健康食品等の素材情報データベース

注意!(1) データの無断転用,引用、商用目的の利用は厳禁.(2) 以下の情報は現時点(最終更新日時)で調査できた素材の科学論文情報です. 実際に販売されている商品に以下の素材が含まれているとしても,その安全性・有効性がここに紹介した情報と一致するわけではありません.(3) 詳細情報として試験管内・動物実験の情報も掲載してありますが,この情報をヒトに直接当てはめることはできません.有効性については,ヒトを対象とした研究情報が重要です.(4) 医療機関を受診している方は,健康食品を摂取する際に医師へ相談することが大切です.「健康食品」を利用してもし体調に異常を感じたときは、直ぐに摂取を中止して医療機関を受診し,最寄りの保健所にもご相談下さい.

画面を閉じる

項 目

内 容

名称

乳酸菌、ビフィズス菌など [英]Lactic acid bacteria、 Bifidobacteria [学名]Lactobacillus acidophilus、Lactobacillus delbrueckii、Bifidobacterium breve; Bifidobacterium longum など

概要

乳酸菌やビフィズス菌は、プロバイオティクスともよばれ、人間の腸内にすみつくことができる細菌 (いわゆる善玉菌) で、チーズやヨーグルトなどの発酵食品に多く含まれることでも知られている。


●有効性
俗に、「整腸作用がある」「免疫力を高める」などと言われているが、プロバイオティクスは成人の便秘、気道感染症の予防に、乳酸菌は腹痛、旅行者下痢症の予防、小児の下痢予防、小児のアトピー性疾患予防、妊娠中の糖尿病予防に、ビフィズス菌はロタウイルス性下痢予防に対して有効性が示唆されている。一方、プロバイオティクスは不安症、肥満に、乳酸菌は運動誘発性呼吸器感染症予防に、ビフィズス菌は乳児の発育に対して効果がないことが示唆されている。


●安全性
乳酸菌、ビフィズス菌は、適切に摂取する場合、おそらく安全である。妊娠中・授乳中の乳酸菌、ビフィズス菌の摂取は、安全性が示唆されている。免疫不全患者、短腸症候群患者、潰瘍性大腸炎患者、心弁膜症患者、腸閉塞リスクのある患者の摂取は注意が必要であるため、自己判断でのサプリメントなど濃縮物の摂取を控えること。



▼他の素材はこちら



法規・制度

■食薬区分
・乳酸菌 (Lactobacillus属/Streptococcus属) 菌体:「医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質 (原材料) 」に該当する。
・ビフィズス菌 (Bifidobacterium属) 菌体:「医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質 (原材料) 」に該当する。

■食品添加物
・一般飲食物添加物
 乳酸菌濃縮物 (乳酸菌):酵素
・天然香料基原物質リスト
 乳酸菌培養液が収載されている。

■特定保健用食品
・乳酸菌またはビフィズス菌を関与成分とし、「おなかの調子を整える」保健用途の表示ができる特定保健用食品が許可されている。
・乳酸菌を関与成分とし「内臓脂肪の気になる方に適する」保健用途の表示ができる特定保健用食品が許可されている。

成分の特性・品質

主な成分・性質

・乳酸菌は、糖類を発酵して乳酸をつくる菌類の総称 (103) 。

分析法

・発酵乳や乳酸菌飲料などに含まれるビフィズス菌の検出及び菌数測定には、非選択的培地として血液肝臓寒天培地 (BL培地) 2枚を用い、適宜希釈した検体の適当量を滴下、塗布し、嫌気性および好気性下、37℃、48時間培養後、発育した集落性状、菌形態、好気性発育の有無の検査により、ビフィズス菌の同定と菌数測定を行う (102) (103) 。
・腸内フローラのビフィズス菌同定には、菌属・菌種特異的プライマーを用いた定量的PCR法が用いられる (PMID:8837422)

有効性








循環器・
呼吸器


メタ分析
・2017年1月までを対象に6つのデータベースで検索できた無作為化比較試験26報 (検索条件:年齢≧18歳) について検討したメタ分析において、プロバイオティクスの摂取は、血中脂質 (TC) の低下と関連が認められたが、試験によるばらつきが大きかった (PMID:29384846)
・2012年3月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化プラセボ対照試験13報について検討したメタ分析において、プロバイオティック発酵乳の摂取は、収縮期 (13報) および拡張期 (12報) 血圧の低下と関連が認められた (PMID:23823502)
・2010年10月までを対象に4つのデータベースで検索できた無作為化比較試験11報について検討したメタ分析において、プロバイオティクスの摂取は血中脂質 (TC (11報) 、LDL-C (11報)) の低下と関連が認められた。一方、血中脂質 (HDL-C (10報) 、TG (10報)) に影響は認められなかった (PMID:21930366)

RCT:海外
・健康な成人男性38名 (平均42歳、フィンランド) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ対照試験において、プロバイオティクス (Lactobacillus rhamnosusとPropionibacterium freudenreichiiを各2×10(10) cfu含有) /日、4週間摂取させたところ、血中脂質 (TC、LDL-C、HDL-C、TG) に影響は認められなかった (PMID:18978162)
・過体重の中高年者156名 (オーストラリア) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、プロバイオティクス (Lactobacillus acidophilus La5 とBifidobacterium animalis subsp. lactis Bb12を 3.0×10(9) cfu/日以上含有) を含むヨーグルト (37名、平均68±9歳) 、カプセル (39名、平均65±7歳) または両方 (40名、平均68±8歳) を6週間摂取させたところ、いずれの群でも血圧、血中脂質に影響は認められなかった (PMID:25171898)
・妊娠後期の初産婦52名 (試験群26名、平均26.9±6.0歳、イラン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、シンバイオティクス (Lactobacillus sporogenes 1×10(7) cfu/g + イヌリン0.04 g/g含有) 18 g/日、9週間摂取させたところ、血中脂質 (TG、VLDL-C) の低下、グルタチオンの増加が認められた。一方、血中脂質 (TC、LDL-C、HDL-C、TC/HDL比) 、酸化関連マーカー (総抗酸化能) に影響は認められなかった (PMID:24271261)
・血圧が高めの成人36名 (試験群18名、平均40.5±11.7歳、メキシコ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactococcus lactis発酵乳150 mL/日を8週間摂取させたところ、収縮期血圧、拡張期血圧に影響は認められなかった (PMID:29428751)


消化系・肝臓

一般情報
・乳酸菌またはビフィズス菌を関与成分とし、「おなかの調子を整える」保健用途の表示ができる特定保健用食品が許可されている。

<便秘>
一般情報
・プロバイオティクスは、成人の便秘に対して有効性が示唆されている (94) 。
RCT:海外
・慢性便秘の小児59名 (5〜15歳、ブラジル) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化比較試験において、ヤギ乳ヨーグルト1 mL (Bifidobacterium longum 10(9) cfu/mL含有) /日を5週間摂取させたところ、排便頻度の増加、排便時の痛みや腹痛の減少が認められた (PMID:22025880)
・便秘症の成人90名 (試験群47名、平均31.8±9.4歳、マレーシア) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、発酵乳80 mL (L. casei Shirota 3.0×10(10) cfu以上含有) /日を4週間摂取させたところ、症状の評価、排便回数、便の性状、量に影響は認められなかった (PMID:23432408)

<下痢・腸炎>
一般情報
・乳酸菌は、小児の下痢の予防に対して有効性が示唆されている (94) 。
・乳酸菌は、旅行者下痢症の予防に対して有効性が示唆されている (94) 。
・ビフィズス菌は、ロタウイルス性下痢の予防に対して有効性が示唆されている (94) 。

