症例報告 (100106)

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■タイトル
カスカラサグラダ (Cascara Sagrada) を含む製品による重度の中毒性肝炎の症例報告 (100106)

■症例
デンマークで、カスカラサグラダ (Cascara Sagrada) を含む植物性医薬品を4週間摂取し、肝不全を伴う重度の中毒性肝炎と診断された1例の症例が報告されている。

■解説
カスカラサグラダ (Cascara Sagrada) (学名:Rhamnus purshiana) はクロウメモドキ科の植物で、日本では樹皮が「専ら医薬品として使用される成分本質 (原材料) 」とされている。刺激性潟下作用があり、腸閉塞や原因不明の腹痛、炎症を伴ういかなる腸の症状・状態 (虫垂炎、大腸炎、クローン病、過敏性腸症候群など) 、12歳以下の小児は使用禁忌との記載がある。また、8〜10日を超える長期の使用は不可とされている (22) 。

■対策
・利用歴を記録しておく

 いわゆる健康食品を利用する際には、その必要性を十分に検討し、「どのような食品を」「いつから」「どのくらいの量・頻度で」利用しているか、記録に残しておきましょう。
・体調に異常を感じたときには摂取を中止する
 独自の判断で「からだによい」と思っていても、個人の体質や摂取時の体調、また製品に問題があった場合などにより、上記のように予期せぬ健康被害が起きる可能性が否定できません。思い込みで摂取を継続したりせずに、異変を感じたら直ちに摂取を中止し、必要ならば医療機関を受診し、保健所にも相談してください。

■関連情報
外国製健康食品の入手や個人輸入等についての注意事項等→「健康食品や外国製医薬品、化粧品等と上手につきあうために」 (厚生労働省作成2006年版)
健康食品に関する注意喚起情報→当サイト「最新ニュース」

参考文献

(22)メディカルハーブ安全性ハンドブック 東京堂出版 林真一郎ら 監訳
(PMID:19925744)Ugeskr Laeger. 2009 Nov 9;171(46):3367-9.

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