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糖尿病・ 内分泌
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RCT
・2型糖尿病患者66名 (平均61.3歳、アメリカ) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ対照試験において、試験食 (炭水化物110 g、脂質12 g、タンパク質18 g) とともにサラシア (Salacia oblonga) 抽出物240 mgまたは480 mgを摂取させたところ、糖代謝マーカー (摂取後180分までの血糖ピーク値、血糖AUC、インスリンピーク値、インスリンAUC) 上昇の抑制が認められた (PMID:17616771) 。
・健康な成人39名 (平均25.7±0.9歳、アメリカ) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ対照試験において、炭水化物150 gを含む高炭水化物食を3日間摂取後、試験食 (炭水化物75.4 g、脂質14 g、タンパク質20 g) とともにサラシア (Salacia oblonga) 抽出物500、700、1,000 mgを単回摂取させたところ、1,000 mg群で糖代謝マーカー (摂取後90分の血糖、摂取後120分のインスリン、血糖AUC、インスリンAUC) 上昇の抑制が認められた。一方、500 mg群では摂取後30分に急激な血糖上昇が認められた (PMID:15635348) 。
・健康な成人43名 (平均23.5±0.6歳、アメリカ) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ対照試験において、炭水化物≧150 gを含む高炭水化物食を3日間摂取後、試験食 (炭水化物82 g、脂質14 g、タンパク質20 g) とともにサラシア (Salacia oblonga) 抽出物1,000 mgを単回摂取させたところ、糖代謝マーカー (摂取後45分、60分、90分、120分の血糖、摂取後60分、90分、120分、150分のインスリン) 上昇の抑制が認められた (PMID:15975493) 。
・糖尿病前症かつ軽度〜中等度の脂質異常症の男女29名 (インド) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験において、生活習慣指導とともにサラシア (Salacia reticulata) 葉抽出物 (11名、平均43.00±1.53歳) または根皮抽出物 (9名、平均51.66±3.56歳) を500 mg/日、6週間摂取させたところ、葉抽出物群で空腹時血糖値、根皮抽出物群で空腹時血糖値および血中脂質 (LDL-C) が低値を示した。一方、血中脂質 (TC、VLDL-C、HDL-C、TG) 、経口糖負荷試験 (OGTT) に影響は認められなかった (PMID:23767865) 。
・空腹時血糖が高めの成人または2型糖尿病患者62名 (平均50.1±9.3歳、日本) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ対照試験において、サラシア (Salacia reticulata) 抽出物150 mg含有飲料を単回摂取させ、おにぎり (約523 kcal) を摂取させたところ、糖代謝マーカー (摂取30〜120分後の血糖、摂取30、60、120分後のインスリン) の上昇抑制が認められた (2011017544) 。
・空腹時血糖が高めの成人または2型糖尿病患者62名 (試験群31名、平均50.3±9.1歳、日本) を対象とした二重盲検無作為プラセボ対照試験において、サラシア (Salacia reticulata) 抽出物150 mg含有飲料×2回/日、12週間摂取させたところ、糖代謝マーカー (HbA1c、空腹時血糖、グリコアルブミン、インスリン) に影響は認められなかった (2011017544) 。
・健康な成人男性35名 (平均34.08±6.5歳、インド) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ対照試験において、砂糖75 gとともにサラシア (Salacia chinensis) 根エタノール抽出物200 mg、300 mg、500 mgを単回摂取させたところ、300 mg摂取、500 mg摂取で糖代謝マーカー (摂取後180分までのインスリンAUC) の低下が認められた。一方、血糖AUCに影響は認められなかった (PMID:27803937) 。
・健康な成人27名 (18〜45歳、インド) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ対照試験において、サラシア (Salacia chinensis) 根茎水アルコール抽出物1,000 mgを摂取した後、高炭水化物食 (600 kcal) を単回摂取させたところ、糖代謝マーカー (摂取後90分の血糖) 上昇の抑制が認められた。一方、糖代謝マーカー(摂取後30分、60分、120分、180分の血糖)に影響は認められなかった (PMID 24124287) 。
・健康な成人32名 (平均45.4±10.1歳、日本) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化比較試験において、米飯250 gとともにサラシア (Salacia reticulata) 茎熱水抽出物 (サラシノール0.5 mg含有) 含有食を摂取させたところ、糖代謝マーカー (摂取後120分の血糖、摂取後60分、90分、120分のインスリン、血糖AUC、血糖Cmax、インスリンAUC) 上昇の抑制が認められた。一方、糖代謝マーカー (インスリンCmax) に影響は認められなかった (2018212370) 。
・空腹時血糖値が高めの成人32名 (平均51.1±9.2歳、日本) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ対照試験において、米飯200 g (炭水化物69.4 g) とともに、サラシア (Salacia chinensis) 幹熱水抽出物 (ネオコタラノール0.221 mg含有) を摂取させたところ、糖代謝マーカー (摂取後30分の血糖、摂取後30分、120分のインスリン、摂取後3時間までの血糖AUC、インスリンAUC) 上昇の抑制が認められた (2010330488) 。
・過体重または肥満の成人48名 (平均32±12歳、アメリカ) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ対照試験において、食事 (275kcal、炭水化物50%) とともに、サラシア (Salacia chinensis) 300 mgもしくは500 mgを単回摂取させたところ、いずれも糖代謝マーカー (血糖AUC、インスリンAUC) 低下、食欲の抑制 (アミリンAUC低下、ペプチドYY上昇) が認められ、300 mg摂取においてグレリン上昇が認められた。一方、500 mg摂取で摂取90分後の食欲指標4項目中1項目 (空腹度) の上昇が認められた (PMID:28805670) 。
・健康または空腹時血糖値が高めの成人48名 (平均46.0±9.0歳、日本) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ比較試験において、サラシア抽出物含有飲料15 mL (サラシノール28.95μg 含有) を摂取させた直後に負荷食 (米飯200 g、ふりかけ1 g) を摂取させたところ、糖代謝マーカー (摂取30分後の血糖、摂取後120分までの血糖AUC) の上昇抑制が認められた (2008136851) 。
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