メタ分析
・2018年2月までを対象に4つのデータベースで検索できた無作為化比較試験34報 (検索条件:年齢<18歳) について検討したメタ分析において、急性下痢症の未成年によるプロバイオティクスまたはシンバイオティクスの摂取は、下痢の期間 (27報) 、入院期間 (15報) 、3日間の排便回数 (7報) 、3日間続く下痢 (12報) 、発熱期間 (8報) 、嘔吐期間 (7報) の短縮と減少との関連が認められたが、いずれも試験によるばらつきが大きかった (PMID:31517810)
・2017年10月までを対象に5つのデータベースで検索できた無作為化比較試験6報について検討したメタ分析において、急性下痢症の小児 (<18歳) によるBacillus clausiiの摂取は、下痢の期間 (6報) および入院期間 (3報) の短縮と関連が認められた。一方、排便頻度 (4報) との関連は認められず、入院期間については試験によるばらつきが大きかった (PMID:30103531)
・2013年5月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化比較試験15報について検討したメタ分析において、Lactobacillus GGの摂取は、下痢の期間短縮 (11報) と関連が認められたが、排便量 (2報) 、入院期間 (4報) との関連は認められなかった (PMID:23841880)
・2012年12月までを対象に14のデータベースで検索できた無作為化比較試験11報について検討したメタ分析において、がん患者によるプロバイオティクス摂取は、有害事象共通用語規準 (CTCAE) における中等症以上の下痢の頻度 (3報) の低下、糞便中の腸内細菌科の数 (2報) の減少が認められた。一方、重症以上の下痢の頻度 (4報) 、止瀉 (レスキュー) 薬の服用 (3報) 、便の性状 (3報) との関連は認められなかった (PMID:24618152) 。※腸内細菌科=大腸菌・サルモネラ菌・赤痢菌などが属するグループのこと。
・4つのデータベースで検索できた無作為化比較試験20報について検討したメタ分析において、小児の下痢に対するプロバイオティクスの摂取は、下痢の期間 (19報) 、発熱期間 (4報) 、入院期間 (10報) の短縮と関連が認められたが、嘔吐の期間 (5報) や排便回数 (3報) には影響は認められなかった (PMID:22309079)

RCT:海外
・下痢症の男児148名 (6〜24ヶ月齢、試験群78名、インド) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、経口補水塩 (ORS) による治療とともにL. sporogenes (B. coagulans) 240×10(6) spores/日を含むタブレットを、回復するまで最長5日間、摂取させたところ、ORSおよび他の飲料の摂取量に差はなく、回復率、下痢の期間や頻度、量に影響は認められなかった (PMID:21332891)
・健康な成人男性39名 (試験群20名、平均23.9±1.4歳、オランダ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactococcus acidophilus 10(9) cfuを2週間摂取させた後、弱毒化毒素型大腸菌 (10(10) cfu) 摂取試験による糞便中ETEC排泄量、排便量、排便頻度、糞便および血中の免疫マーカー (カルプロテクチン、IgA、IgG、IgM) に影響は認められなかった (PMID:23930950)

<その他消化系>
一般情報
・乳酸菌は、腹痛に対して有効性が示唆されている (94) 。
・2015年8月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化プラセボ対照試験7報について検討したシステマティックレビューにおいて、健康な成人によるプロバイオティクスの摂取は、糞便中の細菌叢について1報でのみβ多様性 (個体間の種多様性) に変化が認められた。一方、菌種の豊富さ、均等度、α多様性 (個体内の種多様性) に影響は認められなかった (PMID:27159972)

メタ分析
・2012年12月までを対象に2つのデータベースで検索できた無作為化比較試験11報について検討したメタ分析において、プロバイオティクスの摂取は腸内通過時間の短縮 (11報) と関連が認められた (PMID:23922468)

RCT:海外
・健康な成人52名 (平均24±4歳、中国) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ対照試験において、Lactococcus paracasei subsp. paracasei LC01を10(10) cfu/日、4週間摂取させたところ、糞便中の Lactobacillus、Bifidobacterium、Roseburia intestinalisの菌数、酢酸、酪酸の増加、Escherichia coliの菌数、アンモニアの減少が認められた (PMID:24385355)

糖尿病・
内分泌

一般情報
・乳酸菌は、妊娠中の糖尿病予防に対して有効性が示唆されている (94) 。

RCT:海外
・メタボリックシンドロームの成人38名 (試験群19名、平均47.52±9.1歳、イラン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、シンバイオティクスカプセル (プロバイオティクス (Lactobacillus casei、Lactobacillus rhamnosus、Streptococcus thermophilus、Bifidobacterium breve、Lactobacillus acidophilus、Bifidobacterium longum、Lactobacillus bulgaricus) 2×10(8) cfu/個+フラクトオリゴ糖250 mg/個含有) ×2回/日を28週間摂取させたところ、糖代謝マーカー (空腹時血糖、インスリン) 、血中脂質 (TG、TC) の低下、HDL-Cの上昇、インスリン抵抗性 (HOMA-IR、QUICKI) の改善が認められた。一方、血中脂質 (LDL-C) に影響は認められなかった (PMID:24848793)
・過体重の中高年156名 (オーストラリア) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、プロバイオティクス (Lactobacillus acidophilus La5 とBifidobacterium animalis subsp. lactis Bb12を 3.0×10(9) cfu/日以上含有) を含むヨーグルト (37名、平均68±9歳) 、カプセル (39名、平均65±7歳) または両方 (40名、平均68±8歳) を6週間摂取させたところ、いずれの群でも糖代謝マーカー (インスリン、HbA1c) に影響は認められず、ヨーグルト群ではHOMA-IRの上昇、カプセル群では血糖の上昇が認められた (PMID:24569536)
・肥満の妊婦138名 (試験群63名、平均31.4±50歳、アイルランド) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、プロバイオティクスカプセル (Lactococcus salivarius 10(9) cfu/日含有) を妊娠24週〜28週の間に摂取させたところ、糖代謝マーカー (空腹時血糖、インスリン、HOMA-IR、C-ペプチド) に影響は認められなかった (PMID: 24646819)
・自身またはパートナーにアレルギー疾患の既往歴がある妊婦423名 (試験群212名、中央値34歳、ニュージーランド) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、プロバイオティクス (Lactobacillus rhamnosus HN001) 6×10(9) cfu/日を妊娠14〜16週目から出産後6ヶ月目まで摂取させたところ、妊娠糖尿病の発症リスク (International Association of Diabetes and Pregnancy Study Groups) に影響は認められなかった (PMID:28367765)

生殖・泌尿器

調べた文献の中に見当たらない。

脳・神経・
感覚器

一般情報
・不安症に対して効果がないことが示唆されている (94) 。

メタ分析
・2017年11月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化比較試験14報について検討したメタ分析において、プロバイオティクスの摂取は、不安の軽減 (14報) に影響は認められなかった (PMID:29924822)

RCT:国内
【機能性表示食品】 物忘れ症状がある中年成人60 名 (試験群31名、平均58.5±6.5歳、日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、朝食前にLactobacillus helveticus発酵乳190 g (ラクトノナデカペプチド2.4 mg含有) /日を8週間摂取させたところ、認知機能評価 (RBANS) の5項目中1項目 (注意) 、下位12項目中1項目 (符号) のスコアの上昇が認められた。一方、RBANSの総スコア、気分の評価 (POMS) に影響は認められなかった (PMID:28819993)
RCT:海外
自身またはパートナーにアレルギー疾患の既往歴がある妊婦423名 (試験群212名、中央値34歳、ニュージーランド) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、プロバイオティクス (Lactobacillus rhamnosus HN001) 6×10(9) cfu/日を妊娠14〜16週目から出産後6ヶ月目まで摂取させたところ、産後うつ (EPDS) 、不安度 (STAI) が改善した (PMID:28943228)

免疫・がん・
炎症

<アレルギー>
一般情報
・乳酸菌は、乳幼児および小児のアトピー性疾患の予防に対して有効性が示唆されている (94) 。

メタ分析
・2014年12月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化比較試験29報について検討したメタ分析において、妊娠中、授乳中、乳児期のいずれかまたは各期間通してのプロバイオティクス摂取は、子どもの湿疹 (15報) 、アトピー性皮膚炎のリスク低下 (11報) と関連が認められたが、いずれもばらつきが大きかった。一方、その他のアレルギー (喘息や喘鳴 (8報) 、食物アレルギー (3報) 、アレルギー性鼻炎 (5報) 、いずれかのアレルギー (3報)) との関連は認められなかった (PMID:26044853)
・2013年9月までを対象に1つのデータベースで検索できた無作為化プラセボ対照試験10報について検討したメタ分析において、妊娠中の母親または出生後の乳児によるプロバイオティクス摂取は、食物アレルギーリスク (10報) との関連は認められなかった (PMID:25264881)
・2013年8月までを対象に4つのデータベースで検索できた無作為化比較試験20報について検討したメタ分析において、妊娠中の母親または生後1年以内の乳児によるプロバイオティクス摂取は、子どもの喘息 (9報) 、喘鳴 (9報) 、下気道感染症 (6報) リスクとの関連は認められなかった (PMID:24304677)
・2013年3月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化プラセボ対照試験18報について検討したメタ分析において、妊娠・授乳中の母親または2歳未満の乳幼児におけるプロバイオティクス (14報) の摂取は、湿疹の発症リスク低下と関連が認められた。一方、プレバイオティクス (3報) との関連は認められなかった (PMID:23908398)
・2013年3月までを対象に5つのデータベースで検索できた二重盲検無作為化プラセボ対照試験25報について検討したメタ分析において、胎児と乳児期または乳児期のみのプレバイオティクスの摂取は、IgE濃度の低下 (9報) 、アトピー感作の減少 (15報) と関連が認められた。一方、喘息 (11報) リスクとの関連は認められなかった (PMID:23958764)
・2011年10月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化プラセボ対照試験18報について検討したメタ分析において、妊娠中または乳児期のプロバイオティクス摂取は、子どもの7歳時までのアトピー性皮膚炎 (13報) とIgE関連アトピー性皮膚炎 (10報) の発症リスク低下と関連が認められた (PMID:22441545)

RCT:国内
・スギ花粉症患者40名 (試験群21名、平均36.9±1.7歳、日本) を対象とした二重盲検プラセボ対照試験において、Lactobacillus GG ( >1.4×10(8)cfu/mL)とL. gasseri TMC0356 ( >1.0×10(8) cfu/mL) 入りの発酵乳を110 g/日、10週間摂取させたところ、自覚症状の5段階評価 (日本アレルギー学会による) で、くしゃみ、鼻水、かゆみに影響は認められなかったが、鼻づまりは軽減した (PMID:18977549)
RCT:海外
[乳児]
・アレルギーの家族歴がある乳児253名 (試験群127名、シンガポール) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、生後6ヶ月まで、プロバイオティクスミルク (Bifidobacterium longum 1×10(7) cfu/g、Lactococcus rhamnosus 2×10(7) cfu/g含有) を少なくとも60 mL/日摂取させたところ、12ヶ月齢までの湿疹、アトピー性皮膚炎の発症や、アレルギー感作 (プリックテスト) 、免疫マーカー (IgE) に影響は認められなかった (PMID:19134020)
・乳児153名 (試験群77名、オーストラリア) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactococcus acidophilus 3×10(9) cfu/日を生後6ヶ月間摂取させたところ、2.5歳時における皮膚炎およびその他のアレルギー発症リスクの低下に影響は認められなかった (PMID:18925885)
・喘鳴の経験とアトピーの家族歴のある乳幼児131名 (試験群65名、平均16.7ヶ月齢、ドイツ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactobacillus rhamnosus GGを10(10) cfu ×2回/日、6ヶ月間摂取させたところ、空気中アレルゲンへの感作低下が認められた。一方、炎症マーカー (総IgE、好酸球、好酸球カチオンタンパク質) 、アトピー性皮膚炎の重症度スコアに影響は認められなかった (PMID:20604800)
・乳児121名 (試験群59名、スウェーデン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactobacillus paracasei ssp paracasei F19を10(8) cfu/日、4〜13ヶ月齢の間摂取させたところ、8〜9歳時におけるアレルギー疾患リスク、IgE関連アレルギー疾患リスク、呼気中NO濃度、肺機能に影響は認められなかった (PMID:23895631)
[妊婦と新生児]
・妊婦278名 (試験群138名、平均29.97±3.84歳、ノルウェー) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、妊娠36週から出産後3ヶ月の母乳栄養期間中、プロバイオティクスミルク250 mL/日 (Lactobacillus rhamnosus GG 5×10(10) cfu、Bifidobacterium animalis subsp. Lactis Bb-12 5×10(10) cfu、 Lactobacillus acidophilus La-5 5×9(10) cfu含有) を摂取させ、子どもが2歳時に評価したところ、アトピー性皮膚炎の累積罹患率、非IgE関連アトピー性皮膚炎に低下が認められた。一方、IgE関連アトピー性皮膚炎、喘息、アトピー感作 (プリックテスト) に影響は認められなかった (PMID:20545688)
・新生児がアレルギーを発症するリスクの高い妊婦250名 (試験群125名、平均34歳、オーストラリア) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactobacillus rhamnosus GG 1.8×10(10) cfu/日を妊娠36週から出産まで摂取させたところ、子どもの1歳までの湿疹やアレルギーの発症リスクに影響は認められなかった (PMID:21121927)
・アトピー性疾患のある妊婦191名 (試験群95名、平均31歳、台湾) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactobacillus rhamnosus GGを10(10) cfu/日、妊娠24週から出産後6ヶ月まで摂取させたところ、出産時の母体のアレルギー症状評価に改善が認められた。一方、子どもの36ヶ月齢時までのアレルギー感作や発症リスクに影響は認められなかった (PMID:22925325)
・妊婦および新生児378組 (試験群187組、イギリス) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、母親に妊娠36週から出産まで、子どもには6ヶ月まで、プロバイオティクス (Lactobacillus salivarius CUL61、Lactobacillus paracasei CUL08、Bifidobacterium animalis subspecies lactis CUL34、Bifidobacterium bifidum CUL20、併せて10(10) 生菌数/日含有) を摂取させたところ、子どもが2歳時でのアトピー性皮膚炎の減少が認められた。一方、全体の皮膚炎のリスクに影響は認められなかった (PMID:24947281)
[妊婦とその子ども]
・アトピー性皮膚炎、アトピー性鼻炎、または喘息の家族歴のある妊婦とその子ども132名 (試験群64名、フィンランド) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactobacillus rhamnosus GG 1×10(10) cfu/日を、母親に出産2〜4週間前から出産まで、子どもに6ヶ月齢まで摂取させたところ、2歳時におけるアトピー性湿疹の減少が認められた。一方、3ヶ月齢、1歳時、2歳時の免疫マーカー (IgE) 、放射性アレルゲン吸着分析、アレルギー感作 (プリックテスト) に影響は認められなかった (PMID:11297958)
・アレルギーリスクの高い妊娠36週の妊婦891名 (試験群445名、30.8±4.8歳、フィンランド) とその子どもを対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactobacillus rhamnosus GG 5×10(9) cfu、Lactobacillus rhamnosus 5×10(9) cfu、Bifidobacterium breve 2×10(8) cfu、Propionibacterium freudenreichii 2×10(9) cfu 含有のカプセルを、母親には2回/日を出産まで、子どもには0.8 gのガラクトオリゴ糖を加えて1回/日を6ヶ月齢まで摂取させたところ、子どもにおける5歳時でのアレルギー性疾患 (湿疹、アトピー性湿疹、鼻炎、喘息) の発症リスクに影響は認められなかった (PMID:19135235)

<免疫>
一般情報
・プロバイオティクスは、気道感染症の予防に有効性が示唆されている (94) 。
・乳酸菌は、運動誘発性呼吸器感染症の予防に効果がないことが示唆されている (94) 。
・2012年9月までを対象に、5つのデータベースで検索できた無作為化プラセボ対照試験4報について検討したシステマティックレビューにおいて、小児のLactobacillus rhamnosus GGの摂取は、急性中耳炎 (4報) のリスクの低減、抗生物質による治療回数の減少 (4報) が認められた。一方、呼吸器感染症全体 (4報) のリスクとの関連は認められなかった (PMID:23665598)

メタ分析
・2016年4月までを対象に4つのデータベースで検索できた無作為化プラセボ対照試験23報について検討したメタ分析において、小児におけるプロバイオティクスの摂取は、気道感染症の疾患日数 (6報) 、発症数 (15報) 、学校の欠席日数 (8報) 減少との関連が認められたが、発症数、学校の欠席日数はばらつきが大きかった。一方、平均症状出現期間 (9報) に関連は認められなかった (PMID:27495104)
・2014年7月までを対象に9つのデータベースで検索できた無作為化比較試験12報について検討したメタ分析において、プロバイオティクスの摂取は急性上気道感染症の発症数 (6報) 、症状出現期間 (3報) 、抗生物質の使用人数 (3報) の減少が認められた。一方、発症率 (5報) に関連は認められなかった (PMID:25927096)

RCT:国内
[成人の上気道感染症]
・健康な成人100名 (試験群50名、平均43±10.5歳、日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactobacillus lactis JCM5805株配合飲料 (加熱死菌体約1,000億個含有) 500 mL/日を8週間摂取させたところ、免疫マーカー (pDC-CD86、pDC-HLA-DR) の発現上昇、インフルエンザウイルスH1N1に対する抗ウイルス因子5項目中1項目 (ISG15) の応答増加、QOL調査 (SF-8) の7項目中4項目 (鼻汁、鼻閉、関節痛、寒気) の累積発症日数の減少が認められた (2016175585) 。
・健康な成人213名 (試験群106名、30〜59歳、日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactobacillus lactis JCM5805株 10(11) cfu 含有ヨーグルト飲料100 mL/日を10週間摂取させたところ、インフルエンザ様症状の4項目中2項目 (咳、熱っぽさ) の累積日数の減少と、インフルエンザウイルスH1N1に対する抗ウイルス因子2項目中1項目 (ISG15) の応答増加が認められた。一方、インフルエンザ様症状または風邪の発症数、免疫マーカー (IFN-α) の応答に影響は認められなかった (PMID:26234407)
・健康な成人396名 (試験群191名、平均21.6±0.3歳、日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactobacillus lactis JCM5805配合カプセル (加熱死菌体約100億個含有) 1錠/日を12週間摂取させたところ、咽頭炎と咳の累積発現日数の減少、IFN発現レベルの上昇が認められた。一方、風邪やインフルエンザ様症状の累積罹患率、形質細胞におけるHLA-DR、好中球食細胞活性、NK細胞活性、唾液コルチゾール、遺伝子発現に影響は認められなかった (101) 。
・健康な成人38名 (試験群19名、平均39.1歳、日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactobacillus lactis JCM5805株10 (11) cfu配合ヨーグルト飲料 100 mL/日を4週間摂取させたところ、免疫マーカー (pDC-CD86、pDC-HLA-DR) の低下抑制、風邪症状の累積日数の減少が認められた。一方、免疫マーカー (IFN-α) に影響は認められなかった (PMID:24239838)
・健康な成人107名 (試験群54名、平均38.9±9.6歳、日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactobacillus lactis JCM5805株50 mg配合カプセル (加熱死菌体約1,000億個含有) 1錠/日を4週間摂取させたところ、免疫マーカー (唾液中のIgA) の増加、pDC-CD86の低下抑制、風邪様症状の4項目中1項目 (喉の痛み) 累積日数の減少が認められた。一方、免疫マーカー (好中球の食作用活性) 、インフルエンザウイルスH1N1に対する抗ウイルス因子 (IFN-α、IRF7、MX1、OAS1) 、H3N2に対する抗ウイルス因子 (IRF7、MX1、OAS1) の応答に影響は認められなかった (102) 。
・運動選手の男子大学生50名 (試験群26名、平均20.8±0.8歳、日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、運動トレーニングとともにLactobacillus lactis JCM5805株配合カプセル (加熱死菌体約1,000億個含有) 1錠/日を13日間摂取させたところ、免疫マーカー (pDC-CD86) の上昇、上気道感染症の症状4項目中2項目 (全体、くしゃみや鼻水) と全身症状の6項目中3項目 (体調、倦怠感、関節痛) の累計日数の減少が認められた。一方、上気道感染症の累積発症数、筋肉ダメージ、ストレスマーカー (CPK、LDH、アドレナリン、コルチゾール) 、免疫マーカー (pDC-HLA-DR、mDC-CD86、mDC-HLA-DR) に影響は認められなかった (PMID:30071871)

RCT:海外
[小児の感染症]
・健康な乳幼児285名 (試験群143名、平均10.0±0.8ヶ月齢、デンマーク) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、プロバイオティクス (Bifidobacterium animalis subsp lactisおよびLactobacillus rhamnosus 各10(9) cfu含有) を6ヶ月間摂取させたところ、感染症による保育所欠席日数、呼吸器および消化器感染症状発症回数および発症者数、医療機関受診回数に影響は認められなかった (PMID:28674113)
・8〜13歳の健康な子ども80名 (試験群40名、平均12±0.6歳、タイ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、冬季にLactobacillus acidophilus + Bifidobacterium bifidum (各10(9) 以上含有) を2回/日、3ヶ月間摂取させたところ、発熱、咳、鼻水、風邪による欠席のリスク低下が認められたが、嘔吐、下痢のリスク、および、抗生物質の利用頻度には影響は認められなかった (PMID:22507276)
・急性中耳炎リスクの高い乳幼児224名 (試験群112名、平均10.8±1.8ヶ月齢、フランス) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、プロバイオティクス (Streptococcus thermophiles 1×10(7) cfu/g、Streptococcus salivarius 2.5×10(7) cfu/g、Lactobacillus rhamnosus 1×10(7) cfu/g含有) とプレバイオティクス (Raftilose、Raftiline含有) を300〜360 mL/日、12ヶ月間摂取させたところ、急性中耳炎、下気道感染症のリスクや抗生物質による治療の必要性に影響は認められなかった (PMID:23429555)
・保育所に通所している幼児194名 (試験群97名、平均3.7±1.3歳、フィンランド) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactobacillus rhamnosus GGを平均10(8) cfu/日、28週間摂取させたところ、呼吸器症状の日数の減少が認められた。一方、鼻咽頭に存在するウイルス数およびウイルス性呼吸器感染症の発症数に影響は認められなかった (PMID:23794458)
・保育所に通う幼児599名 (試験群300名、平均4±1歳、ロシア) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、発酵乳 (Lactobacillus paracasei subsp paracasei 10 (10) cfu以上+Streptococcus thermophilus+Lactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus 10 (9) cfu以上含有) 100 g×2回/日を3ヶ月間摂取させたところ、感染症 (上気道、下気道、消化管) の発症回数、罹患期間、重症度、医薬品の利用回数および利用期間、欠席日数に影響は認められなかった (PMID:27168455)
[成人〜高齢者の呼吸器感染症]
・健康な大学生581名 (アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactobacillus helveticus R0052 (145名、平均20.0±0.1歳) 、Bifidobacterium bifidum R0071 (142名、平均19.8±0.1歳) 、Bifidobacterium longum ssp. Infantis R0033 (147名、平均19.8±0.1歳) (それぞれ3×10(9) cfu含有) を6週間摂取させたところ、Bifidobacterium bifidum R0071群で、風邪やインフルエンザ様症状の累積罹患率の減少が認められたが、健康な日には影響は認められなかった。一方、いずれの群も風邪やインフルエンザ様症状の期間に影響は認められなかった (PMID:25604727)
・高齢者施設に入居している健康な高齢者737名 (試験群375名、平均83.95歳、ベルギー) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、発酵乳65 mL (Lactobacillus casei Shirota 6.5×10(9) 以上含有) を2回/日、176日間摂取させ、21日目にインフルエンザ予防接種を受けさせたところ、呼吸器症状や気道感染の発症率、予防接種免疫応答に影響は認められなかった (PMID:22440853)
・高齢者施設に入居している健康な高齢者196名 (試験群100名、平均85.2±7.1歳、カナダ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactobacillus rhamnosus GG 10 (10) cfu含有カプセルを2カプセル/日、6ヶ月間摂取させたところ、インフルエンザを含むウイルス性呼吸器感染症、インフルエンザ様症状の発症、抗菌薬の処方、呼吸器疾患による受診または救急搬送、下気道感染症または肺炎の発症、これによる入院または死亡、全死亡のリスクに影響は認められなかった (PMID:29741754)
[成人〜高齢者のその他免疫]
・NK細胞機能の低い成人男性68名 (試験群34名、平均32±11歳、ドイツ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、プロバイオティクス飲料65 mL×3回/日 (Lactobacillus casei Shirota 1.95×10(10) cfu/日含有) を4週間摂取させたところ、NK細胞数、NK細胞活性、白血球貪食能などに影響は認められなかった (PMID:21430250)
・健康な高齢者25名 (試験群13名、62〜83歳、カナダ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Bifidobacterium lactis HN019を1.5×10(11) cfu×2回/日、6週間摂取させたところ、炎症マーカー (IFNα、PMN細胞の貧食能力) の増加が認められた。一方、PMN細胞の殺菌作用に影響は認められなかった (PMID:10713750)
・2型糖尿病性腎症患者40名 (試験群20名、平均56.9 ± 8.1歳、イラン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、食事指導とともに、豆乳 (Lactobacillus plantarum A7 2×10(7) cfu/mL含有) 200 mL/日を8週間摂取させたところ、血中IL-18、シアル酸、クレアチニン、尿中アルブミン/クレアチニン比の低下、eGFRの上昇が認められた (PMID:28174351)

骨・筋肉

調べた文献の中に見当らない。

発育・成長

一般情報
・ビフィズス菌は、乳児の発育に対して効果がないことが示唆されている (94) 。

メタ分析
・2012年6月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化比較試験3報について検討したメタ分析において、3ヶ月齢以下の乳児によるプロバイオティクス (Lactobacillus. reuteri) の摂取は、疝痛と関係した激しく泣く時間の減少と関連が認められたが、試験のばらつきが大きかった (PMID:24100440)
・2010年までを対象に13個のデータベースで検索できた無作為化比較試験25報について検討したメタ分析において、健康な満期出生児によるプレバイオティクス (12報) の摂取は男女とも体重増加 (8報) のみ関連が認められた。一方、身長や頭囲の増加に関連は認められず、シンバイオティクス (3報) 、プロバイオティクス (10報) の摂取との関連は認められなかった (PMID:23035863)

RCT:海外
・生後13週未満の夜泣きをする乳児167名 (試験群85名、平均7.5±2.9週齢、オーストラリア) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactobacillus reuteri DSM 179381×10(8) cfu/日を1ヶ月間摂取させたところ、むずかる時間/日の増加が認められた (PMID:24690625)
・1週齢未満の正期産新生児468名 (試験群238名、イタリア) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactobacillus reuteri DSM 17938を1×10(8) cfu/日、90日間摂取させたところ、激しく泣く時間、吐き戻し回数の減少、排便回数の増加が認められた (PMID:24424513)
・2回目の出産をした授乳婦75名 (試験群37名、平均27.1±4.8歳、イラン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、シンバイオティクス (プロバイオティクス (Lactobacillus casei PXN 37、Lactobacillus rhamnosus PXN 54、Streptococcus thermophilus PXN 66、Bifidobacterium breve PXN 25、Lactobacillus acidophilus PXN 35、Bifidobacterium longum PXN 30、Lactobacillus bulgaricus PXN 39) 2.0×10(8)/日+フラクトオリゴ糖394 mg/日含有) を30日間摂取させたところ、授乳婦の体重、BMI、エネルギー摂取量、および乳児の年齢体重比の低下抑制、哺乳時間の延長、乳児体重増加量の上昇が認められた。一方、乳児の年齢身長比に影響は認められなかった (PMID:23480276)

肥満

一般情報
・乳酸菌を関与成分とし「内臓脂肪の気になる方に適する」保健用途の表示ができる特定保健用食品が許可されている。
・プロバイオティクスは、肥満に対して効果がないことが示唆されている (94) 。

メタ分析
・2014年10月までを対象に39のデータベースおよびウェブサイトで検索できた無作為化比較試験6報について検討したメタ分析において、健康な成人によるヨーグルトの摂取は、体重 (3報) 、ウエスト径 (2報) 、体脂肪率 (2報) との関連は認められなかった (PMID:26443336)

RCT:国内
・BMI23以上30未満の健康な成人200名 (試験群100名、平均47.7±8.2歳、日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactobacillus amylovorus CP1563飲料500 mL (10-ヒドロキシオクタデカン酸1.44 mg含有) /日を18週間摂取させたところ、脂肪面積 (総脂肪、内臓脂肪) の減少とApoA1の上昇が認められた。一方、BMI、体重、皮下脂肪面積、ApoB、ApoB/ApoA1、血中脂質や糖代謝マーカーに影響は認められなかった (2019173916) 。

RCT:海外
・肥満の青少年50名 (試験群27名、平均12.9±1.0歳、デンマーク) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Lactobacillus salivarius LS-33を10(10) cfu/日、12週間摂取させたところ、体格 (体重、BMI、腹囲など) 、糖代謝マーカー (血糖、インスリン、HOMA-IR、C-ペプチド) 、血中脂質 (TC、LDL-C、HDL-C、TG、遊離脂肪酸) 、炎症マーカー (CRP、IL-6、TNF-α、糞便カルプロテクチン) に影響は認められなかった (PMID:22695039)
・肥満の未成年56名 (6〜18歳、試験群29名、平均10.75±2.49歳、イラン) を対象とした三重盲検無作為化プラセボ対照試験において、シンバイオティクスカプセル (Lactobacillus casei、Lactobacillus rhamnosus、Streptococcus thermophilus、Bifidobacterium breve、Lactobacillus acidophilus、Bifidobacterium longum、Lactobacillus bulgaricus 2.0×10(8) cfu/日+フラクトオリゴ糖含有) を8週間摂取させたところ、BMIのZスコア、ウエスト径、血中脂質 (TC、LDL-C、TG) の低下が認められた。一方、ウエスト/ヒップ比、HDL-Cに影響は認められなかった (PMID:23477506)

その他

RCT:海外
・1ヶ月齢の乳児96名 (試験群32名、フィンランド) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、Bifidobacterium lactis Bb12を10(10) cfu/日、平均14.9±6.7ヶ月間摂取させたところ、2歳時の口腔内ミュータンス菌レベルが低下した。一方、8ヶ月齢時および2歳時の口腔内 B. lactis Bb12レベル (PMID:22327347) 、4歳時の虫歯発生リスクに影響は認められなかった (PMID:23571819)
・う歯のない小児52名 (8〜10歳、トルコ) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ対照試験において、フルーツヨーグルト110 g (Bifidobacterium DN-173 010 (1×10(10) cfu/g) 含有) /日を2週間摂取させたところ、プラーク中のミュータンス菌数に影響は認められなかった (PMID:25571684)





試験管内・
動物他での
評価

-



安全性

危険情報

<一般>
・乳酸菌、ビフィズス菌は、適切に摂取する場合、おそらく安全である (94) 。
・乳酸菌の摂取により、発疹、かゆみ、胃腸障害、一過性のめまいを引き起こす可能性がある (94) 。
・プロバイオティクスの摂取により、鼓腸や膨満感を引き起こす可能性がある (94) 。
<妊婦・授乳婦>
・乳酸菌、ビフィズス菌は、安全性が示唆されている (94) 。
<小児>
・乳酸菌、ビフィズス菌は、適切に摂取する場合、おそらく安全である (94) 。
・2006年12月までを対象に、7つのデータベースで検索できた無作為化比較試験12報について検討したシステマティックレビューにおいて、プロバイオティクスの摂取は小児の湿疹の改善に影響はみられず、症状の悪化に関与する可能性が認められた (PMID:18843705)
・生後4日以内の乳児284名を対象とした二重盲検無作為化比較試験において、Bifidobacterium Longum 1.29×10(8) cfu/100 mL、Lactobacillus rhamnosus 6.45×10(8) cfu/100 mL、ガラクトオリゴ糖+短鎖フラクトオリゴ糖 (9:1) 0.4 g/100 mLを含む調製乳やB.Longum 2.58×10(8) cfu/100 mL、Lactobacillus paracasei 2.58×10(8) cfu/100 mL、ガラクトオリゴ糖+短鎖フラクトオリゴ糖 (9:1) 0.4 g/100 mLを含む調製乳を4ヶ月齢まで摂取させたところ、体重や身長等成長に影響はなく、安全に利用できた (PMID:18469260)
<病者>
・免疫不全患者は、乳酸菌、ビフィズス菌の摂取により病原性感染症を引き起こす可能性がある (94) 。
・短腸症候群患者は、乳酸菌の摂取により病原性感染症を引き起こす可能性がある (94) 。
・潰瘍性大腸炎患者は、乳酸菌性菌血症を引き起こす可能性があるため、重症の患者は注意が必要である (94) 。
・腸閉塞リスクのある患者は、ビフィズス菌性菌血症を引き起こす可能性があるため、注意して使用する必要がある (94) 。
・心弁膜症患者は、感染性心内膜炎になる可能があるため、外科的手術の前には摂取を中止すること (94) 。

<被害事例:国内>
・腸閉塞のため小腸切除の手術歴があり、短腸症候群のため3歳時よりロペラミド (止痢整腸薬) 、タンニン酸アルブミン、Bifidobacterium、4歳時よりBifidobacteriumの代わりにラクトミン (整腸薬) 1 g/日を服用していた5歳の女児 (日本) が、貧血治療のための鉄剤による下痢悪化のためラクトミンを2 g/日に増量して2週間摂取したところ、四肢の運動失調、意識障害を生じた。短腸症候群による炭水化物の吸収不良と、乳酸菌由来のD-乳酸を原因とする乳酸アシドーシスと診断され、ラクトミンの摂取中止と加療により改善した (PMID:19917522)
・臍帯ヘルニアがあり帝王切開にて誕生した乳児 (在胎期間37週2日、出生時体重2,060 g、日本) が、出生4時間後に臍帯ヘルニアの手術を行い、術後2日目からプロバイオティクス製品 (Bifidobacterium breve含有) を12日間投与されたところ、投与8日目よりB. breveによる敗血症を起こし、投与中止により改善した (PMID:20303445)
・日常的に乳製品を摂取していた急性骨髄性白血病の31歳男性 (日本) が、抗がん剤使用初日より発熱、7日目には高熱、口蓋および下唇のアフタ、潰瘍、歯肉炎を生じた。炎症部位からLactobacillus rhamnosus GGが検出されたことから、乳製品中のL. rhamnosus GGが原因の感染症と診断され、治療による白血球数の回復により改善した(PMID:25115834)

<被害事例:海外>
・遺伝性出血性末梢血管拡張症で、細菌感染による複数回の入院歴がある60代後半の男性 (イタリア) が、敗血症性ショックによる入院時より腸の活動異常と下痢のためにプロバイオティクス7製品 (うち3製品にLactobacillus rhamnosusを含む) を摂取していたところ、発熱、寝汗、全身倦怠感が継続し、L. rhamnosusによる感染性心内膜炎と診断され、加療により改善した (PMID:29390976)
・HIV感染患者で肺移植を受けた56歳男性 (アメリカ) が、移植1日後からプロバイオティクス治療 (Lactobacillus rhamnosus GG含有) を受けたところ、水溶性の下痢が続き、術後5週間頃に右肺にL. rhamnosus GG感染による蓄膿が見つかった (PMID:21040283)
・潰瘍性大腸炎で副腎皮質ステロイドおよびインフリキシマブ (リウマチ治療薬) を服用中の17歳男性 (アメリカ) が、Lactobacillus rhamnosus GGを10×10(9) cell/カプセル/日を1週間摂取したところ、発熱、紅潮、悪寒などを呈し、摂取したプロバイオティクスによる菌血症と診断された (PMID:23426446)
・マントル細胞リンパ腫で造血幹細胞移植を受けた69歳男性 (アメリカ) がLactobacillus acidophilusによる敗血症を起こし、それまで食べていたプロバイオティクスヨーグルト6〜8カップ/日の摂取を中止したところ、改善した (PMID:22890287)
・24歳女性 (ポーランド) が、大動脈弁置換術の際の抗生物質による胃腸症状予防のため、3種のLactobacillus rhamnosusを1×10(10) cfu×2回/日または2×10(9) cfu×3回/日、術前の6週間投与されたところ、L. rhamnosusによる敗血症を起こした (PMID:21848974)
・極低出生体重の早産児3名 (スイス) が、壊死性腸炎予防のためにプロバイオティクス製品 (Bifidobacterium longum、Lactobacillus Acidophilus含有) を6〜14日間投与されたところ、B.longumによる菌血症を起こした (PMID:25402825)
・帝王切開にて誕生した超低体重出生児 (在胎期間27週5日、出生時体重600 g、ドイツ) が、出生9日目からプロバイオティクス製品 (Bifidobacterium. infantis、Lactobacillus. Acidophilus含有) を10日間投与されたところ、Bifidobacterium属による敗血症を起こし、投与中止により改善した (PMID:22058179)
・急性B細胞リンパ芽球性白血病で化学療法を受け、腹部不快感や便秘を訴えていた2歳男児 (スロベニア) が、腹部膨張、疝痛を伴う容体の悪化を生じ、プロバイオティクス製品 (Lactobacillus spp.、Bifidobacterium longum含有) の摂取 (摂取量、期間不明) が関連したBifidobacterium breveによる敗血症と診断された (PMID:26291071)
・前立腺がん、ヘルニア、僧帽弁閉鎖不全、高血圧、双極性障害の既往歴があり、プロバイオティクスを毎日摂取していた77歳男性 (フランス) が、鉄欠乏性貧血の検査のため大腸内視鏡検査を受けた後に寒気を生じた。症状は一度収まったが、1ヶ月後に再発したため受診したところ、Lactobacillus. paracaseiによる感染性心内膜炎と診断された (PMID:23622954)
・冠動脈疾患を伴う活動性潰瘍性大腸炎の64歳女性 (イタリア) が、継続する発熱と重篤な下痢を生じたためメチルプレドニゾロン (副腎皮質ホルモン製剤) 、メサラジン (炎症性腸疾患治療薬) 、抗生物質による治療を受け、一度は回復したものの再発。血液培養にてメシチリン耐性Staphylococcus epidermidis、Candida albicansを検出したため、バイコマイシン、フルコナゾール (抗真菌薬) 、プロバイオティクス (Lactobacillus rhamnosus GG 6×10 (9) cfu/日を含む) を処方され回復したが13日後に再発。C. albicansに加えてL. rhamnosusが検出されたことから、摂取したプロバイオティクスによる菌血症と考えられた (PMID:26024568)
・出生時体重970 gの早産児 (オーストラリア) が腸形成術を受けた7日後からプロバイオティクス製品 (Bifidobacterium bifidum、Lactobacillus Aciophilus含有) を45日間投与されたところ、Lactobacillus rhamnosusによる敗血症を生じた。投与された製品からL. rhamnosusが検出されたことから、プロバイオティオティクス製品による敗血症と診断され、加療により改善した (PMID:26780534)
・糖尿病、高血圧、末期腎疾患の既往歴がある82歳女性 (アメリカ) が、クロストリジウム・ディフィシール大腸炎と診断され、メトロニダゾール (原虫用薬) の服用とともにプロバイオティクス (Lactobacilli含有) を2週間摂取したところ、全身性虚弱、倦怠感、摂食障害、微熱、悪心、嘔吐を生じ、プロバイオティクスとの関連が疑われる肝膿瘍および菌血症と診断された (PMID:27863462)
・2型糖尿病、高血圧、高コレステロール血症のため、グリクラジド、メトホルミン、オメプラゾール (消化性潰瘍治療薬) 、シタグリプチン 、シンバスタチンを服用中の65歳女性 (イギリス) が、プロバイオティクス飲料を1日1本以上摂取していたところ (摂取期間不明) 、傾眠、食欲不振、嘔吐、悪寒を生じて医療機関を受診し、低血圧、頻脈、発熱、右上腹部痛、炎症マーカー (CRP) および肝機能マーカー (AST、ALT) の上昇、急性腎機能障害が確認された。CT検査で肝腫瘍が認められ、加療によって改善した。患部廃液および血液培養でLactobacillus paracaseiが陽性となり、プロバイオティクス飲料に含まれていたL. paracaseiを原因とする敗血症による肝機能障害と診断された (PMID:28903972)
・HIV感染患者の51歳男性 (アメリカ) が、肝疾患及び腹部症状を改善する目的でプロバイオティクス高含有ヨーグルトを2〜3サービング/日、約1週間摂取したところ、上腹部痛、えん下痛を生じ、Lactobacillus acidophilusによる菌血症と診断された (PMID:26130690)
・ホジキン病で化学療法とカテーテル留置術受療歴のあるエイズ患者の38歳男性(アメリカ)が、医薬品のLactobacillus acidophilus含有製剤を3回/日、3週間服用したところ、発熱、断続的な悪寒、頸部の有痛性腫脹、肺動脈血栓塞栓症を呈し、免疫低下状態でのプロバイオティクス摂取による菌血症と診断された (PMID:16595054)
・2014年4月から2015年8月までにノルウェーで超早産児として出生した290名が、壊死性腸炎予防のためプロバイオティクス製品 (Bifidobacterium longum 10 (9) +Lactobacillus acidophilus 10 (9) /個含有) を出生1週目より1/2〜1個/日投与されたところ、3名がB. longumを原因とする菌血症を発症した (PMID:27532215) 。個々の症例は以下のとおり。
1) 生後8日の男児が、敗血症、血圧低下を生じ抗菌薬による治療を開始したが翌日より消化器症状 (腹部膨満、消化不良、摂食困難) を発症し、回腸穿孔、腸管壊死が認められた。加療により改善した。
2) 生後12日の男児が、無呼吸、徐脈、体温不安定となり、プロバイオティクスの中止と加療により改善した。
3) Enterococcus faecalisによる菌血症の既往歴がある女児が、治癒後にプロバイオティクスの投与を継続していたところ、生後46日に血圧低下、代謝性アシドーシス、続発性イレウスを発症したが、プロバイオティクスの中止と加療により改善した。

禁忌対象者

調べた文献の中に見当らない。

医薬品等との
相互作用

<ヒト試験>
・健康な女性21名 (平均24.3歳、スウェーデン) を対象とした単盲検クロスオーバー無作為化プラセボ対照試験において、鉄5 mg/日とともにLactobacillus plantarum 299vを2日間摂取させたところ、1.3×10(9) cfu/日 (10名) 摂取では鉄吸収率の増加が認められたが、1.7×10(10) cfu/日 (11名) 摂取では影響が認められなかった (PMID:26428277)
<理論的に考えられる相互作用>
・乳酸菌、ビフィズス菌と抗生物質との併用は、乳酸菌、ビフィズス菌の効果を低下させる可能性がある (94) 。
・乳酸菌と鉄含有食品との併用は、鉄の吸収が高まるため、鉄過剰になる可能性がある (94) 。
・プロバイオティクスと免疫抑制剤との併用は、感染症を引き起こす可能性がある。また、プロバイオティクスの免疫賦活作用により免疫抑制剤の作用を減弱させる可能性がある (94) 。

動物他での
毒性試験

調べた文献の中に見当らない。

AHPAクラス分類
及び勧告

-

総合評価

安全性

・乳酸菌、ビフィズス菌は、適切に摂取する場合、おそらく安全である。
・乳酸菌の摂取により、発疹、かゆみ、胃腸障害、一過性のめまいを引き起こす可能性がある。
・プロバイオティクスの摂取により、鼓腸や膨満感を引き起こす可能性がある。
・妊娠中・授乳中の乳酸菌、ビフィズス菌の摂取は、安全性が示唆されている。
・免疫不全患者、短腸症候群患者、潰瘍性大腸炎患者、心弁膜症患者、腸閉塞リスクのある患者の摂取は注意が必要であるため、自己判断でのサプリメントなど濃縮物の摂取を控えること。
・特定保健用食品では個別に製品ごとに安全性が評価されている。

有効性

(注:下記の内容は、文献検索した有効性情報を抜粋したものであり、その内容を新たに評価したり保証したりしたものではありません。)
・特定保健用食品では個別に製品ごとに有効性が評価されているが、その他の情報においては、情報の信頼性が高いとされる研究方法で検討した報告は見当たらない、もしくは現時点で十分ではない。

参考文献

(PMID:8837422) Appl Environ Microbiol. 1996 Oct;62(10):3668-72.
(PMID:11297958) Lancet 2001 Apr 7;357(9262):1076-9
(PMID:10713750) Eur J Clin Nutr 2000 Mar;54(3):263-7
(PMID:7717739) Arch Dis Child 1995 Jan; 72(1):51-3
(PMID:8862696) Ann Nutr Metab 1996;40(3):137-45
(PMID:9144122) J Pediatr Gastroenterol Nutr 1997 Apr;24(4):399-404
(PMID:11349938) J Am Coll Nutr 2001 Apr;20(2 Suppl):149-56
(PMID:18925885) Allergy. 2008 Nov;63(11):1481-90.
(PMID:18469260) Am J Clin Nutr. 2008 May;87(5):1365-73.
(PMID:18977549) Int J Food Microbiol. 2009 Jan 15;128(3):429-34.
(PMID:18843705) Cochrane Database Syst Rev. 2008 Oct 8;(4):CD006135.
(PMID:18978162) J Am Coll Nutr. 2008 Aug;27(4):441-7.
(PMID:19135235) J Allergy Clin Immunol. 2009 Feb;123(2):335-41.
(PMID:20545688) Br J Dermatol. 2010 Sep;163(3):616-23.
(PMID:19134020) Clin Exp Allergy. 2009 Apr;39(4):571-8.
(PMID:21430250) J Nutr. 2011 May;141(5):978-84.
(PMID:21332891) Trop Med Int Health. 2011 May;16(5):555-61.
(PMID:21121927) Allergy. 2011 Apr;66(4):509-16.
(PMID:20604800) Clin Exp Allergy. 2010 Sep;40(9):1398-405.
(PMID:22025880) World J Gastroenterol. 2011 Sep 14;17(34):3916-21.
(PMID:21922877) Trop Gastroenterol. 2011 Apr-Jun;32(2):128-32.
(PMID:21930366) Nutr Metab Cardiovasc Dis. 2011 Nov;21(11):844-50.
(PMID:21040283) Transpl Infect Dis. 2010 Dec;12(6):561-4.
(PMID:22440853) Am J Clin Nutr. 2012 May;95(5):1165-71.
(PMID:22441545) Epidemiology. 2012 May;23(3):402-14.
(PMID:22327347) Caries Res. 2012;46(1):69-77.
(PMID:22309079) Inflamm Allergy Drug Targets. 2012 Feb;11(1):3-14.
(PMID:23035863) Nutr J. 2012 Oct 4;11:81.
(PMID:22695039) J Pediatr Gastroenterol Nutr. 2012 Dec;55(6):673-8.
(PMID:22925325) Clin Exp Allergy. 2012 Sep;42(9):1386-96.
(PMID:22136660) Pediatr Allergy Immunol. 2012 May;23(3):255-8.
(PMID:23958764) Pediatrics. 2013 Sep;132(3):e666-76.
(PMID:23426446) J Clin Gastroenterol. 2013 May-Jun;47(5):437-9.
(PMID:22507276) Pediatr Int. 2012 Oct;54(5):682-7.
(PMID:23571819) Caries Res. 2013;47(5):364-72.
(PMID:23823502) Br J Nutr. 2013 Oct;110(7):1188-94.
(PMID:24271261) Lipids. 2014 Feb;49(2):155-61.
(PMID:23895631) Allergy. 2013 Aug;68(8):1015-20.
(PMID:24304677) BMJ. 2013 Dec 4;347:f6471.
(PMID:23665598) Indian Pediatr. 2013 Apr;50(4):377-81.
(PMID:22890287) Bone Marrow Transplant. 2013 Mar;48(3):461-2.
(PMID:23432408) J Gastroenterol Hepatol. 2013 Jul;28(7):1141-7.
(PMID:24100440) JAMA Pediatr. 2013 Dec;167(12):1150-7.
(PMID:23429555) Pediatr Infect Dis J. 2013 Aug;32(8):810-4.
(PMID:23922468)World J Gastroenterol. 2013 Aug 7;19(29):4718-25.
(PMID:24690625) BMJ. 2014 Apr 1;348:g2107.
(PMID:23841880) Aliment Pharmacol Ther. 2013 Sep;38(5):467-76.
(PMID:24848793) Br J Nutr. 2014 Aug;112(3):438-45.
(PMID:23480276) Int J Food Sci Nutr. 2013 Sep;64(6):711-4.
(PMID:23477506) Int J Food Sci Nutr. 2013 Sep;64(6):687-93.
(PMID:24385355) J Microbiol. 2013 Dec;51(6):777-82.
(PMID:23794458) J Med Virol. 2013 Sep;85(9):1632-8.
(PMID:24424513) JAMA Pediatr. 2014 Mar;168(3):228-33.
(PMID:25171898) Nutr Metab Cardiovasc Dis. 2015 Jan;25(1):46-51.
(PMID:23930950) Br J Nutr. 2014 Feb;111(3):465-73.
(PMID:24947281) Arch Dis Child. 2014 Nov;99(11):1014-9.
(PMID:24569536) Eur J Clin Nutr. 2014 Apr;68(4):447-52.
(PMID:25264881) Chin Med Sci J. 2014 Sep;29(3):144-7.
(PMID:23908398) J Int Med Res. 2013 Oct;41(5):1426-36.
(PMID:25402825) Neonatology. 2015;107(1):56-9.
(PMID:24646819) Am J Clin Nutr. 2014 Jun;99(6):1432-9.
(PMID:25571684) J Clin Pediatr Dent. 2014 Summer;38(4):329-32.
(PMID:20303445) J Pediatr. 2010 Apr;156(4):679-81.
(PMID:21848974) Clin Microbiol Infect. 2011 Oct;17(10):1589-92.
(PMID:22058179) Arch Dis Child Fetal Neonatal Ed. 2012 May;97(3):F217-8.
(PMID:26291071) Emerg Infect Dis. 2015 Sep;21(9):1674-5.
(PMID:23622954) Med Mal Infect. 2013 Apr;43(4):171-3.
(PMID:26428277) Br J Nutr. 2015 Oct;114(8):1195-202.
(PMID:26443336) Int J Obes (Lond). 2015 Oct 7.
(94) Natural Medicines
(PMID:27159972) Genome Med. 2016 May 10;8(1):52.
(PMID:26044853) J Allergy Clin Immunol. 2015 Oct;136(4):952-61.
(PMID:25115834) Int J Hematol. 2014 Dec;100(6):607-10.
(PMID:26024568) Infection. 2015 Dec;43(6):777-81.
(PMID:26780534) Neonatology. 2016;109(3):186-9.
(PMID:27863462) BMC Gastroenterol. 2016 Nov 18;16(1):138.
(PMID:28367765) Br J Nutr. 2017 Mar;117(6):804-813.
(PMID:28903972) BMJ Case Rep. 2017 Sep 13;2017. pii: bcr-2016-218423.
(PMID:28674113) Pediatrics. 2017 Aug;140(2). pii: e20170735.
(PMID:26130690) Int J STD AIDS. 2016 Nov;27(13):1223-1230.
(PMID:29390976) BMC Infect Dis. 2018 Feb 1;18(1):65.
(PMID:16595054) Int J STD AIDS. 2006 Apr;17(4):280-2.
(PMID:29384846) Medicine (Baltimore). 2018 Feb;97(5):e9679.
(PMID:27532215) Emerg Infect Dis. 2016 Sep;22(9):1664-6.
(PMID:27168455) J Pediatr Gastroenterol Nutr. 2016 Nov;63(5):534-543.
(PMID:28943228) EBioMedicine. 2017 Oct;24:159-165.
(PMID:30103531) Nutrients. 2018 Aug 12;10(8). pii: E1074
(PMID:29924822) PLoS One. 2018 Jun 20;13(6):e0199041.
(PMID:19917522) Brain Dev. 2010 Sep;32(8):691-4.
(PMID:29428751) J Dairy Sci. 2018 Apr;101(4):2819-2825.
(201973916) 薬理と治療 2018 46(9) 1601-12
(PMID:25927096) Cochrane Database Syst Rev. 2015 Feb 3;(2):CD006895.
(PMID:27495104) Medicine (Baltimore). 2016 Aug;95(31):e4509.
(PMID:25604727) Br J Nutr. 2015 Feb 14;113(3):426-34.
(2016175585) 薬理と治療. 2015; 43(10): 1465-72.
(PMID:26234407) Br J Nutr. 2015 Sep 14;114(5):727-33.
(101) Journal of Functional Foods 2016; 24: 492-500
(PMID:24239838) Clin Immunol. 2013 Dec;149(3):509-18.
(102) Journal of Functional Foods 2017; 35: 513-521.
(PMID:30071871) J Int Soc Sports Nutr. 2018 Aug 2;15(1):39.
(PMID:31517810) Medicine (Baltimore). 2019 Sep;98(37):e16618.
(PMID:29741754) J Am Geriatr Soc. 2018 Jul;66(7):1346-1352.
(103) 新櫻井総合食品事典
(PMID:28819993) Int J Food Sci Nutr. 2018 May;69(3):369-376.
(PMID:24618152) Ann Oncol. 2014 Oct;25(10):1919-29.
(PMID:28174351) Iran J Kidney Dis. 2017 Jan;11(1):36-43.

© National Institutes of Biomedical Innovation, Health and Nutrition. All Rights Reserved.